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恋姫†無双【7】-【10】
影武者華琳様 


【作者
下屋柚
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(´・ω・`)次でup

●本物の曹操を、曹操(影武者)が助ける。この時、帝を連れていたから、帝ゲットだぜ1

●追いかけてきた官軍の大部隊と戦闘する嵌めになって涙目
官軍(´・ω・`)圧倒的な大軍を、帝捜索のために分散するお
曹操(影武者) (´・ω・`)これはラッキー。各個撃破するよ。
官軍(´・ω・`)・・・2000も兵を削られて辛い。でも、7000の兵力がまだ残ってるお
曹操(影武者)(´・ω・`)ずっと俺のターン。3500の兵しかないけど、帝と曹操がいる事をアピールして、官軍を罠に誘い込む。
官軍(´・ω・`)知恵で足りない部分を補われて辛い。
曹操(影武者)(´・ω・`)お前達は、俺達に攻撃する以外の選択肢が消失する。
帝を奪われたら、お前ら逆賊認定されて人生終了!
さぁっー!この罠に嵌ってこいー!
官軍(´・ω・`)攻撃っー!
曹操(影武者)(´・ω・`)あ、トウタクを仲間にしたから、官軍にいるトウタク軍は俺らの仲間だぞ。
官軍(´・ω・`)いきなりトウタク軍に裏切られて攻撃されて、混乱している所を攻撃されてゆんやっー!

官軍(´・ω・`)皇帝いないから、俺達、官軍から

宦官軍(´・ω・`)賊軍な宦官軍になっちゃった。
袁招(´・ω・`)今回の反トウタク連合軍で良い所を見せられなかったから潰しても良い?
宦官軍(´・ω・`)やめてぇー!
こちらには数千の兵力しかいないのよっ!?
袁招(´・ω・`)現時点の最大勢力パワーでずっと私のターン!
オラオラオラオラオラ!
宦官軍(´・ω・`)粛清されて殺されてゆんやー!
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  影武者華琳様 【八章 ダブル曹操無双】 【後篇 官軍を罠にかけて殲滅するお!】      作者 下屋柚 Z  44-  2014年06月22日 

 
44.『曹操軍、宦官軍討伐に仕掛かるのこと』 [ -賈駆を家臣として迎え入れたので、二倍以上の宦官軍を倒すための軍議に入った。
指揮官の曹操は、主人公が演じている曹操である。 
でも、賈駆から軍師泣かせと呼ばせるほどの軍略の才を見せたので、本物の曹操だと判断されちゃうくらいに演技と能力が凄かった!
ど ち ら が 片  方 が 死 ん で も 大 丈 夫 な  く ら い に 凄 い !
宦官の軍勢の数が倍でも、相手は疲弊しているはずだから、やりようはいくらでもある。

問題は今回の件で、曹操が二人いる事が家臣達にばれた事だ。
はっきりとどちらかが偽物だと分からないと、兵士達が戸惑う可能性があるので、本物の曹操を影武者として休ませて丁重に扱って重臣に見せつけ、影武者の主人公が 本 物 と  し て指揮を取る事になった。 
--
 「はぁっ!? ち、違うわよっ! ……その、将の差配がそこらの軍略家気取りよりよっぽど的確だと思ったものだから。
 あなたが軍師泣かせなんて呼ばれてた意味がわかったわ。これじゃ、ボクのやることがほとんどないじゃない」

 顔を赤らめて声を荒げた詠は、ふてくされたように目を伏せて拓実から視線を外した。そうして指先でみつあみをくるくると弄っている。
 月の安全を対価に軍師として任命されたものだから、彼女の為に殊更に張り切っていたのだろう。肩透かしを食らった心持なのかもしれない。

「何を言うのかと思えば。詠にも献策をするようにと主命を下したでしょうに。
 今この陣営の軍略面において、最も頼りになるのはあなたなのだからしっかりしてもらわないと困るわね」

(´・ω・`)


