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とある魔術の禁書目録 クロス作品【2】-【2】
とある正義の心象風景A(Fate stay/night)
●衛宮士郎は三沢塾に入る事を禁じられているので、代わりにセイバーに行ってもらう。
●上条さんに触られたら宝具ごと、服が全裸になる可能性があるので、衛宮士郎が女物の下着を購入して頑張った。
衛宮士郎「はあああああああああああああああああっ!?!!!!
吸血鬼を悪用されたら洒落にならない犠牲者が出るから、犠牲者が2000人くらい出てもいいでしょおおっ!?!!!」
エミヤシロウ「この士郎・・・・エミヤシロウに近い士郎な有様だよ!
これは後で話し合う必要があるよね!」
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とある正義の心象風景(Fate stay/night) 【二章 】 | 作:ぜるこば | SS | 19-話 | |
誰も彼もが --上条は記憶喪失なのだが、周りの人達を悲しませないために演技する必要があったので困っていた。記憶がないので道に迷ってしまう。 衛宮士郎は、上条のために学園都市に残り・・・・パワードスーツ達に包囲されて、そのまま捕まってしまった。 アレイスター=クロウリーと謁見する事になり、学園都市で生活する許可をゲットしたのである。 調べても痕跡そのものがないので、逆に興味を持たれてしまった。 -- (´・ω・`)学園都市に滞在しようとしたら、滞在許可を向こうから勝手に渡してきた!な、なにを言ってるか、わからないかもしれないが不法入国したのに滞在許可まで貰った的な心境を想像してみたら、少しだけ楽しくなった。 Out of control! -第三学区にある国際会議場に暴走トラックが突っ込もうとしていた。 そこでは十二人の統括理事と七カ国の首脳陣が公式会談をしているのでトラックが突撃していたら大変な被害になる所だったが、衛宮士郎がいたおかげで無事に解決する。 もともと、機械いじりが好きで、解析が出来るので工具と助言があれば楽勝だった。 隠蔽処理はアレイスターに押し付けて、迅速に現場から立ち去る。 -- (´・ω・`)そういえば、衛宮士郎は学生の頃から機械の修理とか無償で頼まれて居たら得意分野だ。 思惑の網目を抜けて絡まり -衛宮士郎は、アレイスターの依頼で、三沢塾に監禁されている吸血殺しの少女の所へと行く事になった。 ステイルの様子から、この世界の吸血鬼は超チートスペックだと判断して警戒しており、頭の中で世界を完全に再現するチート錬金術の方は、人間ボディだと不可能だと教えられたので哀れに思いながら、衛宮士郎は向かっている。--- 少し考えれば分かる事だが、膨大な公式を計算するのにはそれ以上に莫大な時間がかかる。水の流れ、木々の揺れ、人の動き。 ありとあらゆる現象を、全てを計算しなければならないのだ。そんな計算が、一体どれほどの時間を費やせば完成するだろうか? 少なくとも、人の一生では払いきれないほどの時間がかかる事は間違いない。つまり呪文自体は既に存在していても、それは人の手には負えない代物なのだと言うことである。 (´・ω・`)冷静に考えたら、この世界そのものを演算する技術を実現できちゃっている時点で、一方通行よりも遥かにやばいね。 火蓋が切られる前のあれこれ --衛宮士郎は体の主導権をセイバーに渡して、参加を禁じられた事件に介入した。 いきなり現れた金髪貧乳美少女なセイバーを見て、ステイル達に吸血鬼と思われて警戒されるが、すぐに信用してもらい、三沢塾の中で行動する事になる。 上条対策のために衛宮士郎に宝具を投影してもらい、全裸にならないようにセイバーの下着も購入する必要があり・・・・衛宮士郎はセイバーのために女物の下着を正々堂々と購入して勇気を示したのだ! -- その場にセイバーはいなくとも、頭を下げる衛宮士郎。確かに、セイバーの服が必要なのは確かだった。今回は上条を守りながら戦う関係上、彼女の鎧も幻想殺しで無効化される可能性が高いのだ。無力化されると判っていて不必要な魔力を使うのも馬鹿らしい。 (´・ω・`)上条さんのうっかりスケベで全裸にならないなんて勿体ない(キリッ 23話 幻想を追う男---三沢塾の中には、ローマ正教の連中の死体があった。 そして、上条がこういう状況になれている事にセイバーは疑問を抱いている。 度胸がありすぎるのだ! 顔見知り程度の姫神を助けるために行動している時点で、エミヤシロウみたいな馬鹿! 身近に似たような奴がいるので、上条の行動とか想像がついて未来が危うい! - 『しかし、トウマはなんというか…… 非常に場馴れしている感じが否めませんね』 『それは私も以前から思っていた。肝が大きいと言うか、度胸があると言うか……』 セイバーが意外に思っていたのは、上条の反応。死体を見たときの彼の反応が、どちらかと言えば死への恐怖ではなく、殺人への憤怒であったことである。確かにここ最近、上条は色々と厄介ごとに巻き込まれてはいるが、死体を見たのは初めてなはず。 ――――特に、殺された死体というものには。普通の人間は、人の死にそうそう関わらない。あってもそれは、親しい者の死であったり、画面の向こう側の出来事であったり。 (´・ω・`)上条さんとエミヤシロウには、それなりに共通点があるんだね。 よく考えたら、上条さんは命を毎回毎回かけすぎて人生が、士郎よりも大変すぎる有様だよ。 24話 遠く離れて--偽物のアウレオルスと上条達は交戦した。黄金練成(アルス=マグナ)を使えるのだが言葉を発するという最大の弱点があるせいで上条達に敗北した。 デスクワークをやる魔術師が詠唱する間に、敵から攻撃を受けてしまうので致命的な隙になるのである。 肝心の本物のアウレオルスはセイバー達と交戦して捕虜にされていたので、運悪く意味がなかった! -- 『馬鹿な、今すぐそいつの首を刎ねろセイバー! 核の場所くらいならステイルでもどうとでもなるだろう!!』 『しかし、シロウ! それでは生徒たちが危険に…………!!』 『それがどうした(・・・・・・・)! 今ここで奴を斬らねば、それ以上が犠牲になるかもしれんのだぞ!! 二〇〇〇できかない人たちが犠牲になるなら、その二〇〇〇は切り捨てるしかない(・・・・・・・・・・・・・・・・)!!』 「――――――――――――――――――――――え」 致命的だった。驚きを口で出してしまうほどに。アウレオルスにそれを悟られてしまうほどに、それは。 そして、 「倒れ伏せッ!!」 (´・ω・`)戦力が増えると、偽物と本物を両方捕える事ができて便利だわ。 (´・ω・`)シロウの生き方がとってもキリツグそっくりね! 25話 違和感-偽物のアウレオルスが量産される可能性がある事を上条さんは危惧していたが、偽物のアウレオルスを大量生産すると偽物同士ではち合わせたした際に厄介事になるので、量産されてないと判断して道を進んでいる。 どうみても良くて同士討ち、生き残った片方は発狂しちゃうので無駄になっちゃう鬼畜戦術な有様だよ。 本物の アウレオルス=イザードの方は、セイバーが相手になっていたから辛かった。 何でも出来る黄金練成があっても、セイバーに勝利できるイメージが湧かないので宝の持ち腐れ状態。 だから、セイバーの近くから離れるという選択肢を取り、黄金練成が破綻しない選択肢を選んだ。 セイバーの方も困っている。 士郎がエミヤシロウに近い、大勢のために少数を斬り捨てる正義の味方になっていたので、セイバーは辛かった。 あとでお互いに話し合う必要がある。 -- 『あのまま奴を逃がしたら、何をしでかすか判らんだろう。吸血鬼の利用だなんて一歩間違えずとも大惨事に繋がる。特にこんな閉鎖された都市空間では、な。 ――――ならば二〇〇〇人を犠牲にしてでも、あの時は奴を止めるべきだった』 『――――――』 セイバーの、言葉にならない驚愕。ああ、と彼女は息を吐く。それは彼女の知る衛宮士郎ではなかった。短くも濃密な二週間を共にしたあの少年の、焦がれるほどの理想ではなかった。 百を犠牲に千を救う。それはもはや正義の味方の行いではなく、ただその身を呪う業である。あの少年なら、セイバーの知る衛宮士郎なら、あの時そんな選択をすぐに下しただろうか? (´・ω・`)士郎は、エミヤシロウや生前のセイバーみたいな奴になってしまったんだね。 |
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