銀河英雄伝説[24]_【12】
銀河英雄伝説 仮定未来クロニクル K
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(´・ω・`)故ロイエンタールの息子フェリックス・ミッターマイヤーが、自身の本当の父親がロイエンタールだという事を知って、父親達の激戦すぎる時代のお話さんとか、そういうのを周りから聞く短編さんだよ。
立ち場が立ち場だから、不和の種になったら大変って事で、銀河帝国の首脳陣集めた超豪華すぎる保護者会までやっている大騒動な有様だよ。
(´・ω・`)次の短編で立憲君主制へ移行するために頑張っているし、とうとう終盤に話が進みつつあるね。
次の時代の主役達が育ちつつある。
「おまえさんが、あと五、六歳年上で、その顔のまんまの女の子で、
親が国務尚書じゃないなら喜んでそうしてやるところだが、ほんとに残念だよ。
人間、誰しにも欠点はあるもんだ」
(´・ω・`)戦闘艇のエースパイロット オリビエ・ポプラン大活躍。
ヤンのお話さんとか懐かしい。
銀河英雄伝説 仮定未来クロニクル 【十二章 新帝国暦16年4月 フェリックスの冒険】 |
ハーメルン 作:白詰草 |
SS |
8話 |
2013年05月22日( |
きらきら星に願いを!--ミッタマイヤーの義理の息子フェリックスは、自分がロイエンタールの息子だという事を知っていた。
かつて新領土と帝国の二つの距離の暴虐を謀略に利用されて、親友と殺し合う嵌めになり、膨大な数の軍人が戦死した戦役を起こしたロイエンタールの息子さんだと知ってしまったので悩んでいた。
そんな困っている時に、フェリックスは、オリビエ・ポプランと出会う。 --
「おまえさんが、あと五、六歳年上で、その顔のまんまの女の子で、
親が国務尚書じゃないなら喜んでそうしてやるところだが、ほんとに残念だよ。
人間、誰しにも欠点はあるもんだ」
(´・ω・`)悪い遊びを教えられそうな面子だ。
Little Star Go Home--オリビエ・ポプランは、フェリックスの反抗期を応援してやるためにも、まずは情報を集める必要があった。
相手はヤンすら戦いを避けようとした帝国の双璧である。
ところどころ、ヤンのセリフを借りて、ロイエンタールと似たような感じに女を抱きまくり、19歳の頃に子供を作ったのに親になった事を全く知らなかったワルター・フォン・シェーンコップの話をし、フェリックスは知らない昔の話を聞いて感心させながら・・・・ミッターマイヤー邸へとフェリックス本人を輸送した!
話も、昔話が今に帰結するような感じにしたので、フェリックスは身近に伝説があるんだなぁーと感心して、自宅へと帰った。 --
「考えるにしても、作戦は必要だぜ。
敵(おや)はおまえの全生命線を握っているし、社会的な立場も圧倒的に上だぞ。
まして、宇宙屈指の名将と、それを支える賢夫人の連合軍じゃあな。
うちの寝たきり司令官どのだって、帝国の双璧とは戦闘を避けてたからなぁ」
「僕の父さんはヤン提督には勝てなかったって言ったよ」
(´・ω・`)とても良い昔話だった。ところどころヤンのセリフや、ロイエンタールと似たような生活してたシェーンコップの例を出して、最後は華麗にハッピーエンド。
蜂蜜とクリームとチョコレート--フェリックスは、父ミッターマイヤーに実の父親ロイエンタールの事を聞いてみた。
その結果、ロイエンタールの性を名乗るには、面倒な手続きが法律で必要と決まっており、話しているミッターマイヤーの方が混乱した!
