http://suliruku.blogspot.jp/2017/03/14.html

★(ﾉﾟωﾟ)(ﾉﾟωﾟ) 今回の挿絵は……材木の運搬をするキーニャン？

(´；ω；｀）昔の日本人達がやってテンプレ内政じゃ。
切った材木を川まで運んで筏にして、港まで運ぶんじゃ。
そこから船に乗せて、江戸あたりに売ると大儲けできるぞい。最小限の人件費で大量の木を運べるからのう

★(ﾉﾟωﾟ)(ﾉﾟωﾟ)（享楽国……海まで遠いし……そもそも、ワープゲートの向こう側に住民が住んでるから、船使わないし……材木をカード化しているから、この作品では使えない内政チートだな……）

松茸・カードを大量に入手して満足そうなリーファを連れ、ニャンタンはモフモフ城へと帰った。
橋を渡り、迷路状の通路を走り抜けて、キーニャンが眠っている部屋へと向かう。ニャンタンの視界に黄金色の扉が見えた。扉をバシィーンと開く――室内にある膨大な黄金の調度品の数々が、太陽光を反射してまぶしい。

「うわ、黄金の部屋アル！眩しいアル！どこの成金君主みたいな部屋ネー！黄金の茶器とか、机とか、凄いアルよー！やはり君主は儲かる仕事アルー！羨ましいヨー！
この部屋の貸し出しだけで、きっと１日に400万円くらい儲かるアル！」

リーファが驚いている間に、ニャンタンは畳の上で寝転がっているキツネ娘の体を揺らした。キーニャンだ。
巫女服を脱いで、ほとんど裸に近い格好で眠っている。

「先生ぇー！起きろー！服を着ろぉー！」

「眠いんじゃよ………何か面白い祭りでもやっているのかの？」

眠そうにしながらも、キーニャンが起きた。寝不足でキツネ耳が下にペタンッと垂れている。
ペタンという音が、キツネ娘の胸がペッタンコである事を主張しているようにニャンタンには思えた。

「祭りとかそういう問題じゃありませんっ！厄介な財政問題を解決できそうですよ！先生ぇー！莫大な戦費が何とかなるかも！」

「うむ……意味がわからんが最強じゃな？」

「ここに来る途中に、タヌウとクロネッコォを呼びましたから、日本へいきましょう！」

「眠いのう……二度寝しちゃ駄目かの？」

「駄目に決まっているでしょ！？一応、君主なんだから一緒に日本に行きましょう！」

「顔を洗えば眠気がさめてワンチャンスかの……？」

キーニャンはニャンタンに急かされて、ゾンビのようにゆっくりとした動きで衣服を着ようとしている。
しかし、この部屋には不審者がいた。リーファである。部屋にあるのはどれも黄金製だ。
床も、扉も、茶器も……黄金色。リーファが頭を両手で抑えて苦しそうに――

「お、黄金がすごいアル……これがキーニャン殿……いやキーニャン様の部屋アルか……金銭の価値観が崩壊するネ……」

「いえ、僕の部屋です。僕は金色が大好きなんですよ」

「なるほど……やはり夫婦神だったアル？ニャンタン殿はツンデレ属性の持ち主ネ？」

「このニート狐を一人で放置したら、今以上に駄目狐になるでしょ！？寝る前に火酒とか飲んでアル中になりますよ！？」

「なるほど、それもそうアルな……しかし、偉い神様なのに酷い扱いアル……あ、茶器を貰っても良いアルか？」

「駄目です！」

ニャンタンとリーファが、茶器を使った茶番を繰り広げていると――黄金色の扉が開いた。
開けたのはタヌキ娘のタヌウだ。その後ろにニャンタンの妹のクロネッコォがいて呑気そうに微笑んでいる。
妹のクロネッコォは、見事な黒毛が似合うネコ娘で、男の幻想を打ち砕く趣味を持っている変態だ。
クロネッコォはキーニャンの黄金の尻尾に飛びつくように抱きついてモフモフしている。尻尾は敏感な部分であり、親しい仲じゃないとモフらせて貰えない場所なのだ。

