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東方Project【11】-【5】 【五章 出会ってサヨナラーする人生】
 生活の柄〜幻想郷放浪記〜D【モジカキヤ

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__ { i {弋ニ=-. . . . .人___入_j ノ                { ̄}ハY⌒^゚ ◯; : : : : : : : ノ⌒Yしヘ{:.:.:. 幻想郷が変わってしまった。
:/⌒7}: : . . . . .r≦小廴}厂}  :| } !  : |iト、!i ト、 :. :.Y^}ョメョμア: : : : :'′:.:.:.:「}ヌ\ 餌として連れて来た男性のせいで
:.: . . /小:. : . .`≠=孑ァ′ ハ : ! __从ハ: : .: |i{斗┼+ i|: ト、\jョモuョョヌr':.:.:/:.:.:.:.:.}:}ョモ求@
:. . ./Z八 : : :{:i: : : /ハ _/小 {;. ! j!/ 厂`;..|:.リノ 仆L.jl_:.i| 八 \\`ト、ョョャc:.Y:.:.:.:.:.:.:.://ョガ
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 /〃 { {i__/レ'-‐ )爪X]}:::::{ハY/  {{ j:|八、}:し'^ヽ、  ^⌒ヽ::つ}__::/ fに、≫'/イ Vノノ人\
りヽ{  \\ ( -‐ァ斧'`ミ}:]}:::::Ei{{レ   \:j   `_   {{ヽ  . : ‘;:::う}kヘ{辷ノ:{{{  У ィf{  \
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个ー //  厂  }jしチ'l|:::jに!:]}:::/' ノ{       ヽ      ノiし少:':i:i:i:「^{ハ {にヌヘY{\,\ヽ j:
| { {  / jしイ{ {\ハ::jiらし'xく′}i{       {    f_jレうi:i:i:i:i:i人__j::::} }と.,ヌk}し-=)) )}/;:
.:Y { ijレ'ィ爪い 弐さ>'¨うf^::::{   V}_      \fチ冖く}冂:i:i:i:ィ}レ杙i/k}/さ{ャc{{厂 ]「}し フ
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  X'   __  \Vi}ヌk_j}:::ハ:i:iフ fニ=--‐‐≠:i:i:i:广 7′\\   //xく:}]ノ{i L.}}kfニニヘヽ{ノノ }
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{   __j!  X//∧      Vμ\∨:,ニ=-::ノ::::::::fニ=ミ  /::{ {し}jノ7f'// /\ __j__}ヘ  {「 ̄`ー
气--‐'ヘ   ∨//∧     ∨マ}jハ \◎ハ:::::::八__,  /:::::ゝ-=チr=ニ={{う}Y^^{ニ}ノハ V{\}レ}//
Vハー‐ ヘ  ∨//∧     ∨K}_jfア}  Y⌒::::/    し'   人弋⌒ヾ乂fヘ「丁{ / ーY^イ}_j _,
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(´・ω・`)これは別れと出会いの物語。
出会って、サヨナラーな
【五章 出会ってサヨナラーする人生】

(´・ω・`)残りの出会ってないアリスや、命蓮寺の連中と出会い、幻想郷での人間と妖怪の関係を変えまくった末に、旅に出る。そんな旅を愛する自由な男性だったわ。
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生活の柄〜幻想郷放浪記〜 【五章 出会ってサヨナラーする人生】     理想郷 作者:モジカキヤ  Z  48-58話 2014/01/22 

 四十九 --主人公は幻想郷ですら忘れられてしまった者達が住む場所へと来てしまった。
無数にある並行世界の存在的な場所である。
そこではあちこちが爆発して燃えていたりして、住むのが困難すぎる魔境だった。
宮沢賢治の『春と修羅・序』の世界観なのである。
--
ただ、センセイの言う異なる世界というのは、それとはまた違ったものらしい。
 例えるとすれば、とある世界の幻想郷では、私が居ない。代わりにセンセイが居る。
 別の世界では、私もセンセイも居らず、さらに霊夢が幼くして病死している。
 また別の世界では、そもそも幻想郷が成立していない。
 また別の世界では、私でも那梨君でも無い、違った外来人が八面六臂の活躍をしている。そんな具合らしい。詰り、パラレルワールドということである。