戦場で疾風ウォルフと呼ばれている事もあり、迅速に説明しようと思って混乱し、妻のエヴァに長い時間をかけて説明すればいいいだろと助言を貰うほどに焦っていた!--
(´・ω・`)法律と手続きの前には、疾風ウォルフすら屈服するしかない有様だよ。
宇宙一高貴な保護者会 --帝国軍の重鎮が、ロイエンタールの事を思い出しながら情報交換していた。
これもフェリックスのために開かれた高貴すぎる保護者会である。
結果的にミッターマイヤーは息子と話し合えっていう結論になる。ロイエンタールの事を教えるよりも、息子と言葉を尽くして話し合った方が効率がいいだろって事だった。
--
宵の明星、明けの明星--ミッターマイヤーは、息子フェリックスに父ロイエンタールの過去の事を話した。
門閥貴族による腐敗が横行しすぎて死にそうになった所を、ラインハルトに助けを求めて、そのままラインハルトの元でトップクラスの功績を打ち立てた忠臣だった。
だが、新領土の総督になったことで、ラインハルトから物理的に距離が離れすぎたせいで、小者の甘言で冤罪をかけられ、このまま更迭されて処刑されるなら、反乱を起こしてラインハルトと戦ってみたいと思って行動したのである --
「ロイエンタールにとっても望まぬ処罰だったさ。
だが、帝国宰相にして元帥であるローエングラム公に、諾(ヤー)以外の回答はできなかった。
思うにな、これも専制政治の欠点なんだ。同盟では自分の罪以外では裁かれることはない。
そして、何人も裁判なくして処罰されないとある。この裁判も最大三回の機会がある。
迂遠といえばそうなんだが、処刑されてしまった後で、
無実だとわかっても取り返しがつかないだろう。
これは、旧同盟でも冤罪が蔓延していた時代があって、
より慎重になったということらしいんだがな」
(´・ω・`)処刑される可能性を考慮すると、専制政治だと反乱やるしかない(キリッ
皇帝ラインハルトと物理的に距離が離れすぎたせいで、あの有様だよ。
一番星に祈りを…… --ミッターマイヤーと息子フェリックスが話し合った事で、死んだ父ロイエンタールの事以外の事も知ってみたいという知的好奇心がフェリックスの心に湧き、親子は仲良くなって騒動がひと段落した。
この騒動は、どう転ぼうと・・・・・母エヴァが料理を作って待っているので、人間の三大欲求の一つを支配されているフェリックスの事は特に心配されていなかった。 -
彼女は、夫ほどには息子との関係を心配はしていない。人間の三大欲求の最上位。胃袋を掴んだお袋の味ほど強力なものはないのだから。
(´・ω・`)最後の最後で、エヴァが家庭の支配者として君臨しているから、不仲のまま終わる事がありえない有様だよ。
きらきら星変奏曲--オリビエ・ポプランは、フェザーンの近くでの物資の輸送で金を儲けていた。
そんな時にフェリックス少年が、ポプランの元に訪ねてくる。
父ロイエンタールの話を周りから聞けば聞くほど、可笑しい人にしか聞こえず、今度はヤン・ウェンリーの事について聞いてみようとしている。
ポプランの口から語られたヤンは、テストの出題範囲を読んで、ギリギリ及第点を取れるという器用な事をできる感じの人物像であり、子供の頃の借金を短期間で返し終えた頭脳チートだった。
実現可能な案を持ってくるまでは、何度も何度も駄目押しをされ、相対的に目立たないがヤンは毒舌だったのである。 --
「保険はあるにせよ、到底足らんぜ。つぎ込んだ資産は相当なもんだっただろうよ。
ヤン提督は、その債権の整理やら乗組員遺族への補償を、十六歳でやり遂げた。
その子のことを覚えていた人がいたから、あの時にフェザーン商人から借金ができたのさ」
(´・ω・`)ヤンに金があれば、弁護士の道を目指すのも悪くない感じの頭脳チートだね。
歴史関係はスポンサーがいないと、対してお金にならない(キリッ
外伝 無限回廊――エンドレス・ロード―― --女帝ヒルダは、フェリックスの事で悩んでいた。
今まで育ててくれたミッターマイヤーが、父親ロイエンタールの実の仇だと知ったら、どういう行動に出るのか不安で仕方ないのだ。
こんな時にヤンが生きていたら、宇宙の安寧のために働いてくれるのだろうにと、死んだヤンの手を借りたいほどに厳しい。 --
(´・ω・`)現実が厳しすぎて、死んだヤンの手すら借りたいほどに、人生が辛い有様だよ。
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