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ゆっくり戻るよ!

地獄は宇宙と同クラスのサイズの階層が8つ連なっている構造になっている。
下に行けば行くほど、地獄としてのレベルが高くなり、より地獄らしい酷い環境になっていくのだ。
普通の人間なら各階層を移動するだけで数千年かかり、そこでそれぞれの刑罰という名前の拷問生活が待ち受けている。

周りがマグマでドロドロだったり、針だったり、常に人間の悲鳴と絶叫とエロい嬌声が響き渡る悪夢の世界である。
もう、美少女だって、スッポンポンの裸にされて殺されては蘇生され、殺されては蘇生されを繰り返し、刑期が終わるまで殺され続ける。
そんな光景を見て触手さんは・・・・・・美少女幽霊達を拷問しているモヒカン達に激怒していた。

「美少女は拙者に献上するべきでござるっ!
モヒカンは拙者の家臣だから大人しく言うことを聞くでござるよっ!
美少女には優しくしないといけないでござるっ!
美少女を拷問するようなゴミは制裁でござるっ!
美少女は優しく愛さないといけない世界の宝物なのでござるよっ!」

「「「「「「「「「「「ぎゃああああああああっ!!!!大魔王様だあああっ!!!!」」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「「に、逃げろぉっー!逃げるんだぁっー!!!!!」」」」」」」」」」」

このモヒカン達は、触手さんがうっかり蘇生が面倒で忘れられていた連中である。
100年前にブラックホール砲で一兆人くらいのモヒカン達が犠牲になり、蘇生されなかったので閻魔様(死亡済み)に職業を斡旋してもらって、地獄の各所でモヒカン達が鬼の代わりに人間の魂を拷問しているのだ。
現在は、触手さんの怒りを買って、触手でぷちぷちと潰されて消滅している。
うっかり美少女を棍棒でパシンパシン叩いてSMプレイをやっている現場を見られたのが不運だったのだ。
地獄は生きるのが辛いので、皆、痛いのがセックスよりも大好きなM娘になってしまうのである。
殺されて死ぬまでが全部ご褒美という奴だ。蘇生されるので無限に苦痛を楽しめる。

幸い、周りにM娘だらけの美少女幽霊さん達がいたので、その娘達が触手さんの興味を引き、触手さんが美少女幽霊をお嫁さんとして教育することに忙しくなり、モヒカンの犠牲者は一億人くらいで済んだ。

「い、痛みを与えて欲しいでござるか?
変わった娘達なのでござるよっ!
拙者は快楽を与える事においては世界最高峰のイケメンなのでござるよっ!
痛みよりも快楽の方がいいでござるっ!
その身に教えてあげるでござるよっ!」







第2話 地獄はとても広いでござる。美少女も多いでござる。






地獄は大混乱だった。
宇宙艦隊を普通に蹂躙できる巨大な触手さんが侵入しちゃった上に、最高責任者である閻魔様が死亡しちゃったからだ。
組織の中枢が破壊された事で大混乱に陥り、地獄の鬼達は10兆人くらい戦力を集めて、触手さんとの最終決戦を序盤から開始するのだが・・・鬼は宇宙戦艦よりも弱いので、触手さんに適うはずがなかった。
鬼が単独で勝てるのは、21世紀のアメリカクラスの国力と技術力がある国ぐらいである。

「鬼娘は角がツンツンしていて可愛らしいでござるっ!
その和服がそそるでござるっ!
ぜひとも拙者のお嫁さんになってほしいでござるよっ!
今、お嫁さんになると心地の良いスーパースッキリタイムが味わえるでござるっ!
とてもお得なのでござるよっ!拙者なしでは生きていけない身体にしてあげるでござるっ!」

「いやぁっー!わっちは喰われるのいやなのじゃっー!」
「食べないでぇっー!わっちを食べないでほしいのじゃっー!」
「わっちは美味しくないのじゃぁっー!滅茶苦茶に犯してもいいから食べるのはやめて欲しいのじゃっー!」

男の鬼は、無残に潰されて消滅し、女の鬼は触手の中に格納されて、着ていた紅い和服がビュッビュッと別の触手から吐き出されている。
まさに地獄絵図。男は殺され、女は食べられて死んでいるようにしか思えない光景だった。
ただ、鬼娘は角があるせいで、触手の内部に格納すると角が刺さって少しだけ触手さんが辛いようだ。

(鬼娘のシンボルが拙者には辛いでござるっ・・・!
調教中にグサグサと刺さって、あちこちが痛いでござるっ・・・!
でも、鬼娘はとても抱き心地がいいでござるよっ・・・!)