(´・ω・`)魔境だ。

五十 --豆腐屋で命蓮寺の一輪と出会った。
妖怪向けに開かれた寺なので、妖怪を中心に信仰を得ようとしている。 
そして、気づくと周りは宗教関係者だらけ!
 道教の聖人と、仏教の住職が同じ場所にいる事になる。 
-
「へえ、随分偏った欲を持っていますね。殆どが旅とお酒のこととは」
「何をしたのです」
「いえ、わたしは少し耳が良いので、君の欲を少し聞かせてもらいました。何か力になれるかと思いまして」
「欲が聞こえるとは、少しおかしいですな」
「そんなことはありませんよ。それにおかしいと言うなら君の方が余程おかしい。生まれる前に遡れない。食欲も性欲も、およそ人間として生きるならばあって然るべき欲がまるで存在しない。いや、食欲は少しあるかな」
「誰がどう生きようと、人の勝手ではありませんか」

(´・ω・`)周りが宗教関係者だらけだと思うと、とても大変そうだ。(商売仇的な意味で)

五十一. -色んな宗教の人達に囲まれながら、主人公は色んな妖怪と知己を持っている事を褒められた。
会話の内容そのものは、弟子を人里にやったら妖怪の友達が出来たとか、そういう平和的な内容である。 
主人公が幻想郷に連れてこられた理由が、妖怪の餌という時点で笑い話だった。

今は雪が降る季節なので、主人公は旅ができない。
雪がとける季節まで・・・・雪だるまになりながら待つという恐ろしい事をしている!
危うく凍死で死ぬレベルの行為だった!
--
 北国ではこの積もった雪が凍り、白い平原を何処までも歩いて行ける。
 堅雪かんこ、しみ雪しんこ。
 雪渡りの四朗とかん子は、それで狐の幻燈会に行くことになるのだが、幻想郷の狐に碌なものは居ないから、幻燈会は望むべくもないだろう。その上私では年齢制限に引っ掛かるに決まっている。

 このまま雪が凍って、抜け出せなくなったらどうしようと思いながらも、雪と一体化したような状態が面白くて、そのまま座っていた。
 分厚い雲は流れて何処かへ行ったらしい、太陽が燦々と煌めき出し、一面の雪が日の光を照り返して無暗に眩しい。灰色だった世界が一息に銀色になったように感ずる。

(´・ω・`)旅をする前に永遠に冬眠しそうになっている有様だよ!

 五十二.--主人公は凍死しそうになりながら、アリスの家へと到達した。
主人公はアリスと初対面であるが、家に入れてもらい、そこでたくさんの人形を見る事になる。 
完全に自立した人形と、自分で操作した人形のどちらかが良いのか相談されて、自分で操作した人形の方がいいと主人公が言った。
アリスは人形の友達が欲しいようなボッチじゃないもん!
 ---
「貴君が人形をどうしたいのかだ。こんな所に引き籠っていて、寂しいから友達が欲しいのか、それとも単に便利な道具が欲しいのか」
「別に引き籠ってはいないわよ、人聞きの悪い」
「そうかね」
「でもまあ、そうね。用途によるわね。でも人形を友達にする程孤独でも無いから」
「そういえば、自分で勝手に動き回る毒人形を知っているよ、僕は」
「あれは妖怪じゃないの」
「妖怪は自立人形のうちに入らんかね」
「入らないわね」
「そんなら、矢っ張り自分で動かした方が便利だろうな」
「うーむ……」

