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Ruina 廃都の物語【1】-【2】
ナムリスの意地【短編】
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ナムリスの意地【短編】 | 作者:yusaku | S | 【短編】 | (2013/07/09 |
(´・ω・`)巨大な竜の白骨が横たわる大空洞で、人間の手では倒すのが難しい魔将ナムリスの過去話な短編さんだよ。 皇太子の生誕の際に、三人の魔女たちが告げた予言であった。近親者しか知り得ぬ筈の予言を何故アーガ王が知っているのか、その問には答えず、タイタスは尚も続ける。 「予言が事実なら由々しき事だが……なに、大事なかろう。なにせ君は『この子供は、人間の手で殺される事はない』そう予言されているのだからね。君が兄より優秀な証拠さ」 兄と比較されながら育った弟にとって、抗いがたい呪いの言葉だった。ナムリスの心中の僅かな疑念を蕩かす悍ましい呪文だった。 |
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