第30話 不吉な忠告 --女主人公は、親友のイーディスの過去を聞いた事で驚愕した。
純血の家系で『ヴァレンタイン』。
小さい頃に両親が離婚し、姉は父親が引き取り、母親がイーディスを引き取っている。
ここにとっても重要な秘密が隠されている事を理解しちゃった。 --
「嘘だと思うならばそれでいい。だが気をつけておけよ、ポッター。
私がヴォルデモートならば、己の屈辱を晴らす意味でも復活材料には最上の血を求めるはずだ」
「さ、最上の血……?」
「そうだ。自らの失墜の原因ともなり、今もなお魔法界で英雄と崇められ、『生き残った男の子』と呼ばれる怨敵……『敵』と呼ぶのにこれほど相応しい存在はいまい」
(´・ω・`)事前に警告をしておく事で恩を売ると同時に、ハリー・ポッターに事前に警告されたのに知り合いを死なせてしまったっ・・・!ビクンビクンっ・・・!って屈辱を与えるためだと理解した。
第31話 静かな日々-平和な話。
魔法界とマグルでは金の価値が異なり、魔法界のお金は錬金術があるおかげで本物の金貨だらけな上に、魔法界の方が物資が安い。
大会で出る賞金ですら、物価を考えると1000万円近い価値があるのだ。 --
「純血思想は未だ根深く残っています。しかし我々魔法使いはマグル生まれを受け入れなければなりません。
そもそもマグルを受け入れていなければ我ら魔法使いはとっくに絶滅しているのです。
我らは生き残る為にもマグル生まれが我らの知識を盗んでいくのを歓迎すべきなのです。
我々はマグルと仲間にならなければいけません。
では、教科書を開いてください。今日は『いつ頃マグルと魔法使いは交わったのか』、それを魔法使いの家系図を追って調べていきたいと思います」
(´・ω・`)最初に血生臭い制裁劇でもあると思ったら平穏だった。
第32話 マッド・アイ・ムーディ--偽者の死喰い人マッド・アイ・ムーディの授業は質が高かった。
ヴォルデモート卿は良い人材を持っていると女主人公は心の中で褒め、女主人公にかけてきた服従の呪文を心の力で打ち破り、堂々と覇者の姿を見せて威圧している。
普通なら打ち破れる訳ねぇだろぉっー!って事で、ムーディは驚愕した!
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『わしに跪け』
何故? とミラベルは考えた。
“何故そんな事を?”ではない。“何故自分が命令に従わなくてはならない”と、この極上の気分の中でも消える事のない圧倒的な自尊心がそう吼えた。
自分は今、命令されているのか? この男はあろう事か、このミラベルに命令しているのか?
そう考えた瞬間全ての幸福感は消し飛び、代わりに頭には猛烈な憎悪と反抗心のみが残された。
自分は何者の命令も受けぬ! 誰にも束縛されず、媚びたりなどしない!
私に命令出来るのはこの世で唯一人、私自身のみだッ!
そう心が叫んだ瞬間、思考がクリアになり視界が開けた。
そして目の前で驚いたような顔をしていたムーディに対し、不敵な笑みを浮かべてみせた。
(´・ω・`)退かぬ!!媚びぬ!!省みぬ!! 帝王に土下座はないのだ―――!
第33話 炎のゴブレット-大魔法学校対抗試合、原作通りにハリーが参加し、女主人公は不参加だった。
あと、イゴール・カルカロフ校長は、強い奴に巻かれろ主義の人。
女主人公さんの圧倒的な覇者っぷりにビクンビクンして、靡いている。
将来的に凄い奴になるなぁって思ってるので、人材鑑定眼が凄い!
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いっそ清々しい程に己を過信するミラベルに、カルカロフは顔を引き攣らせながらも笑顔を取り繕った。
彼は昔からミラベルに対して強く出る事はせず、機嫌を取ろうとばかりしてくる。
強い者に巻かれて世を渡ってきただけに、彼は恐らく本能的に理解しているのだ。自分より強い者の存在というものを。ミラベルの底知れなさというものを。
だから擦り寄り、媚びを売る。
今はまだただの小娘に過ぎないが、いずれこの少女は魔法界を揺るがす大物になると心のどこかで確信している。
だから今の内に味方に引き込みたい、という所だろう。
(´・ω・`)カルカロフは人物鑑定眼が凄いわ。
これは良い上司の素質。
第34話 準備--ハリーが生きて試練を突破できるように皆で知恵を出し合う事になった。
女主人公さんに相談したおかげで強力なドラゴンを出し抜くための術を親切に教え・・・・女主人公さんの方は不老不死になるための儀式に挑んでいる。
この方法で不老不死になった者が確認されてないが、それでも挑戦し、完全なる吸血鬼の真祖になろうとしていた。
クィレル先生は、家臣としての君主の男っぷりに惚れて土下座し、女主人公さんは儀式に挑む! -
「そうだ、私はミラベル・ベレスフォードだ。他の全てを超越する選ばれた存在だ。
“素質が必要”だと? ならば何を心配する必要がある?
この私に、このミラベルに、備わっていない素質などあるものか。
他の誰に備わっていなくとも、私にだけは備わっている。それが世の理だ」
「如何にも! 如何にも!! 失言でした、お許し下さい!!」
床に頭を擦る勢いで平伏するクィレルを見下ろし、ミラベルは彼の頭に足を乗せる。
(´・ω・`)年下のカリスマたっぷりの主の足を頭に乗せられて、光栄すぎてビクンビクンっ・・・!
