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集落の中で一番立派だがボロボロの高層ビルのVIPルームの一室で、大男と妖精さんが巨大ベットの上で向き合っている。何故か、妖精さんは成人女性と同じ大きさになっており、とても魅力的なおっぱいボインボインの金髪巨乳美少女だ。裸をシーツで覆っているが、隠れていない陶磁のような白い肌の各所から感じる妖艶さに大男は見惚れ、妖精さんの愛らしさに劣情を感じていた。
妖精さんは、そんな大男を誘惑するように顔を赤らめ、天使のような魅力で甘い愛の告白をしてくる。

「だ、旦那っ!私の初めてを受け取って欲しいのですぜっ・・・!旦那を初めて見た時から好きだったのですぜっ・・・!」

無論、大男はOKだ。美しい金髪巨乳美少女にここまでの事をされて、手を出さないのは男のやる事ではない。持ち前のウルトラスーパー絶倫ビックマグナムで、気持ちの良い初体験をさせてあげようと、大男は妖精さんに近づき、シーツをばっ!と剥がし、裸の妖精さんをベットに押し倒して夜の営みをやろうとすると・・・夢から覚めた。部屋は同じだが、妖精さんの身体は10cmサイズで、小さなベットで裸同然の格好で眠っており、そこには大人の色気なんてものは存在せず、可愛らしいだけだ。
そんな可愛らしい妖精さんの寝言もとても世紀末なので、先ほどの事が夢だというのがわかる。

「へへへへっ・・・世界は私のものですぜ・・・グーピーグーピー」

大男はこの現実に、いつものように大きく息を吸い、カーテンを開け、部屋の外へと向けて大声で

「妖精さんが成人女性サイズじゃないのは、放射能のせいかぁっー!なんて現実は残酷なんだぁっー!」







 

第4話 ヒャッハハハハ!食料が足りねぇっ!
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「ヒャッハー!役に立たない男の奴隷は殺処分してバーベキューだぁっー!
病気で死にそうな性奴隷も殺処分だぁっー!」

この世界での一般的な食糧不足解決方法

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300人の奴隷を管理するのに、7人のモヒカンでは数が足りず、モヒカンが知り合いのモヒカンを呼び、40人ほどに人数が勝手に増えている。
彼らは、奴隷達を今日も労働させるために、人体にダメージを与えず、痛みだけを可能な限り与えるという鞭のテクニックでビシバシと奴隷を叩いて強制労働に就かせていた。

「旦那のために働けぇ〜奴隷ども〜!」
「ヒャッハハハハ!お前らが働かないと子供達が大変な事になるぞぉー!」
「女も一日に6時間くらいは強制労働だぁっ!」

哀れな奴隷達は、モヒカン達に対抗する術もなく、必死に労働に精をだすしかない。
広大な畑を耕作するために鉄製の鍬を手に取り、汗水を垂らしながら労働をする光景を余所に、一部のモヒカン達は修理した農業用トラクターに乗り

「ヒャッハー!なんて便利なんだぁっー!」

労働奴隷全員で耕すよりも広大な畑を耕作していた。
モヒカン達は、バイクも整備できるので、その感覚で農業用トラクターの修理も出来ちゃったのである。
労働奴隷達は、機械の方が圧倒的に優秀だという光景を見せられながら、意味のあるのか分からないような成果しか出せない事に徒労感を感じていた。
現在も畑に自動で水を流す装置をモヒカン達が作っており、何のために奴隷達は働いているのか分からなかったのだ。
この光景を見ている大男も、こんな無意味な労働をさせている意味がわからず、頭を痛そうにしている。

「な、なんて無意味な労働なんだ!」

この言葉に、大男の頭に可愛らしく座っている妖精さんが疑問に答えようと口を開け

「奴隷は甘やかしたら駄目ですのぜっ!男も女も疲れ果てさせるのが一番効率の良い運用方法ですのぜっ!
奴隷は、こうやって鍛えられて潜在能力を発揮してくれる素晴らしい存在ですのぜっ!
それに、作物を植えるのは、機械じゃ難しいから人手が必要になるのですぜっ!」

妖精さんの言葉に納得のいくものがあったのか、大男は黙る。
核戦争後の地上で生活した時間が圧倒的に少ないので、そこらへんは妖精さん頼みなのだ。
部下のモヒカン達は機械を整備するための技術は持っているのに、何故か脳味噌が世紀末なので、まともに会話ができなくて困っている。
そう、脳味噌が世紀末なので、致命的な問題や徒労が増えるのも困り事なのだ。
現在も1人のモヒカンが慌てて大男の方に走りながら大声で

