その1^^ワルプルギスの夜が現れなかった事に、ホムラちゃんは愕然とし、何かが起きたんだと理解して調査を開始した。
ワルプルギスの夜は海鳴市の方へと移動しているから来なかったのであり、海の上でなのはさんが戦っているから、特に人的被害がないだけだった。
さすがに複数の魔女の集合体であるワルプルギスの夜は強過ぎて、まさに絶望の塊さん!
なのはでも辛い! ^
「暁美さん、悲嘆に暮れることはないわ。ワルプルギスの夜を初め、魔女が現れないということは、むしろ幸せなことよ。確かに私たち魔法少女にとって、グリーフシードが手に入らないのは死活問題だけれど、でもこの平和な日常は尊いものよ。それを否定するわけにはいかないわ」
「マミさんの言う通りだよ。そりゃせっかく魔法少女になったんだからちょっとは戦ってみたいって気持ちはあるけどさ、でもあたしの魔法は戦闘には不向きだし、それに今はまだ転校生が分けてくれたグリーフシードのストックもある。なら別にあたしたちが気を張りつめている必要はないさ。もっと気楽に考えてた方がいいんじゃない?」
(´・ω・`)ワルプルギスの夜さんが、スターライトブレイカァッー!で真ん中を貫通されて虐殺される光景しか思い浮かばないよ・・・
第12話 これが私の望んだ結末だから その2--プレシアは失望した。 アルハザードに到着したら、居たのは・・・ワルプルギスの夜が持つ絶望的な負の魔力
そんなもの使えるかぁっー!っていうエネルギー源だった。
時の庭園を守るためにプレシアはワルプルギスの夜と戦闘し、同じ目的を共有する高町なのはと一緒に共闘する事になる。
1人じゃ倒せなくても、二人が連携すりゃ倒せそうな雰囲気 -
なのはは戦いの中で自身の消耗具合に焦りを覚えていた。海鳴市周辺の海上での戦いからここまで彼女は常に神経を研ぎ澄ませながら戦い続けている。いくら魔力に優れていると言えど、各上の相手とそんな戦いを続けていればいずれは限界がくる。事実、先ほどからなのはの攻撃の被弾数は劇的に上がっている。今はまだ反射的にラウンドシールドでそれらの攻撃を防御することができるが、その余裕がなくなるのも時間の問題だ。
しかしかといって立ち止まるわけにもいかない。どこかに降り立とうにも大地はワルプルギスの夜が取りつこうとしている浮遊大陸しかなく、影魔法少女の数も徐々に増えてきている。何体かは傀儡兵が引き受けてくれてはいるが、それでもなのはの比重が減るどころか徐々に増え始めていた。
【高町なのは、私の声が聞こえるかしら?】
(´・ω・`)プレシアとナノハとの共闘戦線。なんて珍しい。
第12話 これが私の望んだ結末だから その3-00フェイトはプレシアの娘になるために、アリシアになる事を願い、魔法少女になったが、予想外の事が起きる。
ソウルジェムが消失し、死体として保管されているアリシアが生き返って魔法少女になっちゃった☆
プレシアの方は、ジュエルシードから魔力だけを抽出して、魔法少女ナノハに渡していた。
それは19個のジュエルシードから集めた魔力。これならワルプルギスの夜を倒せる。
アルハザードへ来る目的は達成したので、あとはアルハザードを探索し、アリシアを蘇生するための術を見つけるだけだったが、既にアリシアは魔法少女として生まれ変わっている。
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フェイトが意識を失ったのとほぼ同時刻、水溶液に浸されたアリシアの水槽の中に一つの宝石が現れる。それは先ほど、フェイトの目の前から消失したソウルジェムであった。金色に輝くそのソウルジェムは、まるで意志を持っているかのようにアリシアに徐々に近づき、その唇に接触する。するとソウルジェムの色が徐々に輝かしい金色から澄み渡る空色へと変化していった。
それと同時に先ほどまで微動だにしなかったアリシアの肉体に変化が訪れる。僅かに揺れる指先。そしてゆっくりと開かれる瞼。瞼の奥から覗かせる焦点の合っていない瞳。だがこの瞬間、紛れもなくアリシアは二十年ぶりに目を覚ました。
(…………ここは?)
(´・ω・`)プレシアさんの希望のアリシアざんが、破滅が待っている魔法少女さんになってしまったぁっー!
第12話 これが私の望んだ結末だから その4--杏子は織莉子の口から、本来の未来(まどかの原作)と・・・・魔法少女は魔女になる宿命を背負った存在である事を教えられたが、特に驚愕してはいない。
今までの魔法少女人生で気付いていたからだ。
今はそんな事よりも、ワルプルギスの夜ほどではないが、魔女たちが融合した化物を、杏子達の戦力で相手しないと海鳴市が壊滅しちゃう大事態。
しかも、織莉子は時空管理局に捕まる訳には行かないから離脱するので戦力にならず、実質3人の戦力で倒さないといけなかった。
しかも、ワルプルギスの夜と戦っているナノハさんが、魔女に身を落としている。
幸い、魔女になっても自我がある所が救いだけど・・・・・皆に不幸フラグが立っている作品なので、ハッピーエンドなさそうな雰囲気。
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だがその姿は以前とまったく同じというわけにはいかない。その姿は魔女のような異形な化け物ではなく、完全な人型。身に纏う衣装も今までの黒を基調にしたバリアジャケットからそこまでの変化はない。だがその大きな違いは背丈にあった。そこにいたのは小さな子供の少女ではなく、成熟した一人の女性。小学生らしい平らだった胸元は、つんと張りのあるものに。子供らしい起伏の少なかった胴体は、スラっとしたくびれのあるものに。幼さの残る顔つきは、とても大人びたものに。言うなればこの姿はより戦闘に適した姿と言っても過言ではないだろう。すずかの意思を継ぐために、そして目の前の強敵を倒すために手に入れた力をより実践的な形で使える形態。それが今のなのはの姿だった。
(´・ω・`)魔法少女から魔女になったおかげで、身体も成長したんだ。
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