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10億ユンヤーの大金は、見つかると危ないお金だから、自室に隠す事にした。
俺の叔父さんも「ゆへへへへへへへっ!税金を滞納する時は隠すに限るぜっ!」って言ってたから隠した。
外に行く仕事がある時に、豪勢に使って遊ぶお金だと思うことにするぜ。
それに今はそんな事よりも、仕事を成功した事をクーニャちゃんに知らせに行かないといけないしな!
さぁ、クンカクンカ祭りの始まりだぁっー!

 

 

 

第15話  クンカクンカ・・・・?パンツの世界にようこそ!

 

 


俺はラッキーちゃんとともに冒険者ギルドの最上階へと来ていた。
魔法で屋上に飛ばしてもらって、ここまで来たから楽勝だぜ。
クーニャちゃんの部屋へと続く扉を開けると・・・・・誰もいなかった。
部屋にあるのは豪華で赤いソファー、ガラス製のテーブル、高そうな装飾品の数々だけだ。
クーニャちゃんを抱きしめてクンカクンカしたかったのに最悪だぜ。
こうなったら、褒美だけはたくさん貰わないといけないな!
この部屋の奥に、もう一つ扉があるんだが、今までそこから先を見た事ないから探検しちゃうぜ!
俺は笑顔でそこまで歩いて、扉を開いたぁっー!

「おおっ・・・!なんて女の子らしい部屋なんだっ・・・!」

扉が開いた先に広がるのは、たくさんのクマのヌイグルミ、巨大ベット、可愛らしい装飾の棚、鏡がある部屋だ。
クーニャちゃんの良い匂いが、この部屋からして、気分が良い。クンカクンカ。
あと、部屋に棚があるなぁー?これは開けないといけないよなっー?

「これは開けるしかないなっー
クーニャちゃんの婚約者としては、開けるべきだよなっ〜」

【女の子の部屋を漁る男とか最悪だわっ!どこのストーカーなのよっ!】

≪変態だね!ラッキーはこういう変態には身体を許しちゃ駄目だよ!≫

ラクシズと風生首に侮蔑されても、俺は棚の引き出しを手に持って、それを後ろに下げる欲望を実行した。
すると、そこには百枚はあるであろう縞々パンティーが並べられている。
黒と白、青と白、緑と白、ピンクと白、紫と白・・・・・う、美しいっ・・・!
なんという美しさなんだっ・・・!これは全てお持ち帰りしたいぜっ・・・!
これこそ至高の芸術といってもいいパンティーだっ・・・!
とりあえず、5枚くらい盗んでおこう!
さらにもう1枚っ!さらにもう3枚っー!
いやっ!全部盗むぞぉっー!全部、俺のもんだぁっー!
この芸術品は全部俺の物ぉっー!ヒャッハー!

トンっトンっ

ん?後ろから肩を叩かれているな。
きっと、ラッキーちゃんが俺に何か用事があるのだろう。
俺は身体ごと後ろを振り返ると、そこには・・・・顔が渋い黒服の男がいて驚いた。
更にその後ろには、クーニャちゃんがいて、腕をプルプル震わせていて怒っているようだ。
クーニャちゃんは可愛らしい顔を歪めて

「お前が仕事を達成したと聞いて帰ってみたらっ……! 
この変態めっ……!私が留守な事を良いことにパンツを盗んだなっ……!
それは報酬として渡す品だっ……! 
つまり、ジュエルと同じ価値を持つに等しいっ……!制裁っ……!制裁だっ……!
首輪は拷問器具と化すっ……!と言いたいところだがっ……!」

クーニャちゃんが躊躇ってくれるようだ。
愛しているが故の優しさだと嬉しいな。

「電撃で爆弾腕輪が起爆するからっ……!黒服にボコボコにさせるっ……!」

え?