「だ、旦那ぁっー!食糧庫に種籾がないから畑に植えるものが何もねぇー!」

畑を耕す前に確認しろよとツッコミを入れたくなるような問題を起こしちゃうのだ。
モヒカン達主導で積極的に働いてくれるからという理由で任せていた結果がこれである。
大男が気になって食糧庫の備蓄も見てみたら、後3日ほどで全部なくなりそうな致命的な事態だった。

















この食糧が足りなくて困る緊急事態に対し、大男は会議を開いた。
場所は拠点にしている高層ビルの1階であり、立派なテーブルを挟んで4人の男女が向かい合っている。
内訳は大男と妖精さん、元村長のヨボヨボのお爺さん、自称頭脳派でサングラスをかけている頭脳派モヒカンである。
まず、大男が一番偉いので会議の主題である食糧不足の事を話し、それに対する具体的な案がないかどうかを、それぞれに聞いてみた。
可愛らしい妖精さんの口からは、長期的に見たら効果があるかもしれない・・・ような案がでる。

「役に立たない老人と子供に、水だけを持たせて種籾を探させるための旅に行かせるのですぜっ!
食いぶちを減らせる一石二鳥の策ですのぜっ!」

「妖精さんの発想が世紀末なのは、核戦争のせいかぁっー!そんなものは教育のためにも却下だぁっー!」

妖精さんは本当に外見だけは清楚な美少女のように可愛らしいが、発言が物騒なので却下する。
次にヨボヨボの元村長に聞いてみると・・・脳味噌が世紀末になっていた。

「略奪じゃぁ!よその集落を襲うんじゃぁっー!奪われる側から奪う側になって楽をするんじゃぁっー!!」

「・・・種籾を探しに行く旅に行ってくれ。」

「こ、この世は地獄じゃぁー!老人に旅をさせるなんて地獄じゃっー!」

元村長は集落を追い出され、種籾を見つけるまでは帰ってこれない壮絶な旅に出た。
大男は気を取り直して、頭脳派モヒカンが素晴らしい案をしてくれる事を願い、話を聞いてみる。
頭脳派モヒカンは、サングラスをクイックイッとさせている所がイライラするモヒカンだ。

「旦那の力と俺達で、この近隣のモンスターを虐殺してバーベーキューすればいいぜぇっ!ヒャッハー!」

「モンスターって何だーっ!これも核戦争の影響かぁー!」

大男にはモンスターとは何の事なのか分からなかったが、どうやら、この世界には人間の生存を脅かす生物が大量にいるらしく、それらを総じてモンスターと呼んでいるらしい。
・・・というような情報を頭脳派モヒカンから聞くのに1日の時間を費やし、大量に肉を獲得できるモンスター狩りは翌日の朝から実行する事になったのだった。
大男はVIPルームで眠るために移動する最中、妖精さんのヒラヒラするスカートが何故か気になっている。
生々しい白い太股が成人女性サイズだったら素晴らしいと大男は思うが、残念ながら妖精さんが小さすぎて、簡単に骨が折れそうで危ういという心配をしているだけだ。
決して、妖精さんのパンツに興味がある訳ではないのだ。前回の奇跡的なパンチラを一人だけ見れなかった事を残念に思っている訳ではない。
そして、その妖精さんが、大男の命令を拡大解釈した事によって、元村長以外の全老人が種籾探索の旅にでている事を大男は知らない。




「「「「「「「「「「「「老人だけに種籾を探しに行かせるとか地獄じゃぁっー!」」」」」」」」」」」」」



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役に立たない老人30人が種籾探索の旅にでた!

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残った食糧の備蓄は三日分であるっ!

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大男の悪党レベルが50になった!
妖精さんの悪党レベルが70になった!
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*レベルは悪いことをすればするほど上がる。強さには全く関係ない!

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●レベル30→50   種族:巨人 身長3m  名前 【偽りの天才 アミ○】

●装備  世紀末ズボン   世紀末シューズ  

●スキル   @虐殺クラッシュ  A虐殺キック  B虐殺パンチ  C虐殺チョップ
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サポートキャラ妖精さん。 

●レベル40→70    種族:妖精   身長10、3cm

●可愛らしい妖精服     スカートが何故か短い。   
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---------ヒャッハー大妖精帝国-------
労働奴隷110人
性奴隷120人
役に立たない子供40人
モヒカン40人
水資源が豊富で、食糧が足りない集落が拠点
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老人40人が種籾探索の旅にでている。
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あとがき

(´・ω・`)ヒャッハー!ムラムラしてやがるっ!

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