18.『黄巾、各地で蜂起を始めるのこと』--主人公は警備隊として、犯罪者を捕まえて治安維持活動をし、民衆から好かれていた。
当然、女装して武将に演じ切っている女の子だと勘違いされている。
体力がないから速度重視で鎧をつけず、トンファーで犯罪者と・・・真っ向対決すると危ないから、警備隊の隊長さんに注意されていた。
街の地理を把握し、警備隊に追加予算を卸して、薬を補充したりと、頭脳を生かせる【警備隊の内情を知って問題点を探ること】方向で頑張っている。
だが、主人公は季衣よりも遥かに弱い雑魚なのに知恵の面で活躍しすぎたから、警備隊の先輩達から疎まれた上に、もうすぐ黄巾の乱がおこる事を知ってしまった。
史実で当時の漢民族を消滅させる切欠となり、400年くらい動乱の時代が続く事になったイベントである。 -
拓実の最終目標、それはあくまで日本へと帰ることにある。もちろんそれを叶えるためには現代日本へ帰国する方法を見つける他にも、この陣営が諸侯に打ち勝った上で、華琳にしっかりとした国家を作ってもらわねばならない。それを踏まえると、いつ隣国から侵略を受けてもおかしくない三国時代を待つのではなく、大勝し、魏が大陸を統一し一大国家を築いてくれた方が拓実としても喜ばしいのである。
華琳を尊敬し、助力したいと考えるようになった拓実にとっては、本来の歴史などというものにこだわるつもりはない。そもそもからして、歴史に記されていた時代とは実に多くの差異がある。楚漢戦争が記されている史書には劉邦や項羽などもまた女性であるという記述があったし、衣服や金属加工などの文化や技術などが歴史にあるものと同一でないことぐらいは拓実にだってわかる。
しかし歴史書を見る限りでは、これまでの主要な流れ自体は拓実の知るものと違ってはいない。もしかしたら、今後の展開としてもあまりに逸脱したことにはならないのかもしれない。けれど、今までが歴史通りだからこそ、この歴史では異物である拓実の影響によって今後に変化が生まれる可能性は高い。
(´・ω・`)黄巾の乱か、確か漢民族を滅亡させる切欠となり、食糧の生産効率と流通が悪化して、人口を10分の1にしちゃって、戦の世が結果的に400年も続いた最低最悪のイベントだね。
19.『許定、許緒と共に証言するのこと』-旅芸人達が黄巾党の乱を起こしている相手だと知らずに、主人公は張三姉妹の事を季衣と会話していると、旅芸人が旅立った後に、そいつらの名前が張角だった事に季衣が気づいたので、曹操に報告した。
ちょうど、黄巾党らしき軍勢が3000人ほど近隣にいる事が確認されているので、曹操の軍が討伐へと乗り出し、主人公は武将として運用すると問題だらけなので街に残り、警備の問題点を洗い出す仕事の継続と、留守を預かる事になる・ -
「今あなたが任されている任務は警備の問題点を纏めることよ。確かに拓実が討伐に参加すれば、不足を埋めることも出来るかもしれない。しかしそれでは討伐より帰還するまで警備の仕事に穴を空けてしまうでしょう。いくら有事で手が足りていないとはいえ、今いる人材だけで処理できる事態にまで強権を発動し、警備の者たちに負担を強いていては施政者として私の面目が立たないわ。けれども秋蘭の言うように、警備への出向が終わればあなたが戦場に赴くことも出てくることでしょう。それは遠いことではない。今のうちに覚悟を決めておきなさい」
「は、はいっ」
「ともかく、七日間働きづめだというのにせっかくの休みを潰してしまって悪いわね。水夏は将としては一級品なのだけれど、内政にはそれほどには強くはない。討伐に合わせて、賊徒が襲撃してこないとも限らないわ。一日とはいえ補佐があればそちらも万全となるでしょう」
(´・ω・`)もしも現時点の主人公を戦場に連れて言ったら、体力足りなくて脱落する事は間違いない(キリッ
旧 20.『拓実、于禁と買い物するのこと』ーー拓実は買い物で髪を染めるための染料が存在している事に驚愕したが、これで変装しやすくなるので最高である。
本人の元の髪が黒髪、曹操は金髪・・・・色んな髪に染め治さないといけないから、大変だ!ー
まさかまさかとは思ったが、染髪剤まで存在しているとは。
あまりの出鱈目にいつもならば頭が痛くなる拓実ではあるが、この時ばかりは素直に染髪剤を開発した者に感謝した。
とりあえず話を合わせなければという思いで相槌を返す。
沙和は不思議そうな表情を浮かべた後、会得がいったように頷いている。
(´・ω・`)相変わらず凄い世界だ。うん。
20.『許定、于禁と共に買い物するのこと』ーー主人公は武将としての能力がないから、置いて行かれたので、その能力を得ようと乗馬に励んでいた。
