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ゆっくり戻るよ!

VIPルームに備え付けられているキッチンから包丁で食材を切る音が聞こえる。
大男が視線をそちらに向けると・・・成人女性サイズの色っぽい妖精さんが裸エプロンと呼ばれるロマン溢れる格好をしていた。
エプロンの他には、ピンクと白が美しい縞々のパンツだけしか履いておらず、その後ろ姿が妙にそそられるものがある。
そこには大男の理想の女性像が存在し、妖艶なのに輝くばかりの神秘さすら感じた。
この荒廃した地上世界へと来てから、心休まる時間が妖精さんを見ている時だけという状況になりつつあった大男の理性は軽く吹き飛び

「おお・・・俺はっ・・・!俺はっ・・・!巨乳の妖精さんが好きだぁっー!嫁になってくれぇっー!世界で一番愛してるーっ!」

朝から、新婚夫婦がよくやる夜の営みをウルトラーフィーバー超絶ビックマグナムの高スペックで開始するために、大男は裸エプロンの妖精さんへと向けて突撃すると・・・眼が覚めた。
そこには身長10cmサイズの妖精さんが着替え中であり、現在はピンクと白のラインが美しい縞々パンツだけだった。
何もない空間から洋服やパンツが出し入れされている謎の現象が繰り広げられ、ここに存在するのは可愛らしさしかない妖精さんの御着替えシーンだけである。
大男は数分ほど思考を停止して着替えを眺めた事で、妖精さんに向けていた視線に気づかれ、妖精さんが怒りを含んだムッとした顔で

「旦那っ!駄目ですのぜっ!私が天女のように美しいからって欲情しちゃ駄目ですぜっ!」

「誰が10cmサイズの女の子に欲情するかぁっー!成人女性サイズになってから、その発言をしろー!
放射能の影響で成人女性サイズになれぇっー!お願いだからなってくれぇー!」












第5話   人間の真似事をする豚は、美味しい豚肉だぁっー!

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「ブヒイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!(待ってください。私は紳士なオークです。)
ブヒイイイイイイイイイイイ!!!!(あなたに惚れました。私達の子供を作ってください。)
ブヒっ!ブヒイイイイイイっ!!!(何故か、人間の女性達は泣いてしまう。)」

この世界で一般的な二足歩行の豚モンスター
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大男達が住んでいる集落から西に100kmほど移動した先に、オーク達の集落が存在する。オークは豚が二足歩行していて、肉が豚肉のように美味しい事でモヒカン達に好評なモンスターさんだ。
ただ、メスのオークが生まれないので、人間の女性相手に求愛する事が多いところが問題点だが・・・この集落のリーダーであるオークキングさんは、元はゲームのプレイヤーなので人語を話すことができ、普通にお見合い制度を用いて、オークは人間の女性と結婚しているので全く問題がない平和な村である。
そんなオークキングさんは集落で一番大きい木造の民家から、可愛らしい美人のお嫁さんと、その子供達に見送られて、畑仕事に行こうとしている。
お嫁さんのお腹が大きく膨らんでいるので、近い内に10人目の子供が生まれそうだ。

「あなた、お仕事頑張ってくださいね。」

「今日も朝から畑仕事にいくブヒィっ!お嫁さんと子供達のためにも頑張るブヒィッ!」

家族に尊敬の眼差しとともに見送られたオークキングさんは、道中で出会うオークとその嫁達と短い挨拶を交わし、尊敬の念を受けまくっている。
この荒廃した世界で、それなりの安全を確保し、凶悪なモヒカン達を撃破し、レイプをせずに結婚している時点で偉大な人格者なのだ。
この家族とともに分かち合える幸せに、オークキングさんも神的な存在に感謝し、今日も元気良く働こうとしている。

(思えば、大変な道ノリだったブヒィ。核戦争で死亡して豚になってからの人生が大変だったブヒィ。)

長年の苦労により、畑の野菜は大事な子供、土も努力の結晶であり、この集落は彼のウルトラスーパーベストプレイスである。
語尾のブヒブヒつく所は治せなかったが、昼間は淑女のように清楚で、夜は娼婦のような淫乱な巨乳のお嫁さんをゲットしているので超絶リア充という奴なのだ。
今日も鉄製の鍬を持って、自分で耕した広大な畑に行こうとすると・・・オークキングさんの平穏な日常を崩壊させるドカーンという爆発音が連続して、集落の外壁の方角から鳴り響いている。