「あらあら……キーニャン様の尻尾は相変わらず太くてモフモフですわー」

妹の変態っぷりに、ニャンタンは何故か悔しい気持ちになった。

「おい、ニャンタン。クロネッコォを連れてきたのだが……日本というのは本当にすごいのか？」

タヌウがクロネッコォを無視して、話しかけてくる。ニャンタンは両手を大きく広げ、その動作で異世界の光景を伝えてみる努力をしてみた。どうせ、伝えられる情報量は1割以下だろうが、大まかに伝わればそれでいい。

「ええ、すごい異世界ですよ！材質はわかりませんが……大量の金属で構成された乗り物が動きまくっていて、夜でも恐ろしいくらいにすごく明るいんです！イド生物群の歩兵級なら殺せそうな飛び道具とかが流通していて便利そうでした」

「イド生物群よりやばそうだな。その異世界……」

心配そうなタヌウの言葉に、リーファが反応した。

「イド生物群って何アルか？井戸（いど）の中に住む生物の事アル？」

「この国は、謎の異世界から凄まじい侵略を受けているんです」ニャンタンが答えた。

「SFチックな世界観アルな」

「SFが何なのかはわかりませんが……イド生物群は、とんでもない物量で攻めて来るんです。知識神パルメドンに聞いたら、工場っぽい場所で生体兵器を量産しているらしくて、場所が異世界だから全く手が出せないんです……。
今、僕たちの享楽国は南方諸国を支援して、戦線を維持してますけど、あと３年もすれば、戦線を突破されそうな勢いでして……」

「そんな物騒な世界だったアルか！
という事は……キーニャン以外にも、異世界へと接続できる能力を持つ奴がいるという事アルね……」

「え……？」

「いろんな世界へとつなぐ扉は、キーニャン殿の能力じゃないアルか？」さっきまで様づけしてたのに、キーニャンの扱いがワンランク落ちた。

「先生みたいな駄目狐が異世界にいる……？まさか……？」

ニャンタンは眠たげなキーニャンを凝視した。このキツネ娘の尻尾にはクロネッコォがぶら下がっている。
他のみんなの視線もキーニャンに集中して……とうとうキツネ娘は諦めたような口調で語り始めた――

「ふ、今まで黙っておったんじゃが……色々とワープゲートを作って、あちこちに投棄していた時代があったんじゃよ……恐ろしいのう。怖いのう。
きっとイド生物群はそこから来たんじゃろうなぁ……」

「先生ぇー！尻を叩かせろー！」

ニャンタンは激怒して走った。目の前のキツネ娘の尻を叩かないとダメな気がしたからだ。必ずやお尻ペンペンの刑に処そうと覚悟を決めて走り続けた。

「嫌じゃー！わしは自由なんじゃよー！」キーニャンはニャンタンから逃げる。

「よりによって、イド生物群がいる危険な異世界と接続するなー！」

「いや、生物がいる異世界は少ないんじゃよ？命が誕生するのは奇跡に等しい確率じゃし、それが進化してすごい性能になるのも奇跡じゃよ？」

「どういう事だ！？」

「きっと、ワシが捨てたペットのどれかが進化して、こっちの世界に侵攻しとるんじゃろう」

「やはり諸悪の権化は先生だった！？袴を脱げー！」

「いやじゃー！」

キーニャンはニャンタンに捕まった。尻尾にクロネッコォがぶら下がっているせいで、重くて逃げられない。
お尻ペンペンにタヌウも参戦し、尻から心地よい音が部屋に響く。

「私も手伝おう……財政赤字の原因は戦争にかかる経費だからな……」

パシーン！パシーン！パシーン！パシーン！パシーン！パシーン！

「先生のせいで、財政が悪化して大変なんですよー！戦争にかかるコストってすごいんですよー！先生ぇー！」

パシーン！パシーン！パシーン！パシーン！パシーン！パシーン！

「わ、わしは自由なんじゃよっ……！飲んで食べて遊びたいだけなんじゃっ……！」

キーニャンは、まるで親に怒られた子供のようにお尻を赤くし、床に倒れ伏す。未だに、このキツネ娘の黄金の尻尾にクロネッコォが抱きつき、頬ずりしていた。

「あらあら……先生のお尻が真っ赤で可愛いですわー」

「なんか、独特な雰囲気の方アルね……どういう仕事をしているアル？」

「キーニャン様の信仰スキルを調整したり、新しい信仰スキルを作る仕事をしてますわー」

「なるほど、キーニャン殿の異常な信仰スキルは、やはり一人で制御できる代物ではなかったという事アルか……。
キーニャン殿だけを誘拐しても、意味がないという事アルな……異世界間交易だけで我慢するネ……」