45.『影武者、賈駆に教えを乞うのこと』-捜索部隊の兵を殲滅しながら、曹操(影武者)の軍勢は宦官の本隊に奇襲攻撃をかけようと行動していた。
主人公の提案で山道を抜けて敵本隊の背後を突く作戦が採用され、詠が頭を使って考えてくれるので主人公の能力が足りなくても何とかなる。
2000の兵士を倒し、残りの官軍の軍勢は7000。
曹操の軍勢は3500なので、失敗したら兵力に倍の差があるから、曹操(影武者)達は全滅間違いなし! 
--
「当然、上手く状況が転ばなかった時の被害はとんでもない。伝令が戦闘に入る前に既に発っていたら? 既に曹仁隊が瓦解していたら? 捜索部隊の殲滅に時間をかけているうちに、曹仁隊が壊滅してしまったとしたら?
 目的達成はならず、だっていうのにボクたちの存在は敵に察知されていて、背後を突こうと迂回しているところに追いつかれて逆に背後から奇襲を受けるというところかしら。当然、数で負けている上に虚を突かれたボクたちは為す術なく全滅するでしょうね。これといった損害も与えることが出来ずにボクたちがやられれば次は洛陽の都が標的となり、苦労して保護した劉協様も奪われることになるでしょうよ」

(´・ω・`)半年ぶりの更新で懐かしい。

46.『影武者、賈駆により姦雄と評されるのこと-曹操(影武者)は詠の信頼を勝ち取り、大軍師な幼女を仲間にする事に成功した。

戦いの方は『帝』を表す旗を立て、迫りくる宦官軍に・・・・居もしない皇帝陛下と曹操(影武者)の首があるように見せかける事で、敵軍が攻撃しない訳にはいかない理由を作ってあげたのである。
皇帝陛下を取り戻さないと宦官軍は逆賊として人生終了なだけに、攻撃ずるじがない!
例えっ!
それが!
罠だとしても!
攻撃以外の選択肢がない!

心理を読み、選択を縛り、逡巡を誘う。
 全ては、詠の手のひらの上であった!  
---
 拓実の役割は、曹孟徳ここに在りと示すことだ。それが結果として敵の援兵部隊をこの場に縛りつけ、宦官軍本隊の追撃を中止させてこちらにおびき寄せることに繋がる。
 元より慎重な用兵を好しとする李傕(カク)であるらしいが、この状況に置いて攻め気を完全になくしているのは完全に詠の読みどおりであった。流石の春蘭ともいえど攻め寄られ、数で押されれば限界がある。では何故敵がそれをしないかといえば、曹操軍の兵数が敵の援兵部隊を上回っているからだ。
 兵にして二倍近く。数で勝っているのは曹操軍だというのに、その曹操軍がどういった訳か追撃を仕掛けてこない。圧倒的有利な立場にありながら誘うように帝の存在を仄めかされ、これ見よがしに大将首が前に出てくれば、当然ながら敵は罠の可能性を考える。挑発に乗って、寡兵で下手に攻め込んで全滅でもしては堪らないということなのだろう。
 李傕(カク)としては本隊に合流したいのだろうが、宦官軍の目的である劉協を連れているようにしか見えない拓実たちを放っておく訳にもいかない。反董卓連合軍により多くの兵を失った宦官軍にとっても今回の出兵は乾坤一擲の博打である。退却を優先して目を離している間に目標を見失うなどという失態を演じれば、李傕(カク)は責任逃れも許されない。
 進む訳でも退く訳でもなく、攻める訳でも守る訳でもない。伝令を本隊へと送るや、その場に留まり形だけの攻撃をするというこの中途半端な方策となって現れているのだ。

(´・ω・`)もう私は何も怖くない。詠っていうチート軍師がいるもの。
理想郷の投稿にとうとう追いついたね。

47.『賈駆、深謀を巡らせ戦うのこと』-曹操(影武者)が凄い危険を犯して、官軍を引きつけていた。
詠は、曹操(影武者)が知略と大胆さの両方を持っている稀有な人材で、精神性が特殊すぎる事に気が付く。
でも、精神性(人格コピー機)が超特殊すぎて理解にまで及ばなかった。

戦いの方は、官軍の張遼、呂布、華雄の三将が、詠側なので詠が曹操軍に寝返った事を、彼女達にだけ分かるように知らせた事で、官軍分裂。 
戦場で突然裏切られた官軍達は混乱して、完全に詰んだ。

