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銀河英雄伝説【10】-【13】
亡命編 銀河英雄伝説〜新たなる潮流 【九章 要塞 VS 要塞】 【後篇 移動要塞来てびびったから降伏する!】 【azuraiiruの作品集】 【ブログ】 |
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亡命編 銀河英雄伝説〜新たなる潮流 【九章 要塞 VS 要塞】 【後篇 移動要塞来てびびったから降伏する!】 |
作者: azuraiiru | Z | 134ー137話 | 2014年 08月 08日 |
第百三十四話 名剣か魔剣か -反乱を起こしたイゼルローン要塞が存在する限り、和平条約は当分お預け。 「だからこそ我々は彼を大切に扱わなければならないと思うのだ。彼を現役復帰させるのは難しくは無い。しかしそれを行えば同盟市民の中には政府はヴァレンシュタイン委員長に頼りきりだ、ガバナビリティは無いと判断する人間も居るだろう。彼が政府を自由に操っている等と勘違いする人間も出るはずだ。それは彼のためにならない」 「そして同盟にとっても極めて不幸な事だと思う。我々はその不幸な事態を作り出してはならない。切れ味の良すぎる名剣であるが故に使い方には注意しなければならないのだ、魔剣であると思われてはならんのだよ。周囲に畏れられては名剣とは言えなくなる……」 第百三十五話
弔悼-帝国と同盟が共同出兵してイゼルローン要塞を攻略する展開になる可能性があった。 「軍事要塞ではなく辺境星域や未開発星域を開発するための拠点基地として利用すべきだと思うのです。要塞内には食糧、開発用の器具、工業用プラント、農業用プラントを格納しておく。戦争に使うわけではないから要塞の規模は小さくて良い、要塞主砲も要りません。その分だけ開発、運用は楽なはずです。便利だと思いますよ、医療も整っていますからね。これは軍ではなく内務省の管轄かな」 「面白い案だ。今度ブラウンシュバイク公、リッテンハイム侯に話してみよう。帝国は辺境星域の開発に力を注ぐ事になっている。御二方とも関心を持つはずだ」 (´・ω・`)軍事技術の民間転用。それっぽくなってきた。 「あれは小惑星をくりぬいて造った要塞で重心が中央に無いらしい。そのため航行用のエンジンの取り付けが難しいようだ。それに元々の小惑星の部分がワープに耐えられるのかという疑問も有る。使用途中で崩れればそれだけで重心が狂う、技術者達からは新規に造った方が金はかかるが安全だろうという意見が出ている」 「まあ開発用の移動要塞は長期に亘って使う事になる。それに小型だから建造期間も短ければ費用もそれほどではない。新規に造っても十分に元は取れよう。運用実績が良ければ量産する事も考えている」 |
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