「だがな、商人は知能だけでどうにかなるもんじゃない。次の試験はお前らの知能じゃなく武力を試させて貰う」
ガメスの発言に一瞬、辺りがざわつくものの。すぐに冷静さを取り戻し壇上の試験官の耳を傾ける。
「どういうことだい? 商人試験なら武力なんて必要ないだろう?」
そのざわつくの中にはケーレスも含まれていた。そんな彼女の疑問に私が答えるよりも早く試験官が説明を始めた。
「お前達の中には商人に武力は必要ないと思っている者もいるかも知れねぇ。だがな、素材を集めるにはどうする? モンスター狩らねぇと意味ないだろ!」
それを聞いて会場の人々は成る程と納得をする。しかしケーレスはそれには当てはまらなかった。
「別にそれなら護衛を雇うなりすれば良いだけじゃないか。そんな自分から危険な目に会う必要も無いだろうに」
「ふむ、君の意見は一般人としては真っ当だ。だが、商人としては失格ものだ」
「えっ!? それはどうしてなのですか?」
どうやらナナもケーレスと同じ事を考えていたらしく私に説明を求めてきた。そこで私は分かりやすく説明するために顎に手を当てて。
「商人というのは……金に貪欲で無くてはならない。つまり護衛を雇う金銭すら使いたくはないのさ」
そこまで言った所でガメスが試験の概要を話始めたので一旦黙って彼の方へと向き直った。
「という訳で今回の試験内容はパーティーを組んでリザードマンの牙を取ってくることだ分かったな」
そのガメスの言葉にケーレスは顔を青くして。
「そんな……パーティー戦だなんて…………」
白髪の少女はそう言うとがっくりと項垂れた。
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全部自分でやろうとするワンマン経営者の鏡やね
返信削除素材集めたら次は加工して商品価値高めるために職人仕事もしなきゃな
そして営業して販売してようやく手元に金が入るんやな
それが出来るなら香辛料みたいに何故か護衛自体要らない世界です
削除ガスト以外のアトリエ系なら可能かも知れんが駆け出しはまず無理
だって魔法あろうがなんだろうが一般人が鍛えられる平均=その世界の危険度だし
熊本「支援物資が大量に届きましたが、集積所に人手が足らず、
返信削除避難所に物資を十分に届ける事ができませんでした」
これが現実
まぁ、「1日は全生物に均等に24時間しかなくて、その間に寝て金を使って飯も食って糞も垂れなきゃならない」という厳然たる事実が最大の壁だよね。
返信削除常識的に考えたら護衛雇わないために自分を鍛え上げるよりはその時間を人脈の構築や営業活動や商品の吟味に使った方が商人として絶対有意義だもの。
それがひっくり返る環境ってどんな環境だよと。1年も養成所入ったら漏れなくモンスターハンターさん並の力が手に入って、その後は維持の努力をしなくても強さが絶対下がらない世界とか?
それドラゴンボールの地球だろ。8ヶ月訓練すれば月破壊できる亀仙人のチョイ落ちの強さになって少しぐらいサボっても大して弱くならない。
削除護衛を雇う必要費用すら惜しむのに、商人同士でパーティーを組んで利益を分かち合うつもりなのが怖い。
返信削除んなもの、人気の無いところで襲って荷物総取りよ。
削除行きはPT帰りはソロ
削除強い商人しか生き残れんのです
(´・ω・`)なんという商人裏試験
削除商人(´・ω・`)気づいたか?
そうだっ!商人に必要なのは他社を出し抜く狡猾さが必要なのだ!
事前に護衛を排除した上で、安心してるターゲットを人気の無いところで後ろから襲い荷物をごっそり奪取。
削除流石商人。テラ死の商人。
戦闘能力が必要な理由が違ったらもうちょいマシだったかな?
返信削除信頼できる護衛を雇える制度がないから最低限身を守る力は要るとか
ただの盗賊ギルドやろ
返信削除だからテンプレ捻ったくんたちはどうしてもうちょっとでもいいから頭を使ってその先まで考察を重ねないんだ……
返信削除君の新しい思いつきは先人たちがすでに思いついて役に立たないと破棄したものなんだよ解ってよ……