「ブヒ?敵襲ブヒっ?」

モヒカン達に襲われ慣れているので、状況をすぐに把握しようとすると、すぐに複数のバイクの音が聞こえた事でモヒカン達が襲来したという事が簡単にわかった。
鉄製の鍬を握りしめ、家族と仲間達を守るために外壁の方に走る。
この村には人間のメスとオークしかいないので、道中で合流する集落の戦士達も全てオークであり、その姿は頼もしかった。
全員が豚顔で暑苦しい姿だが、筋肉がモリモリであり、家庭を支える大黒柱として大活躍中の漢達なのである。
たとえ、相手が凶悪なモヒカンであろうとも、このオーク達ならば対処できるはずだと、オークキングは思う。

「ヒャッハー!豚がこんなにいるぜぇっ!」「豚は焼肉だぁっ!」

しかし、モヒカン達の獲物が火炎放射器とボウガンだったのが運の尽きだった。
皆、畑仕事中だったので鉄製の鍬しか持っていない。
火炎放射器から炎が吐き出され、オークキングの前方にいた20匹のオーク達を包み込むっ!

「「「「ぎゃああああっ!!!!!熱いブヒイイイイっ!!!!!!」」」」」

更に、追い討ちをかけるようにボウガンの矢と、新たな火炎放射攻撃が実行され、オーク達はモヒカンに近づく事もできなかった。
このオークが美味しそうな焼き豚になるという悲しい光景に、生き残ったオーク達は激怒し、鍬でモヒカン達をぶち殺そうと前に進もうとするが

「「「「「「「「「「「ヒャッハー!豚は虐殺だぁっ!」」」」」」」」」」」

破壊された外壁から大勢のモヒカン達がバイクに乗って襲撃してきたのであるっ!
圧倒手な機動力で行動するモヒカン達によって、オーク達は蹂躙され、斧で頭を破壊され、ボウガンによる集中射撃でどんどん数を減らされるっ!

「ゆ、許せないブヒイイイイ!!!!!!戦友を殺すとか許せない行為ブヒイイイっ!!!!!」

オークキングは、戦友に等しい存在である仲間達を殺された事に怒り、ゲームのプレイヤーとしての力を持って、邪悪なモヒカンを皆殺しにするために走る。
走りながら鉄製の鍬を高く振り上げて、一気に斧を持っているモヒカンへと振り下りおろしたっ!

「ヒャッハー!豚はアベシッ!」

ただの鉄製の鍬でも、オークキングが持てば、鬼に金棒だ。
斧ごとモヒカンを真っ二つに切り裂き、すぐに次々と他のモヒカンに向けて鍬を振るう。

「豚は大人しく死ねぇっ!ユベラッ!」「ヒャッハー!豚はひき肉だぁっ!ユベシッ!」

モヒカン達が斧やバイクで攻撃しようにも、武器やバイクごと鍬で破壊されるという異常現象を目にするだけであり、戦場はオークキングによる無双会場と化した。
オークキング相手では近接戦闘は分が悪いと思ったのか、モヒカン達は、少しづつ遠巻きになり、火炎放射とボウガンの矢での遠距離攻撃を開始する。

「「「「「ヒャッハハハハハ!豚は焼肉になって、美味しく食べられろぉー!」」」」」」

数十人のモヒカン達が放つ遠距離攻撃を前に、オークキングは圧倒的な耐久力任せに突撃し、矢の雨も、炎の海も全てのダメージを食らいながらモヒカン達の所まで突撃する。
唖然としているモヒカン達を余所に、オークキングは鍬を振り上げて、この野蛮なモヒカン達を一気に大量虐殺しようと横薙ぎに振ろうとするのだが・・・身長3mの巨人さんが時速200kmで突撃してきた。

「虐殺クラッシュっ!」

人間なら相手をひき肉に変えてしまうほどのエネルギーが篭められたタックルを受けてしまったことで、オークキングは振り上げていた鍬を手放す事になり、地面に何度もバウンドする。
焼かれた皮膚や、矢が刺さった場所に凄い激痛を感じるので、バウンドする度にダメージが加算され、オークキングはボロボロだった。

「ブヒイイっ!!!!!痛いブヒイイイッ!!!!! 」

しかし、オークキングに痛みに構っている余裕はない。
大男が馬乗りになって、タコ殴りを開始したから絶望的すぎて死ぬ以外の事ができない。

「オークというモンスターの生態を知った時の俺の悲しみっ!
女性を慰み者にし、鬼畜エロゲーヒロインとしての人生を歩ませる外道への怒りっ!」

「ブギッ!ブベッ!ブビッ!」

オークキングには身に覚えが全くない罪状が次々と読み上げられる度に、大男に殴られる。
彼は女性を慰めにもした事もないし、今のお嫁さんもデートして付き合って、結婚初夜に抱いたので、どっちかといえば純愛エロゲーのヒロインにしているほどの愛妻家ぶりだ。

