第三十七話 湿獄の淵 多くのジオンのエースを呑み込んでいった激戦区(地球)に主人公は送られてしまった。
ドズルから、地上で将来有望な部隊、士官・下士官の取り込みを任され、人材発掘を戦争しながらやる事になった。
ジオンは人的資源が少ないので、可能な限り・・・反ザビ派でも取り込む気である。
主人公が担当する場所はアジア戦線
暑過ぎてゆっくりできない気候だった s
おかしい。神妙な顔のドズルを見て、そう思った。
ドズルは将としては一流だ。それは間違い無い。だが、これは幾ら何でもおかしい。
将としての知見は、こんな広範なものではなかったはずなのだ。局地戦しか出来ないというわけではない。だが、戦後のことまで含めて、それも本来敵対どころか仇敵と言えるような相手を取り込もうとするなどというのは、絶対に無い。
冬彦の知るドズルというのは、あくまで将に徹しようとしていたふしがある。だからこそ難しいことは任せるなどと嘯いていたし、ガルマがいずれ己を超えるなどと公言し、誰かを支える位置にいようとしていた。
ギレンやキシリアとも積極的に鉾を交えようともしなかった。意見を述べることこそあれど、噛みついたとまで言えるのは、ソロモン決戦前に援軍をせかせた時くらいだ。
しかしこれは違う。本来ドズルが他人に任せていた部分に間違い無く首を突っ込んでいる。
よくよく考えてみれば、ハマーンの奪還の件からしておかしいのだ。ドズルが謀略を使うという点では無く、一族であるキシリアと対立するような動きを自ら行うという点で見るべきだった。そうすればまずあり得ない行動だということがわかったはずなのに。
(´・ω・`)主人公が頑張ったおかげで、ドズルが原作以上の器になりそうやで。
第三十八話 立っても気づけない-酷暑で主人公達が敗北しそうだった。
地球のアジアの気候がコロニー育ちには辛い。
特に女性士官に脱いで涼しくなれと言えない上に、頼りになるのは主人公の私物の扇風機。
でも1台しかなくて涙目だから、軍服を改造して涼しくするという方向に頑張る事になった。
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(´・ω・`)地球の気候が最大の敵な有様だよ!
(´・ω・`)宇宙空間を克服できても、地球の気候は克服できなかった。
第三十九話 新衣を纏--ザクを発見した。
連邦に鹵獲されたザクの可能性があるので、ジオン側の主人公達は警戒し、偵察ヘリを送っている。
もし、敵なら偵察ヘリは攻撃されるはずだが・・・攻撃してこない。
というか親衛隊の連中だった。-
《こちらはジオン公国親衛隊アジア方面派遣団、ミレイア・セブンフォード特務中尉である。事情は直接あって話そう。受け入れの用意を要請する》
(´・ω・`)面倒事なフラグだわ!
第四十話 親衛隊到来- ジオン公国親衛隊はエリートである。
元ネタがナチスドイツのSSという事もあり、良い装備を優先的に与えられて、質も最強。
階級も特務がつくと二階級ほど上扱いされる。
そんな連中から戦力を貸して欲しいと要求され、主人公はそれを断る。
部下を殉職させたくないからだ。-
ジオン公国親衛隊と言えば、公国軍の中でも相当なエリートである。
サイド3の総帥府に属する部隊で、わかりやすく言ってしまえばギレンの閥。
本国に居る為、実戦は他の二軍と比べて少ないが、一方で優秀な者が集められ、更には装備も質の善い物が集められ、その更新も早い。
よって、規模は他の二軍に劣りこそすれ、その戦闘能力においては決して劣らない。そういう軍なのだ。
中央の軍であり、本国の駐留部隊であるというのが基本である為、戦場に出向くことは通常であればまず無い。だが、時にはギレンの命により少数が他所に出向することもあるのだが、その場合は一部に特権が与えられる。
親衛隊において階級の前に特務がつく場合、現地においては更に二階級上乗せした階級の扱いになるのだ。
例えば、目の前のミレイア・セブンフォードと名乗る特務中尉の場合であれば、少佐相当として扱われるのだ。
(´・ω・`)軍と親衛隊はとっても仲が悪そうな気がするわ(元ネタがナチスの親衛隊と国防軍な時点で
第四十一話 機動巡洋艦- ザンジバル級機動巡洋艦2隻が豪勢にも主人公にプレゼントされた。
ルナツーで得た資材があるので、ドズルが生産しまくりである。
一つは工作艦であり、主人公の部隊はこれを得る事で、火力と機動力を得る事になった。
ただ・・・ジオン本国がきな臭い。
ダイクンが死亡した時のような雰囲気になっているという情報を、信頼できる大尉から受け取っていた。 --