「こら！？裏切る事を前提に考えちゃ駄目でしょ！
というか、地球に戻ったら即刻、裏切る予定だったな！？」

叫びながらニャンタンは、最低最悪な国家機密が、この日、誕生してやばいなぁーと思った。
ただでさえ、享楽国は交易を通じて、相手の産業を潰したりして、敵国を内部崩壊させてきた嫌われ者だ。
イド生物群をこの世に招いた原因が、享楽の神キーニャンにあると、ばれたら――全世界　VS　享楽国戦が勃発する可能性があり得るのである……。

（´・ω・｀）パルメさん 　 削除

ナインボール７７
組み立てパーツチートは基礎的工業力とか基礎科学とか無いと恩恵無いでしょ（あの絵見たらそこ迄至ってなさそうだし）(V)o￥o(V)

絵と言うより簡単な略図ダヨなこれ。(； ･`д･´)

日時：2017年05月21日(日) 15:36

(´；ω；｀)確かに……似たような部品を量産しないといけない時点で、共通規格が作れるレベルじゃないと駄目じゃのう……


そこら辺にあるただの小石(笑)
脆そう( ; ゜Д゜)

物によってコストが大幅にアップしそうだな

日時：2017年05月21日(日) 10:46

(´；ω；｀)定規を使って線を引けば良かった……とあとで後悔するパルメ


あっきの王様
折り畳みは総じて脆い傾向があるからなぁ…
ぽんぽん買い換えられる訳ではない古代的文明であれば出来れば時間を掛けて作られた方が合理的かと愚考します。

日時：2017年05月21日(日) 01:04

(´；ω；｀)折りたたみというより、プラスドライバー１本あれば、組み立てられる家具って感じかのう……

アバ茶
それは現代だからこそ余裕のある人間ができる芸当っぽい
後ろ盾なしで実際にやると生活かけてる職人の反感を買って職人抱え込んでるギルドにボコボコにされそう。

日時：2017年05月21日(日) 00:54

(´；ω；｀)そんなー

三倍アヲイ
小説書いてなくて絵ばっかり描いているせいで、なんだか飽きられてるにおいがするなあ

日時：2017年05月20日(土) 23:45

(´；ω；｀)うむ、内政ネタを投稿できる余裕があるのに、なぜか投稿しないパルメがいたりする……

---

日時：2017年05月21日(日) 16:49

ナインボール７７

組み立てパーツチートは基礎的工業力とか基礎科学とか無いと恩恵無いでしょ（あの絵見たらそこ迄至ってなさそうだし）(V)o￥o(V)

絵と言うより簡単な略図ダヨなこれ。(； ･`д･´)

---

日時：2017年05月21日(日) 15:36

そこら辺にあるただの小石(笑)

脆そう( ; ゜Д゜)

物によってコストが大幅にアップしそうだな

---

日時：2017年05月21日(日) 10:46

あっきの王様

折り畳みは総じて脆い傾向があるからなぁ…
ぽんぽん買い換えられる訳ではない古代的文明であれば出来れば時間を掛けて作られた方が合理的かと愚考します。

---

日時：2017年05月21日(日) 01:04

アバ茶

それは現代だからこそ余裕のある人間ができる芸当っぽい
後ろ盾なしで実際にやると生活かけてる職人の反感を買って職人抱え込んでるギルドにボコボコにされそう。

---

日時：2017年05月21日(日) 00:54

三倍アヲイ

小説書いてなくて絵ばっかり描いているせいで、なんだか飽きられてるにおいがするなあ

---

日時：2017年05月20日(土) 23:45

（´・ω・｀）パルメさん 　 削除

(´；ω；｀)よく考えたら、これ古い方の画像だ。明日ゆっくり撮影して修正verをupするお（太陽光がないと取れない）

---

日時：2017年05月20日(土) 22:19