何度も何度も落馬して、危険すぎて体が危ない。
そのせいで股が痛くなり、兵士達が邪推していた。
誰かに犯されて、股が痛くなったんじゃね?って。
近くにいた黄巾党を討伐することに曹操軍は成功したが、今度は朝廷から命令が下る。
朝廷の官軍だけでは、討伐できないから諸侯は官軍と合流して手助けするようにという命令である。
でも、主人公はそんなことよりも、三国志の有名人物が年頃の少女ばっかりだった事に驚いた。
史実と全然違う有様だよ!ーー
また、危うく孫堅が没していることに目がいってしまって流してしまいそうになったが、噂に聞く孫堅、孫策、孫権、袁紹、公孫賛、馬騰、馬超らはみな女性であった。
毎回のことなので最近は目新しくもなくなっていたが、それでもやはり拓実の常識からすればこれは異常なのである。出来る限りでその規則性を調べてみたが、曹操、孫策らの有名どころを始めとして、馬騰や劉表など現代である程度の知名度を持っている人物は大抵が女性になっていることがわかった。また年齢もおおよそ十代後半から三十代ほどまでとなっており、史実では年配の者でもここではそう歳を取っていない。
身近な例でいうならば、いずれ華琳の下に集うであろう四十を軽く超えている筈の程cなどもおそらくは年頃の少女となっているのである。旅人から伝え聞いた情報と照らし合わせても今のところ例外は見つかっていない。おそらく、この話の信憑性は低くはないだろう。
(´・ω・`)何度も何度も乗馬の練習して落馬して、重傷じゃない時点で主人公さんはきっと化物なのぜ。
21.『拓実、天の御遣いと邂逅するのこと』--主人公の初の初陣は、黄巾党関連の大戦。
戦場に行くまでの間は、長時間の乗馬に集中し、部下の男達から女性と思われているのでモテモテだった
部下の前で落馬したら大変だから緊張して余計に体力を消費して疲れたが、ひたすら馬に乗っている間に乗馬に慣れてリラックスしている。
そして、曹操が戦場に主人公を連れてきた理由が判明した!
将来、敵になるかもしれない有能な奴らと主人公を合わせて、主人公の相手になり切ってしまう才能で、相手の手を読み、今後の戦乱の世で有利に立ちまわるためである!
しかも、天の御遣いな北郷一刀は、主人公の学校の先輩さんだった!
だから主人公は動揺してしまい、アイシャから勘違いされちゃう!
北郷一刀の事が大好きな女の子だってな! --
拓実は出来ることなら一刀と二人きりで話したかったのだが、頭を振ってその誘惑を振り切る。
彼と話すことはいくらでもあった。突然戦乱の世に落とされた不安や、今後の展望、歴史との違いに対する疑問など、拓実のぐちゃぐちゃな気持ちを本当に理解してくれるのはきっと北郷一刀しかいないのだ。同じ境遇の人間がいないのなら誰にも語ることなく心のうちに秘めておいただろう。けれど、いるとわかってしまえば湧き上がってくる気持ちを無視できそうにはない。
しかし、それはきっと今すべきことではない。共同戦線を張るのならいずれ落ち着いて言葉を交わす機会もある筈だ。思い直した拓実は疼く胸を手で押さえて最後に振り返り、一際目立つ青年を見つめる。いつかあるだろう語り合いを想い、期待で顔が上気していた。名残惜しそうに目線を切って物憂げにため息をついた後、颯爽と歩いていく華琳に遅れないよう拓実はその背中を追いかけていく。
そんな拓実のことを、偃月刀を握る黒髪の女性が焦った顔で見つめていた。
(´・ω・`)アイシャから、恋仇が増えたと勘違いされちゃった有様だよ!
22.『拓実、初陣を飾るのこと』ー北郷一刀は、主人公の事が気になっていた。
史書にも載ってないはずの人物なので、とても気になる。
歴史知識くらいしか、アドバンテージがなくて、武力は雑魚兵士に少し勝る程度だから、とても気になった。
女装して武将を演じている主人公は黄巾党相手への初陣で、いままでとは桁が違う人数の死を見てしまったから動揺したが、『許定』という役を崩さずに演じ、周囲にいつもどおりに振舞って見せた。
武将として危険な先陣をかけ、戦そのものは食糧を備蓄した砦を落とし、快勝する。
これで黄巾党は食糧がないから、戦略的に行動を縛られ、軍勢を飢え死にさせないために、特定の方向へと殺到するはずだ。 ー
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ホモホモ……ホモホモ……
返信削除(´・ω・`)逆に考えるんだ。
蜀陣営なら北郷一刀とホモENDかもしれないが、魏陣営なら、最終的に曹操に成り代わればハーレムENDだって。
(´・ω・`)曹操が男の娘として歴史に名前を残せるよ!