「徹底的にっ……!情け容赦なくっ……!気絶する程度の制裁をしろっ……!」

目の前の黒服が腕を振り絞って、一瞬で俺の頭を殴った。
その次の瞬間に、腹を膝蹴りされて骨がパキンっと折れる音がする。
身体ごと倒れこんだ俺に向かって、全体重を乗せた踵落としが炸裂し、痛いと思う前に意識が暗転して真っ暗になった。

 

 

 

 

 


次に目が覚めた時、俺の自室のベットの上だった。
肋骨とかが折れていて、身体が痛い。腕にあった爆弾腕輪の感触がなくなっているから外された事がわかる。
周りを確認すると・・・・俺を珍しそうな目で見ているラッキーちゃんがいる。
何時も着ている白いローブを纏っていて、清楚に見えて美しい。
クーニャちゃんがツンデレすぎて辛いが、この娘がいれば生きていける気がする。
ただっ・・・!隣にいる風生首が最大の障害なんだっ・・・!

≪ラッキーは、この変態に近づいちゃ駄目だよ!
パンツ泥棒の性犯罪者さんだからね!≫

「でも、この人間は見ているだけで面白い。
あれほど拒まれても、クーニャさんの事を好いているのは非常に新鮮で面白い。」

ラッキーちゃんがクスクス笑っていた。
そんな可憐な姿を見るだけで、心が癒される。
俺はそんなラッキーちゃんのためにも贈りの物をしようと思った。
ズボンのポケットの中を漁り、無事に盗み出す事に成功した黒と白の縞々パンティーを発見した。
清純な白に、大人の色気を漂わす黒、まさに絶妙な縞々模様。
俺はベットに倒れたまま、縞々パンティーを掲げて

「ラッキーちゃん・・・・これは俺からの・・・・君への想いだ・・・・」

このパンティーを履いて欲しくてプレゼントした。
ラッキーちゃんは、ノーパンだから、これでバランスが取れるはずだ。

≪へ、変態だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
ひいいいいいいいいいっ!!!!変態だよぉぉぉぉっ!!!!!!≫

「うん、わかった。」

風生首が騒がしいが、ラッキーちゃんは受け取ってくれる。
しかも、そのまま目の前で、パンティーを両足に通してゆっくり履いてくれた。
ローブでほとんど見えなかったが、プレゼントしたパンティーを履いてくれたと思うだけで、恋人が出来た気分だ。
パンティーの履き方くらいは知っていたようで嬉しいぜ。
妖精のように可愛らしいエルフ娘が本当に恋人になってくれたら、俺の人生は安泰・・・・ん?
俺の頭の上にいるラクシズの様子が可笑しいな。

【私には何もくれなかったのにっ・・・!変態ぃっー!
もう容赦なんてしないんだからねっ!馬鹿ぁっー!】

これは電気・・・ぎゃああああああああああああああああああっ!!!!!
中途半端な威力なせいで痛いぃぃぃぃぃぃっ!!!!!!!!!!!
頭に直接電撃を叩き込まれて痛いぃぃぃぃぃぃっ!!!!!!!!

≪風の精霊と人間との間の禁断の恋って奴だね!
身近な好意に気づかない人間を見ていると哀れに思えてくるよ!≫

【いつもいつも、他の女ばっかり見て・・・馬鹿ぁっー!馬鹿ぁっー!
なんで私の事を見ないのよぉっー!】

死ぬぅぅぅぅぅっ!!!!!頭が沸騰して死ぬぅぅぅぅっ!!!!!!!!
あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”

 

 

 

 

m(。≧Д≦。)m 都会に来て働いているおかげで、絶世の美少女達と縁はあるが、誰も未だに嫁になってくれねぇっー!
都会は本当にひでぇっー!ところだぁっー!
クーニャちゃんのパンツで我慢するしかねぇっー!
こんなところに希望も目的もなく就職するんじゃないぞ!

 

 

 

 

二章  変態すぎる婚約者は、底辺のDランク冒険者になって酷使労働ぅっー! おしまい


次 →  三章  有能な変態は、アルバイトなCランク冒険者になって戦争に行ってこいっー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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