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60-120日 ヒャッハー!エルフ娘による食糧獲得生存競争だぁっー!
60日目 場所:元大型デパート 自動販売機を虐殺中
エルフ娘は、マンションの各階にある自動販売機の中に、飲料水がある事に気がつき、自動販売機を剣で何回も何回もぶん殴って破壊する日々を繰り広げていた。
その時に剣を何かにぶつけるだけでスキルの経験値が蓄積し、レベルアップするという事に気がついたエルフ娘は、スキルレベルアップを兼ねて、自動販売機クラッシャーを開始するっ!
「お主には恨みはないが・・・お酒を吐き出すのじゃっー!
こんな森もない場所でストレスを解放するには、お酒しかないのじゃっー!」
可憐な金髪巨乳美少女が、剣を両手にガンガン自動販売機を何回も攻撃している様はシュールである。
剣は、神様から与えられた特製オマケ仕様のせいか、刃こぼれがひとつもなかった。
エルフ娘の執拗な攻撃のせいで、自動販売機さんは、表面をガンガン破壊され、サンプル部分が飛び散り、鍵ごとぶっ壊れるほどのフルボッコ模様である。
お酒を始めとした飲料水の入った缶をドサドサと吐きだし、エルフ娘がそれらを集めて大喜びしている。
「ああっ・・・!この世界は酒だけは美味しいのじゃっ・・・!」
本来の目的である自然復興をやる前に、精神的に辛すぎて現実逃避していた。
今日もお酒を飲んでグーピーグーピー寝る駄目エルフっぷりである。
もしも、モヒカン達に見つかったらレイプされるのは間違いなしのスカート大公開の無防備さだ。
【服とパンツが二カ月間履きっぱなしで汚れています。衣服が綺麗になるだけの衣服自動洗浄スキルを取得しますか?】
「もちろんなのじゃー。ぐーぴーぐーぴー」
【衣服自動洗浄スキルLv1を取得しました。】
衣服と芸術的な青と白の縞々の下着が、真っ黒になっていたが輝きを取り戻したっ!
120日目 場所:元ラブホテル 食糧がなくて大変だぁっー!
エルフ娘は、人生最大の問題に直面していた。
今までは自動販売機や、お菓子の販売機を破壊する事で贅沢に生活出来ていたが・・・カロリー0の水を残して完全消費してしまったのであるっ!
何処の廃ビルを探しても、無事な自動販売機が見つからないのだっ!
「た、大変なのじゃっ・・・!
お酒がなくてストレス解消ができなくてイライラして大変なのじゃっー!」
エルフ娘はストレスを溜め込んで大変そうだ。
今までは、お酒のおかげで気を紛らわす事ができたのに、酒どころか食料すらないのである。
事態を改善する方法を考えないといけないが、あまりにも何にもない上に、移動手段が歩きなので遠くまでいけなくて困っている。
水はデパートに大量にあったリヤカーなどに載せればいいが、このままではエルフ娘の餓死は確定なのだっ!
かつて住んでいたジャングルとちがって、ここには狩れる獲物があんまりいないっ!
「わっち、ジャングルに戻りたいのじゃっー!・・・ん?」
そして、そんなエルフ娘の耳に、遠くから複数のバイクの音が聞こえた。
エルフ娘は現在住処にしている元ラブホテルの一室のベランダに移動し、何の音なのか気になって見てみた。
そこにいたのは、50人はいるであろう凶悪犯罪者顔をしたモヒカン達である。
全員がバイクに乗り、別の場所へと移動しているのだ。
ビュンビュンと次々と元ラブホテルを通りすぎ、非常にうるさい。
「に、肉じゃっ!あんなところにたくさん肉があるのじゃっ!」
エルフ娘はこの事態を解決する名案を思いついたっ!
でも、相手の数が多すぎるので、モヒカン達の進路方向だけを確認し、場を立ち去ったっ!
●金髪巨乳美少女エルフ娘
●装備 女勇者の鎧 勇者の剣
スロット@
【散歩スキルLv15
歩く効率があがり、レベルが増えると足腰が強くなる。】 『すごいぞぉっー!少し速いぞっーー!』
スロットA【剣戦闘スキルLv15 剣を扱う技量が上がり、手先が器用になる。】 『ヒャッハー!中堅レベルの剣術だぁっー!』
スロットB【放射能耐性Lv20
病気にも強くなる。】 『どこの生物兵器だぁっー!』
スロットC【化学兵器耐性Lv20
細菌攻撃とかに強くなる。】 『どこの生物兵器だぁっー!』
スロットD【衣服自動洗浄スキルLv10】 『1日ごとに服が勝手に綺麗になるっ!』
Lv5 3流 Lv10 2流 Lv15 1流 Lv20達人 Lv25
化物
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