第01話 シロッコ、ジオン軍に立つ--『パプティマス・シロッコ』に憑依した人間さんは、生きていくために頑張って木星船団で活動し、ニュータイプとして覚醒していた。
歴史の傍観者でいるつもりだったが・・・死んだシロッコの母親が、『ジオン・ズム・ダイクン』の妻と知り合いだった!
そのまま、シロッコは引き取られ、のちの『シャア・アズナブル』ことキャスバルと出会い、親友になってしまったのである。
連邦軍を襲撃する『暁の蜂起事件』まで起こし、戦争の足音が迫っていた。
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第02話 ツィマッド社ーー除隊処分になったシロッコは、ジオンの『ツィマッド社』の研究施設に技術者として潜りこんでいた。
やろうと思えば、『ジ=O』を現時点でも作れる。
だがっ、シロッコは『ジ=O』の技術を公開するのは危険だと判断し
目の前にある『EMS−04 ズダ』に、その技術を注ぎ込んで、コンペでザクに勝たせようとしていた。
歴史改変☆ ー
「何か?」
「いや……君、ロリコンだったんだね」
失礼な、私をどこかの赤い男と同列にしないでもらいたいものだ。
彼女は間違いなく『天才』であり、しかも『女』……これからの時代に無くてはならない者だと確信している。
そんな未来ある者を導き、愛でることは歴史の立会人としての私の責務である。断じて低俗な理由などない。
……ただ、少し欲をいえばアルテイシアのように兄のように懐いてくれれば言うこと無しだが。
「いや、今の君の顔、間違いなくマズイから。
明らかにヤバい人の顔だから」
(´・ω・`)類は友を呼ぶ!
第03話 ララァ・スン^^シロッコが技術者として頑張りまくり、プロト・ドムの改善点を見つけ出していた頃、シャアはララァ・スンを見出し、シロッコの所に連れてきた。
久しぶりの再会で、シロッコはっ!
シャアからっ!
ロリコン呼ばわりされたっ!
近くにいて仲の良い娘が、天才のメイ・カーウィン譲だけ! ^
「君だよシャア、ララァ嬢のお陰でやっと妹よりもいい女が世界にはいることが気付けたのだろう?」
「……それならば、私の方こそ君は女性には興味がないのかと友人として心配していたが杞憂だったようだな。
中々にチャーミングな女性だ。
ただ……ロリコンは犯罪のようだぞ、シロッコ」
「誰がロリコンか、誰が」
どうも根も葉もない噂はシャアの耳にも入っていたらしい。そのことにため息をつくと、私の影に隠れるようにしていたメイ嬢を紹介した。
「彼女はメイ・カーウィン嬢。
君も名前くらいは聞いたことがあるだろう?
ザクの制作にも関わった才媛だ」
(´・ω・`)まさに類(シャア)は友を呼ぶ。
第04話 開戦の足音ーガルマ大佐のお気に入りだから、シロッコが軍隊に復帰する事になり・・・今まで天才といってもいい功績を残し過ぎたから、ジオン突撃機動軍司令『キシリア・ザ●』少将まで興味を引かれてやってきた。
目的は、シロッコみたいな超有能な奴がダイクン派なのではないか?という疑いである。
今のジオンは、ダイクン派は政治的に抹殺される情勢なので、天才シロッコがダイクン派と結び付くと厄介なのだが、キシリアが調べた範囲内では、ダイクン派との接触はない。
だからっ!
キシリアはっ!
シロッコの功績を思う存分搾取してゆっくりするつもりでいた!
あと、シロッコはロリ娘からモテモテ。 ー
「わかった。 ありがたく貰っておこう」
「待って!」
そう言って私は懐にそのお守りを入れようとしたのだが、メイ嬢はそんな私の手を引いて止める。
すると、何を思ったのか自らの髪を一房掴むと、それを刃物で切り、私に差し出してきた。
「な、何を?」
突然の行動に目を丸くする私に、メイ嬢のほうも私の反応を想定外のように首を傾げる。
「だって……お守りを渡す時には一緒に『毛』を渡すんだって……」
(´・ω・`)このままいけばっ!
きっと!
パプティマス・ロリコン
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