クィレル先生はMに目覚めて、とても幸せそうだわ。
第35話 第一の課題--ハリーは守護霊の魔法を用いた囮作戦でドラゴンを引きつけて、エクスペリアームスでドラゴンの眼をくらませ、透明マントで巣を隠す事でドラゴンをギタンギタンのボコボコにしてノックアウトして大勝利し、最高得点を獲得した。
全ては以前のクディッチの大会で帝王のような女主人公さんに敗北したから、ハリーがライバルだという事を認めさせるためである。 --
ホーンテールを前にハリーは怯まず、魔法で蛇を出す。
その蛇は卵ごと巻き込むようにハリーの腕に巻き付き、卵を固定した。
そして突撃!
視線を一度だけ観客席に……そこにいるミラベルに落とし、心の中で告げる。
去年の敗北は忘れていない。あの屈辱の敗戦は今も悪夢として心に残っている。
だが、感謝しよう。
あれがあったから、自分は強くなろうと思えた。
これまで以上に貪欲に練習に励めた。
(´・ω・`)このまま順調にハリーが強くなると、最終的にヴォルデモート卿が踏み台キャラとして終わり、ハリーが格好いい奴になりそうだわ。
第36話 ダンスパーティ--ダンスパーティは、女主人公がフリントに誘われたので相手が簡単に決まり、ハリーが原作と違ってハーマイオニーをパートナーに選んでいる。
フリントは女主人公さんの圧倒的な魅力で骨抜きにされ、一緒にダンスしている勇気があるリア充。
以前、手の指を折られてクディッチの試合に女主人公を誘ったが故のリア充っぷりだった。
原作の展開そのものが女主人公さんのせいで破綻している有様だよ! -
大広間に行くとミラベルを待っていたらしく、マーカス・フリントが出迎えてくれた。
だがミラベルの姿を見るやその顔は凍り付き、まるで銅像のように全身が硬直してしまった。
「oh……」
「ちょっと、フリント先輩!? しっかり!」
「我が生涯に一片の悔いなし……このマーカス、天へ還るのに人の手は借りぬ……」
「落ち着いてフリント先輩! 還っちゃ駄目!」
(´・ω・`)フリント先輩はとっても勇気があるリア充だわ。
第37話 リータ・スキータ--リータ・スキータが記事を書くためにやってきて、女主人公ミラベルを見下し、脅迫してきた。
つまり、スキータの死亡フラグ。
女主人公の怒りに触れ、、前歯をへし折られ、人を支配するのは情報ではなく暴力と恐怖だぁっー!って事を身を持って知る事になった。
もう、二度と女主人公に逆らえない。
逆らったら死ぬより酷い惨めな終わりを迎える事になる。
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「あたしはね、あんたの不利な情報をいくらだって集める事が出来るんだ。
お友達共々、社会的に抹殺する事だって出来るんだよ。
スリザリンの暴帝だか何だか知らないけど、わかったら黙ってあたしのいう通りに情報だけ吐いてな」
「ほう? コソコソ嗅ぎ回るだけのハイエナ風情が、このミラベルを前にほざくではないか」
「……どうやらあたしを怒らせたいようだね。いいよ、なら後悔させてやる。
教えてあげるよ、人を支配するのは情報だって事をね。
もう後悔して泣いて謝ったって許してやらないんだからね」
(´・ω・`)逆に考えるんだ。将来の広報部の責任者になれるから、女主人公を馬鹿にして良かったねと考えるんだ。
第38話 第2の課題-女主人公が空気で原作通りの第二の課題。
ハリーは他の競技者まで助けて、大量に特典を獲得していた。--
∩(;ω;)∩<ゲキリュウデハカテヌ……
皆様こんばんわ。elonaをやり始めてほんの数分で投げたウルトラ長男です。
何が起こっているのか分からぬままに死んでいく……どういう事だ……。
マップを少し歩いただけで気付けば飢え死に寸前……なんでや! まだ10歩くらいしか歩いてないやろ!
(´・ω・`)Elonaplusと検索すると、更に楽しい事になるよ(ドヤ顔
第39話 戻らぬ過去-女主人公さんの過去編。
マグルの社会に全くなじまず、ほとんど虐待同然の生活を受けていてボロボロでボッチだった。
だが、そんな女主人公さんに声をかけてくれたマグルの少女レティスがいる。
死ねって言っても友達になってれた。
イーディスの姉妹であり、心を許す事が出来る本当の親友さん。
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「なあ、レティス」
「なんです?」
「……私は、こんな性格だ。素直になれず、酷い事を言ってしまう、最低の女だ。
もしかしたら、君に辛い思いをさせるかもしれない。
……それでも、こんな私と一緒にいてくれるか?」
(´・ω・`)サモンナイト3のアティ先生みたいな親友欲しいです。はい。
巨乳のメガネ娘でした。
第40話 始動--女主人公さんは、5年前に死んだ親友と約束したマグルと魔法使いが共存できる世界を、覇道を突き進む事で作ろうとしていた。
そのために、親友のレティスを殺した父親をぶっ殺しにいく。
不老不死の儀式のために必要な血は、父親を殺して用意し、女主人公は完全に愛を捨てた。
愛ゆえに苦しまねばならぬのなら、愛などいらぬっー!-
「マグルと魔法使いの共存……君の願いは果たされる。
生まれに関係なく優れた者のみを残し、血のみに拘る愚者共を皆殺しにしよう。
世界は変わる、このミラベルの手によって。……なのに……」
そこまで言って、手に持っていたグラスを握り潰した。
ガラスの破片が指を切り、赤い血がバルコニーの床に落ちる。
「なのに何故……微笑んでくれない……レティス」
(´・ω・`)こんなに愛が苦しいのなら・・・ボッチな覇道を突き進むのみぃー!
(´・ω・`)余計に苦しむ方向へと人生を進めていたよ。
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