25/遅い遺言ー^今回の新しいラスボス【樹堂清隆】は、ジョジョの奇妙な冒険出身の転生者。
嘗ては川田組の一員だったが、組織のボス【冬川】が別のラスボスに乗っ取られた時の騒動で、味方の赤星有耶に殺されてしまい、穢土転生体として復活を遂げ、赤星有耶に報復して殺そうとしていた。
赤星有耶は、かつての騒動でボスを偽者だと思わずに指示に従い、主人公と戦って返り討ちにあった時に、心が折れてスタンドが発現しなくなっているから人生が危ない。
でも、ボスの冬川雪緒も復活してたから、場に来てくれる。
現在の状況を好転させるために、主人公さんを探し、主人公を助けてやってくれと、赤星に頼んでいた。
赤星の心が折れていた原因は、以前の騒動の時に多くの間違いを犯して、自分のことを裏切り者だと思い込んでいたのが原因だっただけに、心の回復フラグ! −
「今でなくても良い。秋瀬直也を助けてやってくれ。死んだオレの代わりに、な――」
――余りにも遅すぎる遺言を、彼女は泣きながら嗚咽しながら承諾する。
解決にはなっていない。赤星有耶は今後も自身の過失で悩み続けるだろう。
冬川雪緒の遺言がどう転ぶかは、遠い未来の話である。それは死者の入り込む領分ではなく、今を生きる者の特権であり、抗いようのない義務である。
冬川雪緒に残された時間は少ない。この場から立ち去ろうとした瞬間、見慣れぬ青年が大声をあげて此方に駆け寄ってくるのを目の当たりにする。
「おっ、居た居た。本当に居た! 冬川の旦那ァ!」
「橋本か。……初見の顔で、此方が解っている前提で話しかけるのはやめろと何度も言っただろう」
(´・ω・`)冬川の旦那とかなんて懐かしい人物なんだ。(いや、皆懐かしい
26/常夜の魔王--大魔王バーンは、ドラクエ系作品のダイの大冒険のラスボスさん。
魔界に太陽欲しいから頑張っていて、恐ろしいほどに強い。
それに敵対するのは、 FF世界の魔法を使いまくるブラッド・レイ。
魔法剣『サンダガ』の一閃で大魔王のバーンの心臓の一つを壊し、殺されてもFFの魔法で復活する。
ブラッドを不死身だと勘違いした大魔王は、『天地魔闘の構え』を取り・・・馬鹿にされた。
『天地魔闘の構え』は返し技。
相手が攻撃しないと使えない。
そして、FFとDQどっちも日本国内を二分するほどに大人気なRPGだったそうな。 -
その大魔王バーンのらしからぬ動揺した様子にブラッドは凄絶に笑い、乱れた息もすぐさま整う。
当然の事ながら、これは理不尽な神の奇跡でもなければ吸血鬼のような不死者だからという訳でもない。シャルロットが施した聖魔法『マバリア』の効果である。
ファイナルファンタジーシリーズでは比較的マイナーな部類の魔法だが、シャルロットが生まれた世界は『ファイナルファンタジータクティクス(FFT)』の舞台『イヴァリース』であり――その世界における『マバリア』は自動回復する『リジェネ』、物理ダメージを激減させる『プロテス』、魔法ダメージを激減させる『シェル』、時間を倍速させる時魔法『ヘイスト』、そして戦闘不能時に自動蘇生させる『リレイズ』を同時に掛ける補助魔法の中で究極と言えるものである。
(理由は解らぬが――ダイと同じぐらいに侮れんか……!)
(´・ω・`)FFとDQ対決って、感慨深いものがあるなぁ。
27/無言の詩 -装甲悪鬼村正の転生者湊斗忠通は、勝利するために、村正の『精神汚染』を絶ってしまった。
村正は命令通りに実行し、弱体化したままラスボス戦を行う事になるので、主と一緒に確実に死ぬと思って辛い。
でも、湊斗忠通が出した答えは、精神汚染で無理やり、無双の域に行くのではなく、村正と一緒に罪を背負い、人生の伴侶同然状態の甲冑を愛して共に闘うっていう王道展開、ラスボス戦が更に激しくなり・・・ずーと空中で流れ星のように殺し合っている。
敗者は地に堕ちる!(ドーン
主人公の方は、『万華鏡写輪眼』持ちのNARUTO世界の忍者【薬師カブト】に苦しめられていた。
矢を奪われ、罠に誘い込まれ、僅かな判断ミスでそのまま罠に殺される末期的な状況になっている。
更に更に、恋人の『豊海柚葉(オモイビト)』を人質に取られて詰んだ。
場に冬川の旦那が来なかったら、そのまま人生終了だったアルよ! --
《……冑は、御父の名を辱めた駄作だ……! もう、解っていよう……? 『善悪相殺』の呪いで御堂を終生苦しめたのは冑だ! それ処か『善悪相殺』に殉じた御堂を裏切り、今まで欺き続けてきたのも冑だッ! 今更そんな言葉を掛けられる資格は――!》
『……『善悪相殺』の理念を裏切らせたのは、このオレだ――オレが、お前を弱くしてしまった。ならば、お前はオレを許さなくて良いし、オレもお前の事を許さない』
これで――オレ達は漸く対等だと、湊斗忠通は儚げに笑う。
『……もう、オレにはお前しかいない。お前しか残っていない。死が別つとも連れ添った我が劔冑、村正よ――』
二回目の人生において、様々なしがらみから言えなかった主の告白であり――。
《……良い、のか? 冑で……》
『同じ事を二度も言わせるな。お前が良い、お前でなければ駄目だ』
(´・ω・`)皆が主役で凄まじい(子供並の感想
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