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Fate/stay
night二次創作【24】-【1】 メディアさん奮闘記 【1章 メディアちゃんが不幸になったのは女神さまが悪い!】 TS作品 【ブログ】 作者 メイベル |
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メディアさん奮闘記【1章 メディアちゃんが不幸になったのは女神さまが悪い!】 | 作者:メイベル | SSS | 1-2話 | 2015年01月20日(火 |
-現実からメディアに憑依した! 石段に座り、アサシンの食事中ぼ〜と景色を眺める。 「キャスター、毎回そこで待つのは何故か」 下手に反応してからかわれないように景色をぼけ〜と見る。あぁ凄く平和だわぁ。特にアサシンがずずーと麺をすする音が、まるで平和の象徴のよう。 チュンチュン鳴く鳥の声を聞いてうつらうつらと夢幻を彷徨っていたら、いつの間にかアサシンが食事を終えていた。食事を終えたアサシンからタッパ等を受け取り山門の中へ入ろうとしたら声を掛けられる。 「馳走になった」 私の日常になりつつあるやり取り。聖杯戦争が本格的に始まるまでの偽りの日常。それのなんと心地よい事でしょう。hollow ataraxiaで私ではないキャスターが、アベンジャーに関わらずに居た理由がよく分かる。 偽りの日常の心地良さに身を浸し、笑顔で山門を通り抜ける。すると私の歩みを邪魔するかのように季節外れの一匹の虫が目の前を横切った。 「あぁ、まったく。折角の気分が台無しね」 今日は殺虫剤を作ろうと決める。特大の虫でも始末できる特別製の物を。 (´・ω・`) 遠坂凛の返答は人としては及第点。けれど魔術師としては落第点。この娘は優秀だけど、やはり甘すぎる。父親が亡くなった影響で魔術師の常識に歪まされる事なく、一般的な道徳心を持ちながら模範的な魔術の修練を積んできたのだろう。彼女の師でもあり兄弟子の言峰綺礼は、意外と人を育てるのに向いているのかもしれない。 「そ、れ、で、キャスター、一体何しに来たのか話してもらうわよ」 遠坂凛が仕切っているのに疑問は感じるが、言ってる事は当然の要求である。なので私は彼らへと改めて向き直り、ここへ来た目的を口にする。 「セイバーとアーチャーに、私と同盟を結んで欲しくてきたのよ」 両手を重ねて顔を少し斜めにしつつ、笑顔で言った私の言葉に4人が4人とも驚いた顔をした。敵意なく他者の陣営に来てやる事なんて、同盟を結ぶくらいのものだろうに。予期されていると思っていた言葉に驚かれて、内心で私まで驚いてしまう。 残念な物を見るような視線で、どうして驚いているのかしらね……? |
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