20/ブラッドvsリベル・レギス--クロウ・タイタスは、歩く教会で守られたシスターをうっかり庇って怪我を負ってしまうほどのお人よし。
これは最初の人生で死亡してしまった時に、命の使い方を決めてしまったせいである。
現在は、もう一つの鬼械神、最悪の魔人『マスターテリオン』と最古の魔導書『ナコト写本』が駆る『リベル・レギス』とクロウは戦っており、大十字九郎じゃないと勝利するのが難しいムリゲーだから辛かった。
相手が殺す気なら、一瞬でブラックホール砲で殺されている。
『マスターテリオン』の方は、クロウが雑魚すぎてイライラしており、大十字九郎のような圧倒的な強敵を求め、クロウを弄んでいた。
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――『リベル・レギス』が十一発のブラックホール弾を生成・射出し、『デモンベイン・ブラッド』は死に物狂いで回避運動を取りながら二丁拳銃の魔銃で反撃する。
クトゥグァの灼熱の魔弾の大半はン・カイの闇に飲み込まれて消失するも、イタクァの極低温の追尾弾が在り得ざる軌道で駆け巡り、次々と『リベル・レギス』に直撃するも、展開する防御結界によって全て掻き消されて無意味に終わる。
「あの超甲を貫く以前の問題ですか……!」
(´・ω・`)地球が滅亡してないのが不思議な名称ばっかりでている雰囲気。
21/夜天の書の主vs第八位ーー以前、ランサーの魔槍に貫かれて絶命した『博士』が、穢土転生で復活していた。
この人はとある魔術の禁書目録関連の技術を持つ人間さん。
学園都市に住まう全ての学生の『AIM拡散力場』のデータを持っているので、 今の海鳴市は二百万人の能力者を抱える学園都市の環境と何一つ相違無い。
つまり、超能力者が本領を発揮して戦える場所になっており、 作者の二次創作キャラの第八位の超能力者『過剰速写』が100%の実力を発揮して戦えるという事だった。
全盛期の『過剰速写』を倒すなら、『歩く教会』以上の恒久的且つ物理的な耐久力を用意するか、常に攻撃しまくって脳味噌が処理しきれずに壊れるまで時間を稼いで戦闘するかである。
その弱点を『過剰速写』の複製体から聞いていたので、八神はやては実行し、時間を稼ぎまくっていたが・・・防御ごと破壊されちゃったので戦闘不能な有様だった! ー
「そんなに自分の攻略法なんてぺらぺら喋って良いのですか?」
「別に良いさ。そんな状況になったらオレは形振り構わず逃げて闇討ち路線に変更するが、オリジナルのオレは逃げるという選択肢すら浮かばず、馬鹿正直に真正面から打ち砕こうとするだろうな。『一方通行』を打倒した事で得た『最強』という自負はまるで呪いのようだ――ふん、科学の申し子がオカルトじみた事を語る事になろうとはな」
はははと『過剰速写』は乾いた笑みを浮かべる。此処に居ない誰かを嘲るように――。
「――『最強』を打破した事で『最強』で無くなってしまうとは、まるで笑劇(ファルス)だ」
(´・ω・`)第八位は選べる選択の幅は広いけど、長期戦やられると辛いのがネックだね。(脳の処理が限界を越えてしまう的な意味で
22/その死に救い無し最悪期の赤坂悠樹なので、逃げる選択肢を選ばず、『時間操作』も使わないから、理不尽なまでに攻撃力が高くて、理不尽なまでに防御力が高くて、理不尽なまでに速いだけの敵である。
長期戦やれば脳味噌に演算しまくって負荷がかかりまくり、勝手にくたばって死ぬのが赤坂悠樹だから、ヴォルケンリッターに勝ち目が・・・なかった!
強過ぎて短期決戦でハヤテの仲間達が全滅しそうだったので、もう一つの【回避も防御も不可能の超広範囲の一撃で蹴散らす】をハヤテは選択し、周辺ごと大量破壊兵器みたいな威力でドカーン。
問題があるとしたら、この赤坂悠樹は穢土転生体。
原作で魂を封印するとか、成仏させない限り倒せない不老不死だった。
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――それは彼の能力以外の作用であり、此処に居る誰もが知らないが、口寄せ『穢土転生』によって呼び寄せられた死人が保有する復元作用だった。
すぐさま息を吹き返し、元通りになった左腕を在り得ないものを見るような眼で確認した赤坂悠樹の顔には、今まで一度も浮かべなかった、深い深い絶望が刻まれていた。
「なんだこれは……!? ふざけんな、どういう事だァッ! 何でオレは死んでないッッ!」
最終的に死を望み、唯一の救済たる死さえ奪われた彼に齎されたものは、底無しの絶望だった――。
(´・ω・`)穢土転生体な時点で、脳味噌にかかる負荷なんて無視して長期戦やれる時点で、もうむりゲーじゃないですか!
