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灼眼のシャナ【3】-【5】 【七章 平井ゆかりがミステス』 
水色の星AD
 【
ブログ】作者 水虫

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(´・ω・`)平井ゆかりが、ユージの戦闘用ミステスになって、この世から欠落し、一般人から忘れ去られる存在になったから・・・・ユージに平井ゆかりルートが発生したお話さんな【七章 平井ゆかりがミステス』
なんてモテモテすぎるリア充。
一緒についてくれる女性が増えちゃったよ。
(´・ω・`)原作同様に、ユージが誰を選ぶかで悩んでいるけど、街から旅立つ日が何時か来るから、平井ゆかりと、ヘカテーのどちらかしか選べないのよね。

●平井ゆかりがこの世の存在から外れた事で、皆から忘れ去られる。
平井ゆかり「辛いけど、好きなユージと一緒に居れるからこれでいいや!」
佐藤「マージョリードーと一緒にゆっくりするために、フレイムヘイズになりたいけど、こんな動機じゃ契約してくれる王様がいない有様だよ!
絶望じだ!」

田中「この世の存在から外れる事への恐怖にガクガクブルンブルン」


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水色の星A2  理想郷  作者:水虫  Z  1-7話  

     --平井ゆかりが戦闘用のミステスになっていた。
坂井ユウジが永遠の別離を恐れて、平井ゆかりを戦闘用のミステスにしてしまったのである。
己と同じ道を歩ませてしまったのだ。
フレイムヘイズと似たような感じの製作方法だったので、平井ゆかりを周りに友人だと認識させるのが難しい。 
-
 戦闘用のミステスは、その人間から過去、現在、未来に広がる世界への影響力……運命という名の器を焼き払い、その器に外れた者としての存在の力を満たされて完成する。
 内に蔵するモノに違いはあれど、これはフレイムヘイズと同じ構造である。……故に、そこに居た人間の代替物として造られる通常のトーチとは違い、その身は完全にこの世から欠落する。
 悠二は前者、平井は……後者だ。

(´・ω・`)本物は既に死んでいるし、クローン人間みたいなホラーさだ。

7-1・『禊げぬ罪』- 坂井悠二、ヘカテー、シャナ、メリヒム、そして平井ゆかりが山籠りという名の修行に明け暮れていた。
平井ゆかりはミステスになったばかりなので、そのための戦闘訓練という意味合いもある。
更にミステスになったから、この世の繋がりと断絶したので新しい住居を確保しないといけない。

さらに坂井悠二にも問題があった。
平井ゆかりをミステスにするために 火除けの指輪『アズュール』と、魔剣『吸血鬼(ブルートザオガー)』の二つを平井ゆかりの核にしたり、装備品としてプレゼントしたので、坂井悠二の戦闘力が激減したのである。   
  --
 ヴィルヘルミナ、シャナ、マージョリー、そして“壊刃”サブラク。素人同然の悠二が世に名立たる強者達と、曲がりなりにも戦って来れたのは、二つの宝具の力に因るものが大きい。
 火除けの指輪『アズュール』と、魔剣『吸血鬼(ブルートザオガー)』。
 しかし今や、『吸血鬼』はミステスとなった平井ゆかりの核であり、『アズュール』もまた彼女に渡してある。
 幾度もの戦いを経て実力を身に付けた悠二だが、同時に、今まで彼を支えて来た宝具を手放す事になった。ならば当然、より以上の実力で以て抜けた穴を補うしかない。
 ……のだが、結果はこの通り。
 剣技でシャナに勝てないのは今に始まった事ではないし、それを理由に悠二を責めるほどシャナも理不尽ではない。
 問題は、その内容。反応は鈍く、動きに精彩を欠き、攻撃には気迫が足りない。
 要するに、全く集中出来ていない。はっきり言って、初めて会った時の方がまだマシという有様だ。

(´・ω・`)新しいヒロイン出来た代わりに、主人公さんの戦闘力が激減してしまった有様って事か。

7-2・『悠かなる伴侶』-坂井悠二は、平井ゆかりと話し合う機会を設けたかったが、二人っきりになれなかった。
しかも平井ゆかりがヘカテーとの修行のおかげで、恐ろしい勢いで戦闘技術が上達し・・・・ミステスとして彼女の持つ力の総量自体が、ヘカテーとフリアグネの力を吸収した悠二をも越えていてやばい。

