第四病・星に願いを-園芸部の部長、柏木園子がデレデレになってない事から、初対面な主人公はやり過ごそうとした。だが、会話中に喜ばせてしまい好意を持たれてしまう!
心の底から嬉しいと思わせる会話をやってしまった事に主人公は気づいた!
更に苛めに合っている所を助けてしまい、ヤーンデレフラグを踏んでしまったぁっー! --
「今日は、本当に嬉しかったです(・・・・・・・・・・)。 ありがとうございました」
そう、何かを堪えるように静かな笑顔で俺達に言った。
(´・ω・`)オワタ。好意を持たれ過ぎた状態で、更に好かれるとか、もうオワタ。
第五病・HappyendがBadend! HeartfulにFullbokko! MorbidなMaiden! --園子というヒロインは、恋人になると他のヒロインを殺害してしまうというヤーンデレヒロイン。
自分だけを見てもらうために、他のヒロイン殺して、首だけにするという恐ろしい事をやるキチガイなのであるっ!
そもそも、どのヒロインも主人公を独占するためなら殺害を厭わないので、誰かと付き合う=死亡フラグだった!
そんな最低最悪の園子に主人公は好意を持たれてしまい、心臓が恐怖でドキドキする。
でも、園子を苛めから助けるために主人公は地雷を踏みに行くのだった。 --
「だって仕方ないじゃないですか、一応、その後も話し合いで解決しようとはしたんですよ? 縁くんの大切な幼馴染なんですから。
でも河本さん、金槌なんて出してきたんです、それでもう駄目なんだって分かったんです、そしたら許せなくなって、彼女には友達も居場所も沢山あるのに――私には縁くんしかいないのに、そのたった一つだけの掛け替えのない物を、河本さんは私から奪おうとしたんですから」
(´・ω・`)ヤーンデレヒロインだらけだと、ハーレムルートが怖いね。うん。今回のヒロインが一番怖い描写だ。
第六病・これから
--園子を助けるために苛め問題を主人公は解決しようとしていた。
成功する事そのものが死亡フラグに直結しちゃうのだが、それでも自分が死亡フラグに挑み、園子を苛めている3人と、園子を和解させようと頑張っている。
親友達を頼って、苛めの原因を調査して、全員が同じ園芸部に去年所属し、顧問がやめちゃうような大問題が発生している事を突きとめた。
なんと、やめた顧問が変態行為や盗撮やる犯罪者さんだったのだ!
それを苛めている3人側が知らず、園子を犯人だと決めつけていたのだが苛めの原因だったのであるっ!
という行動を頑張っていたせいで、他のヤーンデレヒロインを刺激してしまい、主人公の人生が危ない! --
「こ、こうして手を繋ぐの、いつ振りだったっけ?」
確か、小学何年生かまではこうして手を繋ぐ事がよくあったと思う、でも最後からどれ位経ったのかなんて、分かる筈が――、
「…………七年と、三十五日振りだよ」
(´・ω・`)何処もかしこも死亡フラグだらけだ。ハーレムENDとかないと絶望的な感じだね。この苛め問題を解決したら、更に死亡フラグ増えるとか、人生の難易度が高い。
第七病・月はいつもそこにある- 柏木園子が学園を欠席した。
主人公は柏木園子への虐めをなくすために、苛めの主犯を呼び出して反省させようとしたが無意味。
事件の全貌そのものが綾小路家の権力で見えなくされ、関係者の口を封じてあるのである。
学生達で解決するのが困難すぎる難題ばかりだ。
とりあえず、引き篭もり状態の柏木園子を登校させるべく、柏木園子の家へと向かい、近所のオバサンから情報を集める事に成功し・・・・妹さんのヤーンデレフラグを主人公さんは踏んだ!
隠し事をしたせいで、妹さんのヤーンデレフラグになっている!
既に柏木園子とかそんな問題じゃない!妹の手で人生終了させられる一歩手前だ!
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渚が一言発する度に、何か口にしろと心の中で思うが、そう焦れば焦るほど、かえって言葉が喉につっかえる。
今までに感じたことの無い焦燥感に為す術もなくなっている事だけが嫌にハッキリと認識出来る。
そうして、黙り続けている俺を見て、渚の表情が―――いや、全てが変わった。
「どうして何も言わないのかな? あ、もしかして言わないんじゃなくて、言えないのかな? そうだとしたら、お兄ちゃんはこんな夜遅くまで、どこで、誰と、私に言えない様な事をして来たのかな?」
「……ねぇ、お兄ちゃん」
「もしかしたら、女の人と一緒だったんじゃないかな?」
(´・ω・`)ヤーンデレフラグきたぁっー!
