共和国と帝国の国力が正反対な状況だったら・・・という逆の状況で描かれた興味深い小説。
圧倒的な国力でヒャッハーっ!
7話あたり --原作では、ヤン・ウェンリーはが生かされていた理由は、自由惑星同盟のほうが劣勢だったから、殺せない理由があった。しかし、状況が正反対のこの作品では、暗殺の危険性が非常に高いため、ヤンは己を守るために、帝国から投降したオーベルシュタインを雇い、自分の派閥を守るために戦おうとするのだった--
15話あたり --帝国への大侵攻は敗北に終わった。帝国との講和を成立させるため、軍事産業にも利権を用意し、今までの名声と功績を利用して、和平派の援護のもとヤン・ウェンリーは大統領選に出馬する。--
22話あたり --ロイエンタールは、ラインハルトと戦いたかった。しかし、対等な条件で戦えるのは、今しかない。そのため、嫌いな父の家を継ぎ、敗北が確定している貴族軍へと身を落したのだった--
29話あたり --皇帝はラインハルトによって殺され、ゴールデンバウム王朝は終焉を迎えた。新しい王朝でラインハルトは皇帝となり、キルヒアイスは・・・アンネローゼと結婚して、ラインハルトの義兄となり、副帝として君臨したのだった--
外伝 --戦争は終わり、平和な時代が訪れていた。共和国は強大な経済力で、次々と公共事業で大艦隊と要塞を作りあげ、帝国の資本を次々と買収し、帝国は属国の一途をたどっていた-- |