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銀河英雄伝説【10】-【9】
亡命編 銀河英雄伝説〜新たなる潮流H 【七章 同盟でクーデター】 【azuraiiruの作品集】 【ブログ】 |
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亡命編 銀河英雄伝説〜新たなる潮流 【七章 同盟でクーデター】 | 作者: azuraiiru | Z | 114-117話 | 2014年 05月 16日 |
第百十四話 暗闘-同盟のトリューニヒト政権は帝国との講和に乗り出そうとしていた。 戦争から平和へと舵を切り、地球教の存在を利用して、その恐ろしさを喧伝する事で同盟市民も納得させようとしている。 帝国の方でも、和平へのハードルを下げるために、劣悪遺伝子排除法を廃法にし、このまま宇宙に平和な時代が訪れ・・・そうになかった。 同盟の首都にいる主戦派が、帝国に攻め込もうと言ったり、元帝国人な主人公を排除しようとプロパガンタ戦をやっていたのである。 しかも、ハイネセンでクーデターが勃発していた! - 「しかしハイネセンでは主戦論が勢いを増しているようだ。フェザーンの扱いが決まらないのも帰還命令が出ないのも今が帝国領へ攻め込むチャンスだと考えている人間が少なくない所為だろうな」 チュン総参謀長の言葉に皆が顔を見合わせた。渋い表情をしている人間が多い。俺も当分は戦争をしたくない、もう沢山だ。 現在銀河帝国は混乱状態にある。帝国政府は今回の貴族連合軍に参加した貴族達に対して敗戦の責任を取らせると声明を出した。具体的には爵位、領地の剥奪だ。そして貴族連合軍に参加した貴族達、より正確には貴族達の遺族や親族は納得がいかないと政府に対して抵抗している。それを帝国の正規軍が討伐している。主戦派の言い分はその混乱に付け込もうというものらしい……。 ダーンという激しい音がスクリーンから聞こえた。エベンス大佐が両拳を握りしめ振り上げるともう一度机に叩き付けた。 第百十六話 遺書と墓碑銘ー帝国との和平のために、トリューニヒトの和平派に力をつけさせないといけないので、主人公はシトレ元帥や、トリューニヒトに命令しまくっていた。 『アーレ・ハイネセン程じゃありませんが立派な銅像が立ちますよ。自由と民主共和制を守るために倒れた勇気ある政治家として。自由惑星同盟で歴史上もっとも有名な政治家の一人に選ばれるでしょうしテレビドラマや映画にも登場します。主人公かそれに次ぐ立場ですね。このまま何事もなく生きているよりも有名になれるかもしれません、悪くないでしょう』 マクワイヤー委員長が溜息を吐いた。 第百十七話 憂鬱な人々 -同盟で起きたクーデターはあっさり鎮圧された。 ハイネセンではトリューニヒト議長達が装甲服を着て地上制圧戦に加わった事が大きな話題になっています。クーデターを起こした愛国委員会を激しく糾弾して許さないと宣言した事も有り戦う議長、有言実行の政治家と評価されました。その所為でしょう、クーデター鎮圧後トリューニヒト議長は改めて最高評議会議長に選出されています。
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