内容（「BOOK」データベースより） ゲームを愛する引き籠もり少年・佐藤和真の人生は、あっけなく幕を閉じた…はずだったが、目を覚ますと目の前に女神と名乗る美少女が。「異世界に行かない?一つだけ好きな物を持っていっていいわよ」「じゃあ、あんたで」ここから異世界に転生したカズマの大冒険が始まる…と思いきや、衣食住を得るための労働が始まる!平穏に暮らしたいカズマだが、女神が次々に問題を起こし、ついには魔王軍に目をつけられ!? ソース 最も参考になったカスタマーレビュー 38 人中、32人の方が、｢このレビューが参考になった｣と投票しています。 小説家になろうの劣化版です 投稿者 大橋和則 投稿日 2014/3/3 形式: 文庫 Amazonで購入 困ったことにネットで自由に読めた作品の方が面白かったとしか言いようがありません。 ヒーローとメインヒロインの年齢設定を下げた影響が随所に見られます。 本作が小説家になろうで人気を集めた最大の要因の一つはダメな大人男女が本当にダメなんだけど結果なんとなるという設定にありました。これをダメな子供にした結果ダメさが減ってしまい面白さが半減しました。 結論から言うと買わないで再びネット公開を待つのがファンとしては最善だと思います。私も3巻は買いません。 再びあのかずまとアクアに会える日を楽しみにしますとしか言いようがありません。 あのダメな二人に祝福を！ 145 人中、115人の方が、｢このレビューが参考になった｣と投票しています。 これはクズマではない 投稿者 ねこ大好き 投稿日 2013/9/30 形式: 文庫 まず断っておくが、私はweb版祝福の読者である。ファンと言ってもいい。 更新は欠かさず読んでいるし本編はすでに五回は読み返した。 が。 この文庫版に関しては、はっきり言って微妙だ。 まず第一に、カズマのクズっぷりが弱すぎる。 設定が変更されて引きこもり高校生になったため、 二十歳超えて引きこもりニートでロリコン気味という最大の持ち味が 大幅に殺されている。 もちろんカズマはカズマだが弱毒化していると言わざるを得ない。 本物のクズが微妙なクズになったというか。 この時点で大幅な魅力減である。 と言うか、高校生が肉体労働して満足したりぱんつ盗んでひゃっはー言ったり 初対面の女にセクハラするのは違和感がある。 こうしたシーンはクズのニートだから説得力が出るのだと思う。 十代の読者にはとっつきやすくはあるのだろうが。 あと、カズマが「俺にロリコン属性はなくてよかった」って、何これ。 ロリコン属性削るとか正気か。 さらに、web版の幾つかのエピソードが省かれている。 より正確には、先のエピソードを前倒ししていると言うべきか（ベルディアの話）。 具体的には、初心者殺しとか宝島とかの話が削られている。 もちろんダストとそのパーティーも登場しない。 これもやはり書籍化に関して色々あったんだろうが、 残念な限りだ。 多分ページの都合で本筋以外は切り捨てる方針なのだろう。 省略された話が二巻以後収録されるのかもしれないが、されない気がする。 また、エピソードの順番をいじったせいか全体的に不具合が出ている。 ぎくしゃくしてるというかごちゃごちゃしてるというか、 統一感に欠ける印象を受けた。 特にウィズ回はダストの話とリンクしているため、たいした意味もなく ウィズが出てきたようにさえ思えてしまう。 特に、キャラ設定をいじったのは微妙。 中でもめぐみんの違和感が半端ない。 やっぱめぐみんは黒髪ロングの無表情系美少女しかないと思う。 片目に眼帯つけて中二病入ったロリではない。 この辺りは賛否両論だろうが、私は否だ。 　 　 結論としては、web版の劣化版・弱毒版。 web版に劣る部分はあっても、改良・強化・追加された部分はない。 展開はほんの少しだけ変わっているが、 些細なレベルだ。 むしろヘタにいじくり回した結果、元々の魅力がスポイルされている。 ぶっちゃけ、この一巻部分に関してはweb版読んでた方が よっぽどいいのではないか。 web版読んだ事のない人にはこちらの方がウケやすい、とも思えない。 仮にそうだったとしても、特に手も加えず工夫も施さず、 ただ単に水で薄めたような感じだ。 以上の事から、星三つが妥当。どれだけおまけしても星四つだろう。 星五つはありえない。 少なくとも私の場合充分な満足感はなかった。 残念ながら二巻以降に期待するしかない。 二巻は一応買うつもりだが、二巻もこの出来だったら三巻は多分買わないだろう。 というか、祝福ってこんなもんだったか？ もっと面白かった気がするんだけど。 最後に、口絵のめぐみんのぱんつだが。 文庫版では黒なのにイラストでは白。明らかに間違いだ。 web版では白だったので多分そのせいだろう。 イラストレーターか角川編集部にはもう少ししっかりチェックしろと言いたい。