戦争って、混乱している間に攻撃されると、精神的にも不安定になって壊滅しやすいダニ。
でも、官軍の総大将に逃げられてしまった。
特に官軍を追撃する必要がないから、曹操軍は帝をゲットだぜ!
--
 聞くところによれば、反董卓連合において逸材と呼べる者はこの二人だけでない。華雄を降し、呂布と張遼を退けた諸侯たちの中にはこの二人に匹敵する将器を持つ者もいたことだろう。
 もしも彼らが中央で官職に就いてくれていたなら、ああも宦官らの横暴を許すことはなかったのではないか。詠や月と手を取り合えたなら、宦官らを無血で粛清できたかもしれない。何故そうなってくれなかったのか、詠は今更ながらそう思わずにはいられない。
 同時に、こんな者たちが中央の要職に就かず、地方の領主とその部下に収まっているという現状に納得もしていた。月や詠は帝のお膝元を守護するという名誉に目が眩んでしまったが、彼らのような目鼻を利く者が中央に近づかなかったということは、つまりはそういうことだったのだ。幾人かが結託した程度では手の施しようが無いほど腐敗していたということに、そこで気づくべきだった。

 やはり詠の見通しが甘かったことに尽きる。宦官の姦計を事前に見抜き、辞退する方向に持っていくだけの発言力を持っていたのは董卓軍では詠だけだ。
 月の一族が人質に取られたのは。月が利用されることになったのは。大陸に董卓の名を悪賊のものとして広まってしまったのは。宦官が原因であったとしても、参謀であった詠の責任となる。

「詠。悔いるのは後でもできることよ。すべき事を終えてからになさい」
(´・ω・`)次は目玉をばりぼり食べるアレか。

48.『影武者、勝利を得て気が緩むのこと』--宦官軍の本隊は長安へと撤退し、曹操達は帝を奪還して目的を達成した。
宦官軍の保有する兵力は5000くらいなので、当面はゆっくりできる。

でも、この戦いで春蘭が左腕を矢で、撃ち抜かれたので、曹操(影武者)は大慌てした。
史実だと、矢が目に刺さるからマシな方だが、それでも大けがである。
曹操(影武者)は自分の責任だと思い、慌てすぎたから・・・・春蘭に怒られた。
曹操(影武者)は、本物の曹操が多くの命を預かっている大変さを、これで実感し、曹操への支えに自分はなれているのかと疑問に思っている。

あと、その過程で、他の娘にも影武者だとばれちゃってゆんやっー 
   -

――
「……ん? その言い様ですと、もしや彼奴めを配下に加えるおつもりなのでしょうか?」
「そうね、可能であるなら我が陣営に迎え入れたいところではあるわ。ただし詠から聞くに高順は呂布に心酔しているということだから、先に呂布を手に入れなければ難しいかもしれないわね」
「む。呂布の奴もでございますか。むむむ……」
「あら? 何やら含むところがあるようね。私としては、強くなったという今の春蘭ならば呂布にだって勝てるのではないかと考えているのだけれど」
「あ……。いや。もちろんあやつに負けるつもりなどありませんが。しかし呂布に異心があり、高順と共に謀反を起こされた時を考えると、流石にこの傷を負った身で華琳さまをお護りできるかどうかと考えましてですね……?」

 拓実は過度に期待されて慌てる春蘭をからかうように、足取り軽く歩を進める。固かった空気も、こうしていればもういつもの調子だ。
(´・ω・`)人材収集癖までコピーしちゃったよ!

49.『張遼、曹操の命により陳留を発つのこと』---劉備が僅かな兵糧(50人分)で三国志最強キャラの呂布をゲットしていたから、主人公さんは驚いた。
出来れば董卓達も配下したから、呂布も曹操の配下にしたかったのだが、劉備に先をこされている。
劉備運が良すぎて、しゅごい子。1000人程度の兵力しか揃ってないけど、現時点で運だけで良い人材を揃えすぎていた。

今回の遠征で兵力の大半を失っていた曹操は、劉備一党を客将として迎え入れるが、それでも洛陽にいる兵力は1万を越す戦力にならない。
曹操の領土は、北部に袁紹、南部に袁術という大国がおり、袁紹は今回の反董卓連合で良い所なしだから、功績をたてた曹操を潰す事が考えられた。
もしも最大勢力の袁紹と戦争になったら、さすがに勝利するのは難しい。

宦官の勢力も数千ほどの兵力を残して存在しており、しくじれば曹操たちは酷い事になる。



主人公は身体が幾つあっても足りない状況で、青州に護衛の霞と一緒に派遣され、霞からお前別人だろ!?とツッコミを入れられた。
主人公の演技が凄すぎて、完全に別人格に成り果てているため、正体を明かした後ですら霞の視点では、主人公が同一人物に見えない。
青州には黄巾党の残党が蠢き、袁紹は宦官の勢力を潰して帝に取り入ろうと曹操と水面下で争い、袁術は自ら皇帝を名乗ったせいで孫柵にぼこぼこにされて凋落しつつあった。

