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銀河英雄伝説[25]-【4】 【四章 ヤンとの最終決戦】
銀河英雄伝説〜その海賊は銀河を駆け抜けるC

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        /:.     〈カj   ,.ー- 、_ _      !
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        ヽ;; :. . __,.イィイ ハゞヽ、. : ;; :; :;:; . .  ヾ
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        /:::;;:;:;:;;j:::. . .〈じニゞ,i  ,テラー、`,!;;;;;;;; . ::;!     ラインハルトと戦っていると思ったら、主人公だった。
        ゙、j:;;;:;:;,:!::::.:. .   ´ l   `    .!;;;;;;;;;;;;;ソ  な、なにを言ってるかわからないかもしれないが、ラインハルトの旗艦そのものを囮にされて、何処をどう攻撃すればいいのか
         /;:;:;:ト;:!;::::. . .    , ‐、      j;:,イi;;;;;;!   分からない。
         `、;:;:〉ハ!::::.:.:.    ー      ,リ j !;;:/   指揮官も防御向きの連中ばっかりで、隙がなくて辛すぎて負けてしまったよ。
          j/;:ヾ ,:::::::.:.   __      ソ ',::;/
          リ;;;:;:;:ト、:::.:.:..  〈二二ヽ   /,イ;:!'゙
         ,rー- 、リ:\::.:..  ´ ̄ `   ,/;;:;!'゙
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(´・ω・`)ヤンのゲリラ戦に対抗するために、主人公がラインハルトの代わりに旗艦に乗り、ラインハルトが戦場に居ると思い込ませた上での同盟軍との最終決戦な【四章 ヤンとの最終決戦】だよ。
(原作の方は、ラインハルト本人が旗艦に乗って、正々堂々と戦う恐ろしい博打やってる)
(´・ω・`)戦場にいる艦艇数で、主人公の率いる帝国軍の方が劣っている最終決戦だけど、

●帝国軍は背後に補給基地があるから長期戦になると有利になる。
●増援をひたすら待ちながら、徹底的に守りの戦い
●ラインハルトの旗艦そのものを囮に、主人公達は全く別の艦艇を旗艦にしている。おかげで旗艦をわざと討たせて、士気を下がらせるっていう手も使える。


(´・ω・`)ラインハルトの旗艦を囮にして、何処を目標に攻撃すればいいのか分からなくなる状況になるようにしたんだ。
あとは持久戦に耐えて、ラインハルトの本体が自由惑星同盟の首都惑星を攻略し、同盟軍を降伏させておしまい。
民主主義の芽が残るように逃げ道も用意して、ヤンが敵にならないようにしているよ。

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銀河英雄伝説〜その海賊は銀河を駆け抜ける 【四章 ヤンとの最終決戦】    作者:azuraiiru  Z   40-49話 2013年 07月 30日 
 
第四十話  相性 ^--主人公は、自由惑星同盟の目的を推測して皆に話した。
ラインハルトを抹殺する事による新銀河帝国の内部分裂である。
そのために補給基地の守りに4個艦隊を残し、残りの艦隊で同盟内にある補給基地を破壊する事になった。
ラインハルトを旗艦から降ろして代わりに主人公が乗って餌になり、・・・・主人公の所にヤンと相性がいい連中ばっかり集めた。
ひたすら守り抜き、完璧な勝利を求めない堅実な指揮官さん! 
 --
「二倍の兵力で分進合撃を図る同盟軍に対しローエングラム公は各個撃破を図りました。ヤン・ウェンリーはそのような積極果敢な指揮官なら、より強く勝利を求める指揮官なら最終局面で紡錘陣形による中央突破を狙うだろうと読んだのです。完璧な勝利を求めようとすれば採るべき手段は限られてきますからね。そしてあの逆撃が起きた……」
 「……」

 「ローエングラム公がもう少し凡庸か、或いは完璧な勝利を求めなければあの逆撃は無かったと思います。相性が悪いというのはそういう事です」
(´・ω・`)この40話が今までの中で一番神回なような気がぷんぷんする。ヤンを降伏させる名誉を得ることで功績第一位を取得する気だ。

第四十一話  雷鳴近づく ---主人公は、相手が頭脳チートのヤンだったので不安だった。
一応、ヤンを不利な戦いに巻き込む事で勝利しようと思っているが、土壇場に逆転されて旗艦を撃沈される可能性がある。
少数で多数を打ち破ってきたヤンが相手な上に、主人公側の艦艇の数では劣っている。
敗北すれば新銀河帝国は補給物資を失い、短期決戦で挑まないといけなくなるのだ。  
-

「敵より多数の兵力を集め、補給を整え敵を圧倒するのが戦争の常道だ。口にするのは容易(たやす)いが現実に行うのは容易(ようい)ではない。それを実現したローエングラム公は間違いなく名将だろう。となればヤン・ウェンリーは何と言うべきなのかな? 戦争の常道を否定してしまう彼を……」
 「……化け物、かな」

