ゆっくり戻るよ! |
ゆっくり前に戻るよ | ゆっくり次に進むよ! | 6話のコメント欄はこちら |
006「人類絶滅政策-2」 |
カウンター日別表示 |
しばらくの重い沈黙の末に――
(こいつ、ブラックホールで消滅させていいか?
でも、そんな事をしたら俺の悪評は広まるばかりだ……。
落ち着け、俺。
もう少し会話してから、消し飛ばすかどうか決めよう、うん。
話し合いって重要だよな。
こんなにも話のわかる俺は、後の世で、きっと配慮に長けたカリスマ王と呼ばれて、美少女からモテモテになるに違いない)
何気に酷い事を考えたワルキュラは、威厳を再び纏ってパルスラーンに問いかけた。
「お前は失業したから……この砂漠で死んだのか?
だから、俺を恨んでいるのか?」
「ワシが失業して食い詰めて、イライラしたから、エルフ娘を襲ってエッチィ事をしようとしたら魔法で返り討ちにあった!
だから、ワルキュラが全部悪いっ!」
「よし、わかった。
貴様の価値はゴミだ。
貴様には第二の人生を生きる権利はない。
エルフ娘を襲う大罪は万死に値する。
地獄で懺悔せよ」
ワルキュラは激怒した。彼には他人の心はよく分からないが、嫁の一人が金髪エルフ娘だから、美少女を守ろうとする意思だけは人一倍あった。
だが、パルスラーンは骨の両手を大きく振って抗弁する。
「全ては失業したせいだっ!
お前のおかげでっ!ワシは住む場所もっ!妻も子供も居なくなってしまったんだぞ!
ワシがワルキュラを崇拝しないのはっ!生活を保証してくれなかったからだ!
君主は民草の生活を保証する義務があるはずっ!」
「ふむ……お前は学者か何かか?
色々と詳しいな」
「本屋で万引きした本にそう書いてあった!」
「こら、待て。
泥棒は駄目だろ……失業しても他に仕事があるだろう?
犯罪に手を染める必要はないはずだ」
「日本人どもが推進した機械化のせいでっ!
あっちこっちで大規模リストラが行われたんだっ!
そのせいで、街中が失業者に溢れているんだぞ!
全ては日本人をのさばらせたのはお前に原因がある!ワルキュラぁっー! 」
その言葉に、ワルキュラは両手が恐怖で震えた。
……国内に住む日本人が好き勝手に、色んな産業を作ってくれてラッキーだと思ったら、逆に失業者が増えていた。
産業があるのに無職が増える。すなわち、ワルキュラのイメージダウンに繋がる。
今回のコメントまとめ+ 小ネタの感想まとめ
http://suliruku.futene.net/Z_saku_Syousetu/Tyouhen/Dakara_isekai/c6.html
【内政チート】「源泉徴収で効率良く税金集めてチートする!」20世紀の日本
http://suliruku.blogspot.jp/2016/03/20_23.html
※異世界内政C〜お金を発明したパルメ(´・ω・`)〜
パルメ(´・ω・`)皆〜、この石のお金と、食料を交換しようよ〜
庶民(ノ゚ω゚)ノ(ノ゚ω゚)ノなにそれ……
パルメ(´・ω・`)お金だよ?
肉と違って腐らないし、長期保存できる優れものなんだ。
庶民(ノ゚ω゚)ノ(ノ゚ω゚)何に使うの?
パルメ(´・ω・`)物と交換できる。
庶民(ノ゚ω゚)ノ(ノ゚ω゚)お前すげぇな!まじ天才だよwwww
↓
庶民(ノ゚ω゚)ノ(ノ゚ω゚) 岩を持ってきた!
お前の持っている食料と交換しろ!
パルメ(´・ω・`)……お、お願いっ!
毎日、ただの岩を持ってきて貰っても困る!
輪っかの形をした岩じゃないと金としての価値がないのよ!
ゆっくり戻るよ! |
ゆっくり前に戻るよ | ゆっくり次に進むよ! | 6話のコメント欄はこちら |