そして、ヘカテーがメインヒロインのはずが、平井ゆかりさんがメインヒロインになろうとしている!
才能たっぷりの平井さんなミステスなら、共にずっと一緒に生きていける。
そんな現実に坂井悠二が気付いちゃった。 
--
 
 ミステスに変えてでも、失いたくなかった……そんな悠二の傲慢を、受け入れてくれた事への感謝。
 平井は、嬉しそうに頬笑んだ。抱き合う肩が嗚咽に震えている事には触れず、大きな背中を何度も撫でる。
 
「“ゆかり”……」
 
 人から外れた自分が、これからどんな道を進んで行くのか……今はまだ解らない。
 それでも、一つだけ心に決めた。
 
「(―――この娘と一緒に生きて行こう)」
 
 たとえどんな道であろうと、彼女となら歩いていける。いつまででも、どこまででも。

(´・ω・`)平井ゆかりルートが発生したよ!

 7-3・『莫夜凱』-坂井悠二の無限の可能性を秘めた『グランマティカ』は確かに強力だったが、 それは“選択の幅が広がる”という一点にのみ発揮される自在法。複数の自在式を掛け合わせて発動させる分、必然的に通常の自在法より発動が遅くなるので、戦闘でデメリットが発生する。 

火除けの指輪『アズュール』と、魔剣『吸血鬼(ブルートザオガー)』の二つがないせいで、近接戦も防御にも支障がでて涙目。
更に平井ゆかりルートが発生したから、ユージの事が好きだと自覚したシャナも涙目。  
--
 
 息子と可愛い女の子の微笑ましいやり取りを見守る千草の肩が、何故かピクリと揺れた。それには気付かず、悠二と平井はそれぞれリビングの席に着く。
 
「……………」
 
 ただヘカテーだけが、一人その場に立ち尽くしていた。……覚えた違和感を許容できずに。
 平井の存在は欠落し、千草は彼女を憶えていない。そんな世界の理など、とっくの昔に解っていた筈なのに―――自身でも不可解なほどの衝撃を受けていた。

(´・ω・`)これはいい涙目。身の回りの出来事になった事で衝撃を受けている有様だよ。

7-4・『恋と欲望のプールサイド』^^平井ゆかりはかつての友達に完全に存在ごと忘れ去られてしまったから、初対面の振りをして、新しく友達関係を構築した。
平井ゆかりは平然としたような感じで、明るく振舞っている。

そして吉田さんは理解した。
平井ゆかりこそ・・・・恋愛競争の強敵なんだよぉっー!という事に!
   ^^
「(……平井さん、素敵な人だなぁ)」
 
 だが、それが吉田の心を掻き乱す。平井の好ましい一面を見る度に、感じた好意がそのまま、坂井悠二を奪われる恐怖に繋がってしまうのだ。
 そんな、とっくに乗り越えた筈の重圧を感じて、吉田は自分の頬を両手で叩いた。
 
「(このままじゃいけない……!)」
 
 今さらライバルが増えたから何だと言うのか。『相手が強いから諦める』そんな小さな想いではない事くらい、ヘカテーに宣戦布告した時に自覚している。肝心なのは、自分の気持ちなのだ。
 
「(平井さんにも、私の気持ちを伝えよう)」

(´・ω・`)ユージは超モテモテのナイスボーイだ。

7-5・『父の帰還』-水中カップル騎馬戦のイベントで、誰と組むかをクジで適当に決め、悠二はメインヒロインのヘカテーと組む事になった。
シャナは佐藤。
吉田は池
緒方は田中
平井ゆかりはハズレクジを引いたから涙目だった。 

騎馬戦はヘカテーとシャナという可愛らしいロリ娘が無双して、周りのカップルを次々と全滅させ、シャナがヘカテーと真剣対決をやっている間にユージの母親も参戦。
シャナは背後からハチマキを奪われて涙目だった。
結果的にヘカテーがユージの母親に勝利して優勝し、騎馬戦の優勝商品をユージの母親にプレゼントした。

ユージの父親さんは滅多に家に帰ってこないから、二人の時間をもっと取って欲しいというヘカテーの気配りである。 
--
「(おば様は、夫と二人で……)」
 
 千草がいつも、自分の夫の事を嬉しそうに話しているのは知っている。大好きな人と一緒に居たいという気持ちは……ヘカテーにも解る。
 まして千草は、普段は一緒にいられない。
 
「……おば様」
 
 気付けば、ヘカテーは自らの勝ち取った券を千草に差し出していた。
 
「……ヘカテー?」
 
 幼い。誰もがそう思っていた少女の行動に、何とも言えない温かな沈黙が場を支配する。
 周りのそんな評価に気付いているのかいないのか、ヘカテーは無言でグイグイと券を押し付け続けていた。

(´・ω・`)心象良くなってるわ!
(´・ω・`)それにしても、この大会
(´・ω・`)ユージが明らかにロリコン認定されちゃう!