「妖精さんへの教育に悪そうな下品な顔っ!
大勢の女性達を悲劇のヒロインにした罪っ!
女性達の家族を不幸のどん底へと貶めた罪っ!
妖精さんの明日を守るための一撃っ!」

「ぢくじょううううっ!!ゲブッ!ブビッ!ブギッ!」

問答無用で悪人として扱われながら殴られるという現実に、オークキングは何もできない。
こうしている間にも仲間のオーク達が次々とモヒカンに虐殺される悲鳴と、女子供の淫乱な嬌声や悲鳴が響き渡り、守るはずだった者達が汚され破壊されている。
人間の女子供は殺されていないが、オークの子供達は次々と残酷に殺害され、モヒカン達の獣欲を満たすかのように手足を斧で切断されて甚振られていた。
オークキングは悲鳴と嬌声で、その事を理解するがボコ殴りにされすぎて全身が痛すぎて何もできない。
このままでは、オークキングの愛する家族達もモヒカン達の餌食となり、凶悪なモヒカン達の奴隷として悲惨な目にあうことがわかるので、絶望しかない。

「人間の女性を誘拐してレイプした事への怒りっ!
人間の子供達を奴隷のように弄び苦しめた罪っ!
妖精さんが成人女性サイズじゃない事の悲しさっ!
なぜ、身長10cmなんだあああああああああああああああっ!!!」

大男の渾身の一撃とともにオークキングの頭は四散し、地面に小さいクレーターが出来る。
こうして、オークと人間の共存とかをこっそり目指していた偉大なオークキングは、モヒカン達の焼肉の材料となり、お嫁さん達はモヒカン達の財産となる運命が決まった。
ここは核戦争後の悲惨な世界だという事を忘れ、平和に生産力を上げようと頑張ろうとして、気が緩み、少しだけ平和ボケした結末がこれである。







指導者を失って大混乱したオークの集落を平定した大男は、持ってきた大型トラックに燻製にしたオーク達を次々と乗せ、何故か100人に数を増やしているモヒカン達とともに勝利を分かち合う。
オークの生態が女性を拉致監禁してレイプして、子供を大量に産ませるという鬼畜な情報を聞いていたので、大男は無辜の民が解放されたと思って喜んでいるのだ。
食料庫に種籾もあり、畑には野菜もあったので、ここを第二の拠点にすれば、当分の間は食料問題で悩む必要がなくなりそうである。
モヒカン達は、身なりがボロボロになっている女性達を連れ、集落の広場へと並ばせて、誰が次の支配者なのかを理解させようと叫んでいた。

「お前達は今日から旦那の奴隷だぁっー!」
「身も心も全て旦那のために尽くせぇっー!」
「ヒャッハハハハっ!!!今日からお前達は性奴隷だぁっ!」
「子供は毎日6時間の強制労働が待っているぞっ!ヒャッハー!」

モヒカン達に各種さまざまな暴行を受けまくった女子供達は涙を流す。
愛する夫や父親を殺された事への怒り、どうしようもない現実の理不尽さに涙を流しているのだ。
大男は、彼女達の身なりが汚い大半の原因を、オーク達に拉致監禁されて白濁な陵辱エロゲーヒロインになっていたからだろうと思い、傷ついた彼女達を安心させようと

「とても安心な公営娼婦っ!子供手当てつきっ!
病気になっても、モヒカンなお医者による無料検診っ!
なんとっ!今なら救出に参加してくれたモヒカン達との縁組も結婚も可能っ!」












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モヒカンが10名死亡した!モヒカンの総数が130人になった!

オークの死体が大小を含めて300体ゲットっ!

性奴隷を230人ゲットした!

役に立たない子供を700人ほどゲットっ!

食料が豊富で耕作できる土地が多い第二拠点をゲットっ!

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大男の悪党レベルが80になった!

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*レベルは悪いことをすればするほど上がる。強さには全く関係ない!

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●レベル50→80   種族:巨人 身長3m  名前 【偽りの天才 アミ○】

●装備  世紀末ズボン   世紀末シューズ  

●スキル   @虐殺クラッシュ  A虐殺キック  B虐殺パンチ  C虐殺チョップ
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サポートキャラ妖精さん。 

●レベル70    種族:妖精   身長10、3cm

●可愛らしい妖精服     スカートが何故か短い。   
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---------ヒャッハー大妖精帝国-------
労働奴隷110人
性奴隷350人
役に立たない740人
モヒカン130人
水資源が豊富で、食糧が足りない集落が拠点
食料が豊富で耕作できる土地が多い第二拠点
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老人40人が種籾探索の旅にでている。
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あとがき

(´・ω・`)ヒャッハー!豚から寝取るとか、なんて斬新なんだぁっー!


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