触手さんは、可愛いお嫁さんのために耐えた。
そして、将来的にどんな感じの着物を着せようかと考えながら次々と鬼娘を触手の中に格納してお嫁さんにし、周りには鬼娘の着物が散らばっている。
鬼達は圧倒的すぎる触手さんに勝てないとみるや、地獄の各地へと逃亡した。
全員がバラバラの方角へと逃げるので、触手さんでも捕まえるのが面倒である。

「鬼ゴッコでござるっ!
本物の鬼娘達とリアル鬼ゴッコとか夢のようでござるよっ!
恐怖に怯えて逃げる巨乳の和風美少女とか素敵でござるっ!
全員捕まえて、拙者のお嫁さんにしてあげるでござるっ!」















地獄は地形が異常すぎる事から、天然のトラップとしても利用できる、
糞尿だらけの場所で、入るだけで虫に身体の内部から全て食べられる屎泥処。」
僅かに触れるだけで全身がバラバラになるほどの刀を使ったトラップだらけの刀輪処。
無数のさまざまな苦しめるトラップがある多苦所。
山すらも砂のように焼いて吹き飛ばしてしまう炎がある闇冥処
こんな場所が地獄の各所に大量にあり、普通の人間ならどれも何千回と死ぬ内容なのだ。
妖艶な鬼娘達は、これを駆使して触手さんから逃げようとするのだが・・・・

「拙者の防御力は世界一なのでござるっ!
こんなところに逃げ込んでも無駄なのでござるよっ!
皆、スッポンポンにして花嫁教育を受けさせてあげるでござるっ!」

「いやぁっー!た、助けてほしいのじゃぁっー!わっちは死にたくないのじゃっー!」
「触手に食べられるのはいやじゃっー!わっちはイケメンと結婚するまで死ねないのじゃっー!」
「地獄の終わりなのじゃっー!わっちらは食べられて人生終了なのじゃっー!」

触手さんの防御力と再生力が高すぎて時間稼ぎもできていなかった。
鬼娘達は次々と触手の内部に格納されて、お嫁さんになっている。
どこに逃げても、それぞれの触手が空間を越えてやってくるので、鬼娘は1人も逃げる事ができない。
シュルシュルと小さな触手で体を拘束されて、巨大な触手の中にズポンッ!と格納される。
触手さんにとって地獄は暖房機とクーラー程度の脅威でしかないのが、鬼娘達の誤算だった。
マグマでもノーダメージっ・・・!絶対零度でも理不尽なまでのダメージなしっ!
もう、地獄にいる美少女達の貞操はおしまいだった!
地獄は人間を苦しめる事においては最良の場所だが、規格外の触手さんには無意味なのだ!

「たまらんでござるっ!たまらんでござるっ!
何処にいってもおっぱいボインボインの美少女・美女だらけで最強なのでござるよっ!
絶望して涙を流す和風美少女は可愛いでござるっ!
拙者の触手の中で、心地のいい夢を見てお嫁さんになるといいでござるよっ!
世界一気持ちのいい時間を提供してあげるでござるっ!無償提供でござるっ!」

ただ、問題があるとするならば、地獄が広すぎる上に時間の流れが滅茶苦茶なので、触手さんが1日経過して鬼娘を全部嫁にしたと思う頃には、外部では1万年の時が既に流れている。
地獄の各所でも時間の流れにズレがあり、貧乳エルフ娘のミーナちゃんが究極のヤンデレヒロインとして覚醒するのも仕方がない時間だったのだ。

今、最強のラスボスとの戦いが始まろうとしているっ・・・!

地獄の最下層・・・阿鼻地獄でっ!
ありとあらゆる罪を犯した者が、無限に苦しみ続ける地獄の階層でのラスボス戦が始まろうとしていたのだ!
仏教の伝承にすら内容が記せないレベルの秘密の拷問世界であるっ!

「ご主人様の嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき」



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