7-6・『錯綜』-池が勇気を出して吉田さんに愛の告白をしていた。

平井ゆかりの方は、本来はフレイムヘイズになりたかったが、ミステスになってしまった事に幸運を感じている。
死にかけた時に願ったのは紅世の徒への復讐ではなく、ユージと一緒にいたいという願いだっただけに、今の状況は都合が良かった。
ただし、世界から存在そのものが欠落して、友人の皆から忘れ去られているから涙目である。  
--
フレイムヘイズは、紅世の徒を憎む人間と世界の安定を願う紅世の王が契約する事で生まれる。でもあの時……死にかけてたアタシに在ったのは、自分を殺した徒への憎しみでも、世界のバランスなんて立派なものでもなかった」
 
 忘れる事など出来ない記憶を、想いを、言の葉に乗せる。
 
「一緒に居たい、それだけだった」
 
 聞いていた二人の顔が赤く染まるのを見て、平井は両手を後頭で組んで背中を向けた。
 偽るつもりも誤魔化すつもりもないが、流石に少し恥ずかしい。
 
「馬鹿だよねー……こんな気持ちで、フレイムヘイズになんてなれるわけない。だってあっちに何のメリットも無いもん」
 
 自分自身を茶化すように笑ってから一転、真面目な顔で振り返る平井。視線に射貫かれるように、二人はビクッと震えた。

(´・ω・`) ユ ー ジ は  な ん て リ ア 充 な ん だ 

7-☆・『天使の運命』ー平井ゆかりが、悠二を起こしに来た。
平井ゆかりは皆から忘れ去られたのに、元気そうに振舞っている。

そんな悠二は吉田の気持ちに、平井の気持ちに気付いており、どのヒロインを選ぶかで悩んでいた。
どのヒロインを選んでも、何時かは、この街を旅立つ事がきまっているので、人間の吉田さんを選ぶルートなんてある訳ない有様だよ!  
 ーー

8-3・『都喰らい』--文化祭の出し物がシンデレラに決まり、ユウジは三人の人間、紅世の徒、ミステスのヒロイン達に好意を寄せられて、どうすればいいのか困っていた。
いずれ、どの道を進むか自分で選ばないといけない。
最近はフレイムヘイズのシャナと協力する事も多くなったので、選ぶ道が広がりすぎている。 
 -
「焼くしか能の無い破壊神が大規模な自在法の仕組みを見破ろうとする事自体が身の程知らずと言うものだ。お前は黙ってシャナに炎だけ貸していろ」

「破壊しか出来ぬのは貴様の方であろう。気紛れに戦いを楽しむだけで普段は寝てばかりの穀潰しが」

「……えー、と」

 『都喰らい』という不気味な言葉に反応する暇もない。ガミガミと言い争うメリヒムとアラストールに、悠二は所在なく頬を掻く。
 そんな二人を脇に置いて、ヴィルヘルミナが素知らぬ顔で話し出した。

「かつて『都喰らい』を発動させた徒というのが、彼が仕えていた王なのであります。かの秘法を低く見られたようで気に入らないのでありましょう」

「メリヒムの主、ね……」

 この傲慢を絵に描いたような王が誰かに仕える姿というのも想像し難い情景だ、などと思いつつ、悠二の関心は見知らぬ歴史より眼前の光景に向いた。
 前から薄々気付いていたが、やはりこの二人 恐ろしく仲が悪いらしい。

「“天壌の劫火”の仮説を想定したとしても、“都喰らい”の発動に必要なトーチの数は全体の一割。今の御崎市のトーチは、まだ完成には程遠い状態であります。万一の場合であっても……」
(´・ω・`)どの道を選ぶにせよ、シュドナイと最後辺りに殺し合いになりそう(確信

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