魂破壊しなきゃいけないね。うん。
23/裏表の決まってないコイン^^ 生前に魔術師は、弟子の高町なのはに意地悪な質問をしていた。
母と恋人のどちらかしか助けられず、必ず1人以上死ぬという条件で、どう行動するか?である。
高町なのはが出した結論は、全員を助けるという最も難易度が高い答え。
失敗すれば、全員死ぬような回答出しちゃう正義の味方さん
魔術師では絶対に到達できない。正義の味方の成れの果てみたいな回答だった。
未来の英霊【高町なのは】は悪意を貫いて、この世界の時間軸の高町なのはを殺そうとしている。
過去の自分なので多少梃子摺って殺すのは容易い。
問題があるとしたら、場にフェイトが来て、恐ろしいほどに不幸になってしまっていることだ。
時空管理局の暗部を見せられまくれ、母プレシアを人質に取られて、次元犯罪者を殺すように要求され、この時間軸では前以上に不幸になっている。
でも、英霊【高町なのは】の悪意のおかげで、一握りの幸せを掴めた事実があるので、英霊【高町なのは】は動揺した。
全てを救おうとして頑張ったら、魔術師は死んだのに、悪を貫いたら、フェイトちゃんが幸せになってしまった有様だよ!
「――でも、貴女を召喚していなければ、私は母さんと最期まで過ごせなかった。本当の親子に、なれなかったと思う。その事を、私は貴女に感謝する……」
……だから、それだけは、何が何でも受け入れられなかった。
驚愕と共に正視出来なかったフェイトの顔を見る。彼女は両眸から涙を零しながら、今にも消え入りそうなぐらい儚く笑っていた。
「……何、それ……?」
かたかた、と怯え震える。地獄の釜から這い出たような、自分のものとは思えない低い声だった。
違う。自分に浴びせられる言葉は感謝の言葉なんかではない。憎悪の言葉だ、罪を責め問う地獄の閻魔の如き責め苦だ。そうでなくてはならない。
彼女は本来辿る筈だった世界を知る唯一の立証者であり、正しき未来を奪った自分を弾劾する権利が彼女にはある。
それが、その彼女が、全てを貶めた大罪人を許して良い筈が無い……!
(´・ω・`)時空管理局が少年兵を少年兵らしい運用していて現実的だった。(幼くて何も知らないから洗脳しやすいから、異常な事でも脳内に叩き込める
(´・ω・`)こんな事になっても、母親との最後の時間をくれた英霊ナノハに感謝するフェイトちゃんは聖女だわ。
24/炎の道標^^ヘルシングの主人公【吸血鬼『アーカード』】
三百四十二万四千八百六十七の命を殺し尽くして、唯一人の王となった伯爵さんだから、殺すのがほぼ不可能に近い。
今までむしゃーむしゃー食べた人間・吸血鬼の軍勢と一緒に攻撃してくるやばい奴!
そのため、アンデルセン神父の後継者はアーカードを殺しつくせるヴァチカンにおける最重要特秘聖遺物の一つを受領し、
この三回目の世界に持ち込んでいた!
それにヴァチカンの『十三課』なら、吸血鬼に捕食される前に自爆特攻しちゃうので、二回目の世界で神父と一緒にいた武装神父達はほとんど捕食されてない。
ひたすらアンデルセン神父のために道を切り開けば勝ち目がある。 ^^
「当たり前だ、誰奴(どいつ)も彼奴(こいつ)も地獄の驀地(まっしぐら)に突撃した。それで且つあの哀れな吸血鬼に誰一人血を吸われていない。何故だか解るか?」
今の吸血鬼『アーカード』は脈動する領地そのものであり、彼がその気になればいつでも血を吸って再び『城壁』を築き上げる事が出来る。
何とも巫山戯た存在である。吸血鬼『アーカード』はいつでも数百万の生命をストック出来る。殺害した敵対者すら自身の領地に招き入れて兵に出来る。
今の吸血鬼『アーカード』は、『飛行船事件』での殺害数をも自身の命としている。故に、あの戦場で死亡した者ならば彼として存在している筈なのだが――。
「あ、あの地獄から生還したから、か……?」
「ああ、ほんの一部の者は生き延びただろうさ。『神父』もその一人だ。だが、大多数はくたばったさ。自爆特攻してアンデルセン神父の道を文字通り切り開きながらな」
(´・ω・`)きっと人間が人間のまま、化物に挑んでくる光景とか、アーカードが望んでた展開(たぶん
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