戻る(・ω・`) |
フルメタル・パニック クロス作品【1】-【7】 フルメタルWパニック!! (新機動戦記ガンダムW) 【7章 ガンダムは未来から来たんだよ! by ガウルン】 【ブログ】 【作者 K-15】 |
カウンター日別表示 |
←前のページ | 次のページ→ |
フルメタルWパニック!! (新機動戦記ガンダムW) 【7章 ガンダムは未来から来たんだよ! by ガウルン】 | ハーメルン 作:K-15 | SSS | 30-33話 | 2014年10月25日( |
第30話 ダークネスナイトに浮かぶ白 -周りに小型ASを護衛につけたレナードを、ヒイロはWガンダムで容赦なく殺そうとしたが、無理だった。 「だって宗介は小さい頃から紛争地域に居た……戦って来た相手はみんな悪い人だから。関係ない人に攻撃したりしないし、弱い人は助ける。アナタ達みたいに無差別に戦うのとは違う!!」 「ふふふっ、まさか本気で言ってないよね? ここ数年の間に何度かミスリルと交戦して来た。それによる組織の人員の死者は、昨日までで832人。この内彼は何人殺したと思う?」 「それは……」 「分かる訳ないよね。そうさ、キミは何もわかってない。殺された相手が悪人だろうと、その人には生きて来た時間がある。家族、友人、恋人、他にだって。悲しむ人だって居るだろう。それにキミは悪人だと決め付けてるけど本当にそうなのかな? 本当に無関係な人は巻き込んでないの?」 宗介は千鳥の口からその名前を聞きたくなかった。 (これが嫉妬と言うモノか? 俺は千鳥の事が……) 「何、もしかして嫉妬でもしてんの?」 「い、いや。そんな事はない」 「本当にわかりやすいんだから。もしそう言う風に思うのなら今すぐアーバレストに乗りなさい。アタシ、戦争なんて嫌だし怖い事だってしたくない。でもそんなウジウジした宗介を見るのはもっと嫌。そんな弱い男、アタシは嫌いだから」 「千鳥……わかった」 「さがら〜」 「はい。先生、この度は――」 「お前にしては凄い点数を取ったなぁ。いつもこのくらいなら文句ないんだがな。今回はこの点数に免じて古典の単位は付けてやる」 言われて差し出された答案用紙には96点と書かれて居た。 「どう言う事だ? だがこの字は確かに俺だ。一体誰が……」 「最後はユイだな。クラスでトップだぞ〜」 宗介の横を通り過ぎヒイロも答案用紙を受け取る。 (仮は返したぞ) ヒイロは何も言わずに淡々と自分の席へ戻って行く。 「授業始めるぞぉ。さがら〜、さっさと戻れ」 「は、はい。すみません」 小走りに宗介も自分の場所へと戻って行く。 |
←前のページ | 次のページ→ |
戻る(・ω・`) |