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銀河英雄伝説 二次創作【37】-【3】 銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者Ver2 【第一章:英雄エリヤ・フィリップス】 【その3 綺麗なフォーク准将】 【ブログ】 作:甘蜜柑 |
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(´・ω・`)原作とは全く違うフォーク准将が出てくる【第一章:英雄エリヤ・フィリップス】 【その3
綺麗なフォーク准将だよ
主人公(´・ω・`)宇宙軍曹長に昇進!
同盟軍宇宙艦隊最後の司令長官アレクサンドル・ビュコック、最強の陸戦隊指揮官ワルター・フォン・シェーンコップ、空戦の天才オリビエ・ポプランとか、ここを幹部候補生を通過して偉い人になったから、それと同じ道をたどってるぞ!俺!
同盟軍(´・ω・`)中隊副官の仕事をプレゼント★
ベテラン下士官がやるような仕事を、元一兵卒にあげるぞー
主人公(´・ω・`)学ぶ事多すぎ!
やばい。
軍隊でやる事を一通り全て学ばんとあかん。
しゅすぎる。
でも、俺頑張る!
同盟軍(´・ω・`)戦術シミュレーションが下手すぎ。
「宇宙艦分隊級宇宙戦術シミュレーション」、「空戦隊級艦載機戦術シミュレーション」、「大隊戦闘群級地上戦術シミュレーション」、「飛行隊級空中戦術シミュレーション」、「大隊任務群級上陸作戦シミュレーション」全部最低点じゃないか!
主人公(´・ω・`)宇宙の戦闘で必要な分野に・・・俺の才能が全くない・・・?
ヤン・ウェンリーの凄さが理解できた気がした。
当時の主席を撃破してるんだよな・・・
まぁ、超久しぶりの学生生活楽しいからまぁいいや!
いい成績で卒業できたし!
カスパー・リンツ宇宙軍曹長(´・ω・`)頑張れよ!
俺、帝国出身の亡命者だから、差別されて辛いけど、敬意を持って接してくれる主人公さんとは親しくなれた!
他人の顔色を気にせずに生活できる人生を送れるといいよな!
主人公(´・ω・`)未来でラインハルト皇帝の旗艦に突撃して生還したローゼンリッターの大英雄とも知り合いになれたし、良い人生を送ってみせるぞ!
↓
主人公(´・ω・`)学校を卒業したから宇宙軍少尉スタート!戦略上大切な補給科に配属されたぞ!
だって、俺は戦闘指揮に致命的なくらいに向いてないってシミュレーションで発覚したからな!
「理屈倒れ」シュターデンみたいな無能参謀にならないよう頑張るぞ!
うほ、兵卒からここまで成り上がる俺しゅごい・・・後方支援のプロに俺はなる!
戦死の危険が少ないから楽だぜ、定年まで勤め上げて良い人生を送・・・うわああああああ!!!
ラインハルト皇帝がいる事を忘れてた!
やばい!将来、ラインハルト皇帝が同盟滅亡させてくるから将来安泰じゃなかった!
俺の給料を払ってくれる軍そのものが消滅するぞ!
↓
主人公(´・ω・`)でも、凡人の俺には何も出来んから、補給の仕事を頑張ろう。
怖い女性達のご機嫌取りをするために、誰よりも一生懸命働く!
そうすれば周りから理解される!
部下達(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)(´・ω・`)しゅごい。
とんでもない働き者の上司だ。
この人のためなら働ける!
上司の大尉(´・ω・`)皆から信頼されていてしゅごい
おかげで補給科の能率があがってしゅごい。
主人公(´・ω・`)頑張ったおかげで周りから信頼された。
超モテモテ人生。
ゆわわーい
ドーソン准将(´・ω・`)
主人公(´・ω・`)あ、無能で意地悪ってユリアンに書かれていた人だ。
ドーソン准将(´・ω・`)嫌がらせにやってきた。
小官は艦隊後方部長である。これより食料消費の実態調査を行う。
・・・しゅごい
調理室は隅々まで丁寧に磨きあげられていた。匂いもしない。規律がよく守られている証拠だ。貴官らは小官の気持ちが良くわかっておる
主人公(´・ω・`)褒められた。
同盟軍(´・ω・`)主人公しゅごい。
努力でどんどん不可能を可能にしてる。
こうなったら、エフ・ファシル義勇兵5000人の指揮官に命じるしかない!
主人公(´・ω・`)わーい。
そう言われたら受けるしかない。
同盟軍(´・ω・`)君を補佐するのは、士官学校を主席で卒業したアンドリュー・フォーク君だ。
主人公(´・ω・`)え?
あ、あの誰が見ても弁護の余地が無い歴史上の大罪人!?!
ヤン暗殺に加担したクズ?!
フォーク中尉(´・ω・`)爽やかな好青年登場!
主人公(´・ω・`)うーん、判断つかん。
狂った狂人なのか、別人なのかわからん・・・
フォーク中尉(´・ω・`)精一杯補佐します!
