プロローグ ---
0.運命の夜 --遠坂凛は、父親の遠坂時臣が残した円卓の破片を見つけた。それはアーサー王を召喚する触媒になるので、凛は喜ぶ。
セイバー【アーサー王】と自己紹介して・・・・・凛に聖杯に託すべき願いがない事に驚かれた。
二人とも良い関係で聖杯戦争をスタートする。
初っ端から、ランサーとぶつかり、セイバーの対城宝具が使えない場所での近接戦闘になってしまった。
だが、セイバーは最優のサーヴァント。普通にランサーを圧倒し、撤退へと落い込む。 --
1.黄金の邂逅 -衛宮士郎は原作同様にランサーに殺されて蘇生された後に、また命を狙われていた。
蔵の中にあった魔法陣がギルガメッシュを召喚し、原作とは全く事なる展開を迎える--
月光を背にした姿は、黄金。
太陽さえ恥じ入るような輝きを放つ、黄金色の髪。
どこまでも深い真紅の瞳は、何もかもを見透かすかのようで。
金色の甲冑で武装した男は、酷薄な笑みを浮かべて俺を見下ろしていた。
「―――問おう。不遜にも、貴様が我の光輝に縋らんとする魔術師(マスター)か」
(´・ω・`)
2.廻り始めた歯車 -ランサー相手に、ギルガメッシュが武器の性能と眼力だけで互角以上に近接戦やっていたが、ギルガメッシュが尋常じゃないほどに油断しまくっている!
王の宝物庫を使えば簡単に勝利できるのに、楽しむためにランサーと近接戦闘をやっているのだ!
結果的に、ゲイボルグすらギルガメッシュが防いで圧勝して、ランサーが撤退したが・・・・・セイバーと鉢合わせしてしまう。
第四次聖杯戦争での知り合いなので、セイバーがギルガメッシュをぶっ殺すために戦闘が勃発しそうな雰囲気だった。 --
3.聖杯戦争 --遠坂凛は、ギルガメッシュが既に受肉している事にツッコミを入れたが、ギルガメッシュが全部秘密・・・・どころか記憶喪失だった。
しばらくの間は、衛宮士郎という人間を観賞するために協力してくれるだけである。
衛宮士郎は、凛達と一緒にマスターとして申請するために冬木教会へと向かう。
こんな馬鹿げた大儀式を何度もやっていると知り、激怒しているのだ。 --
「解らぬか。では糸口を与えてやろう。―――雑種、貴様が今巻き込まれている遊戯は何だ?」
「……聖杯戦争、じゃないのか?」
「然り。時に問うが―――貴様は、此度の聖杯戦争が何度目だと思う?」
「―――な」
(´・ω・`)カリスマばりばりだ。
4.願いと想い ---衛宮士郎は、言峰キレイの口から聖杯戦争の内容を聞いた。
第四次聖杯戦争のせいで、冬木市で大火災が発生して、大量の人間が死んでくたばった事がわかって、怒りながら教会を後にする。
衛宮士郎の背後にいた言峰キレイは、父衛宮キリツグと同じく、聖杯戦争に参戦する衛宮士郎の姿を見て愉悦を感じていた。
教会の外で待機させていたセイバーとギルガメッシュの方は、意外な事によく話し合っていた。
その会話の中、ギルガメッシュがセイバーの過去の改竄という願いを聞いて、ツッコミを入れてくる。
過去の改竄は、英霊として祀られるほどに信じてくれた者達への裏切りではないかとツッコミを入れた。
セイバーはそれに動揺する。 -
「たわけ。我が嗤ったのは、願望ではなくその実現手段だ。『願いを叶えてくれる』聖杯だと?馬鹿馬鹿しいにも程がある。
よいかセイバー。夢とは己の力で掴み取るものであり、願いとは己の力で叶えるもの。然したる代償も払わずに、結果だけを享受しようなど虫が良すぎると思わぬか。
第一―――望んだだけで物事を好き勝手に変えようなど、それは人の道ではない。それこそ、そこに祀られている下らん神共と同じではないか。
世を乱し、世を正すは人の役割。神の紛い物など、それだけで虫唾が走る」-
(´・ω・`)ギルガメッシュの神様大嫌いっぷりがよく出来ているせりふだった。
5.英雄たちの戦い --凛達が教会を後にすると、イリヤがバーサーカーを連れてやってきた。
セイバー以上のチートステータスに凛が驚愕する。技量とかないのにステータスだけでセイバーが近接戦闘やると不利なのだ。
本来ならギルガメッシュが圧勝できて、バーサーカーなんてゴミみたいな雑魚にしか思えないのだが・・・このギルガメッシュは記憶を失っているせいで、自身の宝具を全く記憶していない!
本能でしか戦えないダメサーヴァントになっていた!
衛宮士郎がバーサーカーに突撃して、餌食になってしまう!
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「フン。あの女共は、そもそも貴様の敵であろう。セイバーを喪うのは我とて惜しいが、敵に情けを掛けるなど愚の骨頂。労せずして敵の一角を屠れるのだ、寧ろ僥倖と言うべきだろうよ」
(´・ω・`)記憶がないせいで、相性が信じられない程良いサーヴァント相手でも、逃げ出すという屈辱的な事をやらないといけない有様だよ。
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