(´・ω・`)ゆへへへへへっ!こんな所に人形の友達を作ろうとするボッチ魔女がいるのぜ!ツンデレなのぜ!
(´・ω・`)アリスがぼっちに見えた。

五十三.-天狗からストーカーみたいにカメラを向けられたので、それに文句を言うと強制的にカメラを渡されて、カメラを撮る側の気持ちを体験する事になった。
次々と知り合いを目にするので本人の許可を得てパシャパシャ撮りまくり・・・・撮ったのは全員美少女だぁっー!
そして、最後はチルノと楽しく遊ぶ幽香の姿を撮りまくったせいで、天狗達が新聞のネタにしてしまい、幽香が激怒する! 
 --
先程の恐怖は何処へやら、子供らは幽香に飛びついてあやとりをせがんだ。
 幽香は困惑して頬を真っ赤に染めたが、「し、仕方無いわね」と妙に嬉しそうに続きをやり出した。
 色々な記憶から伺うに、幽香は子供の好きそうな遊びは何でも出来るのではないかと推測したのだが、どうやら当たっていたらしい。こっちの方が幽香の本性なのではないかと思う。

 私はその様子を写真に写したが、後日、それが射命丸の新聞の一面に大きく乗り、それが原因で幽香と天狗の間で一悶着あったらしいが、それは私の知ったことではない。
(´・ω・`)写真を撮った事で交友関係が女性だらけって事がばれてしまうのぜ!

五十五.--大晦日に主人公は遠くにやる事はなかったが、イタズラ好きの妖精達の手で転がされていた。
その場を切り抜けるために、適当に長すぎる名前を言いまくって、頭の悪い妖精達を混乱させて立ち去り、主人公さんは雪が降っている中でも平然と放浪している。
-
「なんだかんだと聞かれたら!」
「答えてあげるが世の情け!」
「世界の破壊を防ぐため!」
「世界の平和を守るため!」
「愛と真実の悪――じゃなくて、まあ、何でもいいや!」
「ラブリーチャーミーな妖精!」
「自分で言っちゃう?」
「いいじゃない、別に」
「サニーミルク!」と赤色。
「ルナチャイルド!」と白色。
「……スターサファイア」矢張り青色のやる気が無い。
「三人揃って!」
「…………?」
「……何だっけ?」
「えーっと」
「決めてない気がするわ」
「あれえ? この前の作戦会議で話した気がするのに」
「だってサニー、あなたお菓子食べたらすぐ寝ちゃったじゃない」
「そ、そうだっけ」
「あー、そうだったわ。日差しが気持ち良いとか何とか」
「ぐぬぬ」
(´・ω・`)寒い日は家の中が一番なのに、外出していて凄い主人公だわ。

五十七.-命蓮寺の御本尊[寅丸(とらまる)星(しょう)]と主人公さんは初めて出会った。
お互いに挨拶を交わし、聖という共通の知り合いがいるので、簡単に面識を持てる。 


ただし、ナズーリン。
お前は駄目だ。
主人公さんは実家がコメ農家だから、ネズミのナズーリンには嫌悪感がある。

そして、とうとうこの小説にも最終回が来た。
次で終わり。
 --
私は鼠が好きでは無い。
 好きで無いだけでなく、怖い。
 実家が米農家であったというのもあって、鼠は天敵であった。そういう環境で育ったので深層意識の中に鼠に対する嫌悪感が残っているのだろう。
 しかし、私が鼠を苦手なのはそれだけでなくて、子供の頃に部屋に仕掛けた鼠捕りの罠に子鼠がかかっていた。戯れに仕掛けたつもりの罠にかかったものだから、私の方も困惑して、親に言うでも無く、逃がしてやるでも無く、そのままにしていた。
 鼠が罠の檻に前足を一杯に伸ばして何とか出ようとしている様を見ると、気の毒で、しかし鼠は忌むべき敵であったから憎いような気もして、結局手が出ず、数日後に鼠は死んだ。
 死骸を見た時に、光の無くなった黒い目の中に自分の姿が映って見えたような気がして、以来鼠が怖くて、苦手で堪らない。

(´・ω・`)次回最終回っ・・・?



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