(´・ω・`)同程度の兵力でヤンと闘うとか、なんて無謀な主人公だ。でも、この餌をちらつかせないとゲリラ戦仕掛けてくるし、無理ゲー。


tp第四十二話  決戦(その一) --主人公とヤンの戦いが始まった。
兵隊の質では同盟が劣っており、 勝利しないといけないと焦っているせいで、それが弱点になっている。
でも、相手がヤンなので油断はできない。
主人公が勝利するには、10日経過するか、ヤンに勝利しないといけないからだ。 
--
ヤン艦隊が前進して頭領の艦隊に迫ろうとしている。第一艦隊を救おうとしているのだろう。そして間接的にカールセン、ホーウッドを援護しようとしている。或いは一気に勝負をかけに来たか。ミュラーが側面からヤン艦隊を牽制する。そして頭領の艦隊が更に第一艦隊に攻撃を加えた。同時にルッツ提督の艦隊が前進する、まさか本当に中央突破をするつもりか!
(´・ω・`)ヤン艦隊を真っ先に潰して、勝利する気かな。長期戦になると主人公が倒れそうだ。

第四十三話  決戦(その二) ^ヤンは、ラインハルト達と戦っていると勘違いしているので疲れていた。
今のところ、軽くあしらわれているだけのように感じるくらいに同盟軍の状況は不味い。
でも、銀河帝国の方も冷や汗を掻いている。ヤンが突撃してきたりして、旗艦を沈めようと行動しているのが明白だった。

同盟軍には、もう後がない。 
^^
酷い戦いだった。全体としては優勢だったけど何時までこの優勢が持つか……、そんな事を思わせる戦いだった。溜息が出そうだよ……。最初の一時間、あれが大きかったな、上手く同盟軍の出鼻を挫く事が出来た。戦闘の主導権を握る事が出来た……。

 しかしなあ、俺もミュラーも追い打ちが出来ないんだ。いや出来ないわけじゃないがヤンとモートンが正面だからな、ヤンはもちろんだがモートンもしぶといから無茶が出来ない。頭が痛いよ、あそこでもう一撃できればもっと有利になったんだが……。結局は中途半端な形になってしまった。
(´・ω・`)同盟軍の方が頭が痛いだろうけど、新銀河帝国の方は・・・・・主人公の体調が悪化して、ピンチになりそうだ。

第四十四話  決戦(その三) --同盟軍がしつこいくらいに何度も戦いを挑んできた。
戦況は膠着状態に陥り、ヤン艦隊お得意の一点集中砲火で大被害が続出する!
主人公は被害を減らすために後退して、縦深陣を作った。
それのおかげで同盟軍が被害を出し、グエン・バン・ヒュー提督が戦死し、同盟軍の先鋒部隊が壊滅の危機になっている・    
--
それにしても上手くしてやられた、これまでの丸一日半の攻撃はこれのためか……。平凡な攻撃を繰り返す事でこっちを油断させた。いきなり攻撃方法を変える事で混乱を誘った。見事だよ、ヤン。やっぱりお前は戦争大好き人間だと言う事が良く分かった。俺の忠告も無視してくれたしな、この礼は高くつくぞ、楽しみにしてるんだな。
(´・ω・`)新銀河帝国が焦る必要がない分、ヤンが不利になりつつある戦況だった。

第四十五話  決戦(その四) -エル・ファシルの地をエル・ファシル公爵領にする主人公の案は、民主主義で選ばれた指導者が公爵になる民主主義制の領地だった。
新領土を上手く纏めるために、同盟の現在の民主主義を活用しようっていう考え方である。
反帝国の人間を増やさないためにも、彼らにも希望を残してあげる事で帝国を繁栄に導こうとしているのだ。 
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「帝国は自由惑星同盟という国家は反乱軍として否定する。しかし民主共和政という統治制度は否定しない、エル・ファシルでの存続を許す。百年、二百年後、帝国の統治が破綻すれば或いは民主共和政が新たに銀河を治める事になるかもしれぬ」
 「そ、それは」
 二人が驚愕している。リュッケがごくりと喉を鳴らした。フロイラインも表情を消している。

 「そう思う事で彼らが帝国の支配を納得するなら安いものだ。そして帝国の統治者達も気を抜けば彼らに取って代わられると思えば愚かな統治はするまい。敵無き国家は内から滅ぶ、それは統治制度も同じであろう。民主共和政は帝国が繁栄するために必要なのだ」
(´・ω・`)常に敵を作り続ける事で、国を維持するっていう案か。
    

第四十六話  決戦(その五) --主人公の乗っているブリュンヒルトが危なかった。
ヤン艦隊を引き摺りこんだ上で戦うという方法を選択すると・・・・目立ちすぎる外観だったのでこのままだと破壊されてしまう。
主人公はそれを逆手にとり、別の艦艇を旗艦にして移り、ブリュンヒルトをわざと撃沈させる事にした。
これでヤンに最大の油断が生まれるはずだ! 
 -
「そうじゃ有りません。こっちから突っ込ませてヤン艦隊に撃沈させるんです。同盟軍はこの艦を撃沈すれば撤退に移ろうとしますからね、向こうの攻勢を止める事が出来る。まあ直ぐ逃げたと分かるでしょうが態勢を立て直す事が出来るでしょう」
 はあ、この艦を囮に使うの? 皆目を白黒させているよ。参謀長もびっくりしている。