主人公(´・ω・`)なんていいやつ。
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銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者Ver2【第一章:英雄エリヤ・フィリップス】 【その3 綺麗なフォーク准将 | Z | 7-9話 | 2015年 3月 29日 | |
第7話:夢の終わり、新世界の始まり 宇宙暦790年7月〜791年6月11日 第七幹部候補生養成所 -主人公さんが幹部候補養成所へと通い、そこで楽しい学生生活を過ごした。 戦術の授業では、座学・シミュレーション・現地演習などを通して、戦術の基礎を修得する。士官候補生時代のヤン・ウェンリーがやった艦隊戦シミュレーションをやりたかったが、下級指揮官候補として教育される幹部候補生には必要ないということで、養成所には置いてなかった。ちょっと残念である。 帝国公用語の授業では、敵との交渉、捕虜の尋問、軍事文書の読解などに必要な語学力の習得を目指す。前の世界でローエングラム朝銀河帝国の時代に生きた俺は、二度目に入った刑務所で更生のために帝国公用語教育を受けて、初歩的な読み書きと会話を習得した。おかげで授業がすんなり頭に入っていく。 その他、リーダーシップ論、管理学、軍事法規、教育指導術、装備知識などの実務的な授業で基礎知識を学び、倫理教養の授業で士官としての心構えを学ぶ。 戦技訓練では、徒手格闘術・戦斧格闘術・ナイフ格闘術などの白兵戦技、小銃射撃術・拳銃射撃術などの射撃術、単座式戦闘艇スパルタニアンの操縦術を学ぶ。体格が物を言う徒手格闘や戦斧格闘では苦労しそうだ。 体育の授業では、球技、水泳、持久走によって体力や気力を養う。球技や水泳は苦手で、先が思いやられる。 一二時になったら昼食だ。頭と体を使った後のごはんほどおいしいものはない。昼食のカロリーは一三〇〇キロカロリー前後に調整されているため、量がちょっと少ない。それだけが残念だ。 午後の授業は一三時一〇分から一六時三〇分まで。内容は午前と同じである。 一六時四〇分から一八時までは、自主トレーニングの時間になっていて、自分で必要と思ったトレーニングを行う。この時間の過ごし方で差が付くと言っても過言ではない。俺はもちろん一分一秒たりとも無駄にせずに体を動かす。 一八時から二〇時までは夕食と入浴の時間。一日の課業を終えてから食べるごはんほどおいしいものはない。夕食のカロリーは一一〇〇キロカロリー前後に調整されているため、量がちょっと少ない。それだけが残念だ。 食事が終わったら風呂の時間だ。ほとんどの幹部候補生養成所はシャワーらしいが、シャンプールは水が豊富な惑星なので、風呂を使えるのである。汗を流してさっぱりした後は、洗濯や掃除をする。 二〇時からは自習時間。小隊ごとに自習室に集まって予習復習に励む。イレーシュ大尉ら勉強を教えてくれた人達に恥じない成績を取るため、必死で勉強した。 二三時に消灯だが、希望すれば二四時まで自習時間を延長できる。年配の候補生には延長しない者も多いが、俺は毎日延長して勉強を続けた。 日課をこなすだけでも時間があっという間に過ぎ、僅かな余暇も自習やトレーニングにつぎ込むうちに、どんどん時間が過ぎていく。 学科の成績は、一〇〇位前後をうろうろしている。四八九九人中でこの順位だから、かなりの上位ではあるのだが、教官から見れば期待外れであったらしい。曲がりなりにもあの入学試験を突破したからには、間違いなく一〇位以内に入るものと期待していたのだそうだ。 コズヴォフスキ大尉はなおも言葉の弾丸を打ち込み、俺の羞恥心の限界に挑戦してきた。 「それはみんなが優秀で勤勉だからです!」 わけもわからず声を張り上げ続ける。これ以上褒められたら死んでしまう。一歩も引けないという思いが俺の言葉に力を与える。 「君の言いたいことは分かった」 なぜか人の悪そうな笑みを浮かべるコズヴォフスキ大尉。 「みんなも君の思いを理解してくれたようだ」 生暖かい視線を感じる。恐る恐る周囲を見回すと、カヤラル准尉やバダヴィ曹長ら数十名の部下がこちらを見ているのに気づいた。みんなにやにやが止まらないといった感じの顔をしていた。 アンドリュー・フォーク宇宙軍中尉は、同性の俺ですら惚れ惚れするほどに爽やかだった。年齢は俺より二歳下で、均整の取れた長身、きれいに切り揃えられたライトブラウンの短髪、血色の良い肌は、スポーツ選手のような印象を与える。目鼻立ちは多少整いすぎているが、穏やかな眼差しと優しそうな口元のおかげで雰囲気が和らげられていて、程良い清冽さを醸し出す。 「はじめまして。アンドリュー・フォーク中尉と申します。曽祖父の姉の夫がエル・ファシル出身でした。エル・ファシルの英雄とご一緒できて光栄です」 フォーク中尉は人好きのする微笑みを浮かべながら、右手を差し出してきた。俺も右手を差し出して握手を交わす。手の大きさと温かさが印象的だ。 第一印象はブーブリルやビロライネン大佐よりもずっと良かった。いや、今の世界にやってきてから出会った誰よりも良かったと言っていい。それでも、引っかかりがある。アンドリュー・フォークという名前は、前の世界では悪い意味で有名だったからだ。 前の世界のフォークは功名心に取りつかれ、天才ヤン・ウェンリーとの出世競争に勝つために、帝国領侵攻計画「諸惑星の自由作戦」を立案した。その作戦は杜撰そのもので、後世の戦記作家から、「幼稚園児でも欠点を見抜ける」と嘲笑された代物だ。いざ作戦が始まると、補給を理解せずにひたすら前進させるだけの作戦指導で全軍を壊滅に追いやった。軍を追放された後は、二度のテロ未遂を起こし、恥の上塗りをした。 |
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