「それとザンジバルと言っても後ろの艦は工作艦だ。戦力としては数えん方が良い。この艦にしても地上運用を念頭に大分武装を絞っている」
「なぜ?」
「数だけで言えば、MSは大隊規模の十三機。パーツ取り用だろうが予備機もある。それだけの数を腹に抱えて移動せにゃならんのだぞ? 多少削らねば自重で落ちるわ」
「なるほど」
「本当にわかっているのか? まあいいさ。これから隊長はお前だ。この船の艦長はそっちの眼鏡のお嬢ちゃん。儂は向こうの工作艦の艦長ということになる」
「指揮権は貴方? それとも僕?」
(´・ω・`)2隻もプレゼントされる時点で、ドズルに生きて活躍して欲しいと願われている証拠みたいなもん。
第四十二話 輝くー^グフの性能を主人公は聞いてみた、
どうやらザクより優秀なようだが、わざわざ生産ラインを確保するような代物ではない。
重力下の格闘戦用のMSなので、エースパイロット向けすぎて、評判が悪かったのだ。
基本的に、殺し合いは遠距離攻撃の方が安全なので、格闘は難易度高い。
そして、コンテナの中に金のインゴットが何故かある。
金、それはとっても価値がある代物。宇宙世紀でも価値が高い。 ^^
冬彦の隣に立ち同じように見上げるエイミーの答えは、少し意外な物だった。
グフは人にもよるのだが、余り評判が良くない。史実において一部のエースパイロットがカスタム機を駆ってそれこそ化け物じみた活躍を見せた一方で、それ以前の初期のグフが装備面で問題があったり、そもそも重力下における格闘戦用というコンセプトに疑問が投げかけられることも少なくないのだ。
奇襲戦や乱戦ではその強さを発揮するだろうが、少なくともグフに置いてはその分射撃武器が犠牲になっている。それなりの数が造られる予定のグフだが、全てがそういった想定したとおりのある意味恵まれた環境で戦える訳ではないだろう。
遠巻きに砲撃されたらどうするのか? 黙って耐えて近づいてくるのを待つのか、一気に急接近して行くか、それとも貧弱なフィンガーバルカンで対応するか。
(´・ω・`)相手に接近して、格闘戦を挑む前に遠距離攻撃の餌食になるから、格闘戦用MSは難易度が高すぎな有様だよ!って、原作アニメと同じ難易度にしちゃったゲームやって思った。
第第四十三話 とりあえず取っ払うところから--グフを予備機のまま腐らせるのが勿体ないので、格闘戦に適正があるフランシェスカが乗る事になった。
フィンガーバルカンは一度に5発撃てて便利だが、装弾数が足りない、威力がないと欠陥だらけ。
ザクマシンガンと比べると、良い点は取り回しの良さだけだ。
だから、主人公はフェンシェスカの生存率を少しでも上げるために、グフから要らない物をどんどん外していく。 -
そもそもこれをなぜやろうとしたのかと言えば、元を辿ればミノフスキー粒子問題やガンダムの装甲問題などには一段劣る物の、意見が割れやすいザクマシンガンの威力がおかしいのではないか?という現実世界の考証があるからで、ややこしい話なので詳しい事は省くが、ようはザクマシンガンの威力が弱すぎないか?という問題である。
一般的なザクマシンガンは百二十ミリ、初期型は百五ミリである。これがまるでガンダムに歯が立たなかったりジムスナイパー(T?)の装甲を正面から抜いたりしてジムの装甲問題なども絡んでごちゃごちゃするのだが、とりあえず何ミリかだけ覚えていただければ問題無い。
さて、ここで格闘戦に主体を置き、グフの五連装フィンガーバルカンが何ミリか。答えは七十五ミリである。それが五つ。フィンガーバルカンという位であるから、砲身もザクマシンガンに比べると非常に短い。反動のことを考えると、強装弾ということも考えられない。つまりフィンガーバルカンとザクマシンガンを比較した場合、前者が優れると思われることは精々取り回しくらいなのだ。
よって、来るべきMS同士の格闘戦に向けてつくられておきながら、フィンガーバルカンでMSそのものを破壊することは極めて難しいと考えられる。至近距離であれば可能性が絶対に無いとはいわないが、そんな距離ならそれこそ格闘戦を行うべきだ。
(´・ω・`)確かにフィンガーバルカンは、MSの手の耐久力・整備性・操縦性が下がりそうなだけに、現実的に考えるなら要らないよね。
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基本的に原作との乖離はサスロさんの仕業なんだろうけど、それを徹底的に隠して、変わった結果に主人公が振り回される場面だけを描写しているのが素晴らしいです。
返信削除解ったぞ! サスロ・ザビは転生者。
削除(´・ω・`)な、なんだってぇー!