他のヒロインを救うための行動は、すなわちヤーンデレフラグ!
主人公さんの命がやばくてワクワクしたよ!
第九病・未来は僕らの…-- 柏木園子への苛めをやめさせるための最終決戦。
柏木園子は主人公に言われて、自分の意思で決着をつける気になった。
だって、このままだと主人公が一方的に情け容赦なく解決しちゃう気だもの
主人公はいじめっ子達を呼び出して、苛めの原因そのものを突きつけ、証拠に校長先生本人を呼んできた。
園芸部の顧問が学校を去ったのは、園子を強姦未遂しようとしたからなんだよ!って内容を証言させて録音。
真相を暴くと同時に、隠蔽工作行った校長先生も社会的に制裁。
苛めっ子達は勘違いで、レイプ未遂の被害者である園子を徹底的に苛めまくった悪者という事になる。 -
「それは本気で言ってるのか」
「はい。
そこにいる早坂と小松、それにもう一人今日ここにいない新房という生徒を、適当な理由で退学させてくれさえすれば」
「三人もか……真っ当な理由もなしでは、だが……」
「それこそ簡単でしょう、今回のいじめをダシにすればいいんです。
長期に渡る陰湿かつ非道な仕打ちを、大々的に学園に発して退学処分にすればいいんです。
いじめに敏感な今の世の中で、校長の貴方だったらそれが可能でしょう?」
これが、俺の考えたバッドエンドの方法。
今この瞬間まで誰にも――悠はおろか綾瀬にさえ言わなかった最悪の手段。
柏木との完全な和解が不可能だというのなら、根本から、この場合は柏木とこいつらの繋がりを完全に断ち切ってしまえばいい、その為の手段が三人の退学だ。
本来はもっと回りくどい過程を踏むつもりだったが、直前の悠との言い合いが上手い具合に校長の思考を狂わせて、冷静な判断が出来なくなっている事が幸いした。
これが成功すれば、もれなく柏木とこいつらの縁は一切の禍根も残らなくなるだろう。
逆恨みくらいはあり得るかもしれないが、自分達のして来た事が世間に広まっていては、容易に動く事もままならなくなる。
最悪の場合では、周囲から向けられる非難の目に耐えきれず、引きこもるなり家族で引っ越すなりするだろう。
何故ならいじめをする人間の殆どは、自分のした行為を返されると、たちどころに脆くなる人間ばかりだからだ。
やる時は簡単にやり、やり返される時も簡単に崩れ落ちる。
「ま、待ってよ! そんなの、あんまりじゃ――」
「あ? 何があんまりだよ?」
出来る限りの荒声を意識しながら、早坂を睨み怒鳴りつける。
既に早坂も小松も、自身の柏木に対する罪悪感から大きい態度に出られない、低い声で静かに言っても黙るだろうが、相手の思考を乱す為には、大きい声の方が今は有効だ。
「そんなのあんまりだって? 一体どこがどう『あんまり』なんだよ、言ってみろ!」
「だ、だってその、退学なんて、幾ら何でもやり過ぎじゃ――」
「何処がだ馬鹿女! やり過ぎでも何でもないんだよこの程度! お前まだ自分がどんな事して来たのか分かってねえのか? あぁオイ、どうなんだよ!?」
「……っ、分かってる、けど」
「いじめたんだよお前らは! 半年近くも! 教師にレイプされかけて、校長含めたクズな連中に口止めされて、心が追い詰められてる柏木園子を、もれなく身体も一緒に更に痛めつけたんだよ! 三人がかりでなぁ!? そうだろう、楽しんでたなぁお前ら随分とよぉ!? 違う事一つでも言ってるかぁ?」
「……違く、ない、けど」
「野々原君、お願い……もうやめて、真弓も私も、悪いって分かってるから」
「だっったら口ごたえすんなよ、黙って退学でも何でも受け入れろ」 (´・ω・`)なんて格好良い奴なんだ。
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