天下が乱れに乱れて大変アル。 -- 
--

 ――劉協が帝となっての数ヶ月。反董卓連合軍の遠征が成功を皮切りとして、大陸では大きく情勢が動いていた。

 連合軍の遠征後、いの一番に動きを見せていたのは寿春を本拠とする袁術であった。糧食不足により洛陽から即時に撤退していった彼女は、漢王朝は既に廃れたものとして、なんと自身を皇帝であるとして名乗りを上げていた。
 血族であり次代の帝と目されていた劉弁が命を落とし、劉協も行方知れずとして扱われていたのを聞いて同じく亡くなったと早合点したか、袁術はどこで手に入れたのか王朝伝来の玉璽の所有を理由に自らを帝として『仲』の建国を宣言したのである。
 その僅か数日後には曹操が劉協を保護し、また帝に即位したことが大々的に宣伝され始めることになったのだが、だったとしても袁術が一度口にしたことはなかったことにはならない。漢王朝の国軍が瓦解してもはや力を持たず、首都洛陽が陥落してしまっている現状では帝など名ばかりの象徴でしかないとして皇帝を自称し続けている。袁術はめげずに周囲の諸侯から自らの賛同・擁立者を集めようと働きかけていたようだが、正統な後継者である劉協が存命であればそのような者が出てくる筈もない。
 それどころか彼女の客将であり先の連合軍で多大な活躍を見せていた孫策ら一党が、劉王家が健在であるのに帝を僭称している袁術は逆賊に他ならないとして、漢王朝の忠臣として蜂起。袁術は北上してくる孫策の侵攻を止められず、結果としてその領地を大きく減らすことになっている。-

(´・ω・`)御帰りなさい


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50.『劉岱、青州黄巾党と接触するのこと』--主人公は青洲で黄巾党に遭遇する事ができた。
彼らは皆がアイドルのファン。それゆえに規律正しい正義の軍勢みたいな雰囲気を醸し出しているいい奴ら。
悪党を逆に蹴散らして治安維持をやっている。
主人公は彼らの衣服を修繕してあげて、恩を売ったら・・・・なんと!帳三姉妹の付き人になれる機会到来! 
 -
「男やもめばっかりだからな、すげえ助かるぜ」
「この前の公演で一張羅がほつれちまってたんだけど、直してもらってもいいか?」
「着物は新調したばっかで、繕い物なんか下着ぐらいしかねーぞ!」
「流石に下着はやめとけ」
「なぁなぁ、代わりに頭巾に『れんほー命』って入れてもらってもいいか?」
「え? え? いえ、大丈夫ですよ。あ、はい、もちろん!」

 他の七人とも繕い物の約束をして、ようやく開放された拓実はほっと胸を撫で下ろす。七人分の繕い物となるとけっこうな手間なのだが、それでもみんなが喜んでくれているのがわかったので拓実も嬉しくなってしまう。
 面倒事を背負い込みながらもにこにことしている拓実に、霞が「奇特なやっちゃなぁ」なんて呆れの含んだ声を掛けてくるけれど、それも気にはならない。拓実は劉岱の思うまま、やりたいようにやっているからだ。

「おい……人和ちゃんが言ってた話、この子ならいけんじゃねえか?」
「ああ、俺もこの子なら大丈夫だと思うぜ」
「どう考えても公山ちゃんはぴったりだろ」
「へ?」

 そんな拓実を見て、男たちは顔を寄せあってぼそぼそと何事かを相談し始めた。男たちが拓実を指して話し込み始めたものだから、拓実は遠巻きに見られたまま訳も分からずにきょとんとした顔になる。
 しばらくして結論が出たのか、まとめ役らしい男が神妙な顔で拓実の真ん前に立った。思わず、何を言われるものかと拓実も背筋を伸ばしてしまう。

「なぁ嬢ちゃんたち。どうやら商売の方も芳しくないようだし、もし斉南にしばらく逗まるってんなら、天和ちゃんたちの付き人をやってみねえか?」
(´・ω・`)私には、はっきりわかんだよ。
付き人になって、タクミもアイドルデビューなんだねー


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