(´・ω・`)分かりやすい囮を設置して叩くとか、頭が柔らかい。

第四十七話  決戦(その六)   ーーアッテンボロー艦隊がブリュンヒルトに肉薄した。
ヤンは、ラインハルトを殺害したと思い込み、銀河で多くの人間の血が流れてしまう未来を予想して罪悪感を感じている。

でもっ!勝利したと思ったら戦闘続行な上にラインハルトが死亡してない情報が流れた事が致命的だった!
同盟軍は徒労感を感じたまま戦わないといけない!
 ー
民主共和政と平和、どちらが尊いのだろう……。専制政治の元での平和と民主共和政の元での戦争……、どちらが望ましいのか。民主共和政を護る、専制政治と戦う、平和を前にしてその事にどれだけの意味が有るのだろう。人命以上に大切なものが有るのか、それとも人命こそがこの世でもっとも大切なものなのか……。分からない、私には答えが出せない。だがそれでも私は戦争を選択した。

 反発、だろうか、反発かもしれない……。黒姫の頭領に対する反発。イゼルローン要塞を奪われた、明らかにこちらの隙を突かれた……。屈辱だった、あれほどの屈辱は味わったことが無かった。そして着々と宇宙統一に向けて動く彼に反発した。だからあの防衛計画を考えたのかもしれない。ただ彼に私と同じ屈辱を味あわせたい、それだけの思いで……。何という事だろう、思わず溜息が出た。
(´・ω・`)勝利したと思って、未来の事への罪悪感まで感じる余裕っぷり。すげぇヤンだ。

第四十八話  決戦(その七) -ブリュンヒルトが撃沈されてからは、銀河帝国軍は楽勝ムードに突入していた。
どこにラインハルトがいるか分からないので、余裕で同盟軍の攻撃を凌いで、将来の事を語り合う余裕を見せている。
戦後は軍が縮小されるだろうから、後方支援系の仕事の方が出世しやすいだろうという未来予測まで出ていた。

更に、帝国軍は増援が来た上に、自由惑星同盟の首都惑星をラインハルトが攻略しちゃったから完全勝利が確定!  
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「それにローエングラム公は帝都をオーディンからフェザーンに移します。そうなると補給の体制もオーディン中心からフェザーン中心へ移す事になる。さらに資材、物資の調達も今後は同盟領が使えますからね、仕組みを新しく作り直すくらいの作業になります。ここで力を発揮できれば美味しいですよ、出世もするでしょうし企業との繋がりも出来る。退役後の再就職も難しくないでしょうね」
(´・ω・`)死亡フラグだと思えるほどの余裕っぷりだった。

第四十九話  決戦(その八) --新銀河帝国が完全勝利し、自由惑星同盟を併合した。
残った問題はヤンである。 
民主主義の芽を残すような形で戦争が終了したので、武装蜂起する可能性は少ないと思われるが、主人公は念のためにヤンと出会って脅し、反乱が起こらないように祈るのだった。
--
「軍が解体されれば私は無力な一市民でしかありません。頭領が何故私を危険視するのか、良く分かりませんね」
 ゆっくりとした口調だ、視線は頭領から外さない。
 「私はビュコック司令長官を恐ろしいとは思いません。だが貴方は恐ろしいと思います。例え指揮する兵を持たなくてもです。貴方には何をしでかすか分からない怖さが有る。だから大人しくしてくれと頼んでいます」
 頭領も同じようにゆっくりとした口調で答えた。頭領も視線を外そうとしない。

(´・ω・`)そろそろこの小説も終盤か。ヤンが武装蜂起する理由があんまり思い浮かばない。



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4 件のコメント:

  1. ヤン・ウェンリーは絶えず苦悩に苛まれ、常に逆境に落とし込められながらも
    必死にもがき続ける姿がとってもよく似合う男なんだ

    だから、どのルートでもヤンをフルボッコにして辛苦を与えるココアのオリ主さんは
    本人の台詞通り、根っからのヤン愛好家なんだと思った(´・ω・`)

    宇宙一の根性悪にしてロクデナシの称号は伊達じゃない(キリッ

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    1. (´・ω・`)確かに、どのシリーズでもヤンは困ったことになる。
      同じ同盟軍にいても、ヤンが困ったことになっている鬼畜っぷりだよ。

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    2. つまり、ココア[頭領・提督・公爵]は、根性悪なりにヤンを心から愛しているんですよ。異伝亡命編とかあったら、フレデリカでなく…。

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    3. 胸がアッくなる代わりに本がウスくなる展開もあるということですね…。

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