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Fate/Zer【19】-【2】 【中編】
第四次聖杯戦争が十年ずれ込んだら A 【Fate/Apocrypha】


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(´・ω・`)マキリ+アインツベルン陣営、遠坂+パゼット陣営が手を組んで、サーヴァント8騎による総力戦をやっている【中編】だよ。
バーサーカー【ランスロット】と、セイバー【アルトリア】が同じ陣営で戦い、かつての円卓の騎士達を相手にしているから熱いよ。
(´・ω・`)問題があるとしたら、衛宮キリツグがキャスター【メディア】を警戒して始末しちゃった事かな。
聖杯を浄化できる唯一のサーヴァントを殺害しちゃった時点で、これはBAD END一直線しかないと理解したよ。


(´・ω・`)そして、戦いが終われば、即分裂して仲間割れ!
(´・ω・`)どうやら、円卓の騎士関連の人物ばっかりが生き残っているみたい。
生前からの因縁がある連中ばっかりだし、セイバーとモードレッドによる最終決戦をやりたいみたいだね(生前のブリテンが滅亡した因縁がある。セイバーが母親でモードレッドが娘な親子関係)

同盟  分裂 アインツベルン陣営  イリヤ
衛宮キリツグ
 
メディア【キャスター】 
アルトリア【セイバー】
 
クーフーリン【ランサー】
衛宮キリツグは、恒久的世界平和のためなら、娘のイリヤの命すら利用する外道。
ゾォルゲンにイリヤが誘拐されて同盟は内部分裂
●イリヤを捜索するために手を尽くしている。
●ランサーは、パゼットから奪ったサーヴァント。

●ランサーは、パゼットのカウンター型の礼装で心臓を抉られて死亡。最後に友としての言葉を話して心地よく別れた。
メディア【キャスター】は、有能すぎたから、自分のマスターに射殺されて殺された。
同盟   裏切り マトウ陣営  間桐桜
間桐雁夜
ゾォルゲン
 
ランスロット【バーサーカー】
メデューサ【ライダー】。
 
雁夜は10年間、時臣ぶっ殺す事だけ考えて、時臣に特化した魔術師になった。
桜が復讐で街丸ごと消滅させる気満々な上に、桜が聖杯を持っていてやばい。
●ゾォルゲンのお爺さんは、ライダーの宝具で桜が殺害した。
●メデューサーは、桜の未来のためにも聖杯が欲しかったが、英霊エミヤの固有結界で倒された。
●ゾォルゲンのお爺さんが雁夜叔父さんの心臓の中にいたけど、雁夜叔父さんがゾォルゲンごと自爆して心中した。
●ランスロットは、ガウェイン卿との戦いで迷いを持っていたせいで、そこを突かれて殺害された。
同盟   分裂  遠坂陣営  遠坂時臣
遠坂凛
言峰キレイ
太陽の騎士ガウェイン卿【エクストラクラス】
エミヤシロウ【アーチャー】。
 
●遠坂時臣は、雁夜叔父さんと死闘している間に、背後から衛宮キリツグに銃撃されて、桜にトドメを刺されて死亡した。
●時臣死亡したから、言峰キレイがマスターとして参戦。
●英霊エミヤシロウは、桜を庇って、遠坂凛の攻撃で消滅し、遠坂凛が修羅の道を突き進まない事を信じて散った。
●ガウェイン卿は、ランスロットを殺害した隙を突かれて、後ろからモードレッドに殺害された。生前も殺害した事があるので、相性的にモードレッドが強い。
同盟    分裂  魔術協会  執行者パゼット   クーフーリン【ランサー】 
モードレッド【
】 
 
アインツベルン陣営のキャスターにランサー奪われて、ボコボコ。
●モードレッドの方は、マスターなしで存在しているから、同盟を組んでるだけ。
●モードレッドの目的はセイバーと闘う事。ガウェイン卿を背後から殺害して、セイバーと最終決戦したい。

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第四次聖杯戦争が十年ずれ込んだら      【中編】 【完結】  理想郷 作者 朔夜  SSS  11-18話 2013/07/24  

    scene.11 Knightmare--サーヴァント8騎が総力戦をやっていた頃、パゼットはアインツベルンの城へと攻め込んだ。そこでイリヤ達と戦闘になるのだが・・・・イリヤが聖杯の器なので、殺害できないというハンデを背負ったパゼットが敗北してしまう!
そして、サーヴァントの半分がアーサー王関連の英霊なので、アルトリアはモードレッド卿に聖杯に何を望むのかを聞いた。
出てきた答えは、王を選ぶ選定の剣を抜くための挑戦権が欲しい。ただ、それだけだった。
二度目となる総力戦も膠着状態に陥り、戦いそのものは容易く終わってしまう。 
--
 「ええ、王の末期の言葉……忘れもしませんとも。ですが私に王の器がない、というのは貴方の主観でしかない。王の証明が選定の剣を引き抜く事であるのなら、それに挑む事さえ許されなかった私の器を一体誰が量れるものか」

 scene.12 天と地のズヴェズダ --遠坂凛は、時臣と一緒に育ったせいで、魔術師らしい冷酷な魔術師に成長していた。
桜の逆転の切り札すら、打ち破って見下している。
アーチャー【エミヤシロウ】は、かつての自分の知る遠坂凛じゃない事に戸惑っていた 
--
「貴女は一体何がしたいの間桐さん。貴女には覚悟がない。意思がない。そして何より力がない。そんな中途半端な様で私に勝てると息巻いていたのだとしたら、お笑い種ね」
(´・ω・`)時臣が生きていたら、どういう風に凛が育つかっていうのが楽しい。公式通りの魔術師らいし魔術師だ。

scene.13 遠い背中---雁夜叔父さんは、遠坂時臣に特化した魔術師だったので、時臣相手に対等に戦えていた。
桜ちゃんを救いのない地獄へと叩き落とした事に激怒し、時臣が人としての幸福を家畜の幸せだと否定してしまった事で殺し合いになり・・・・・雁夜叔父さんがバーサーカーの魔力供給で自滅しそうになっていた!
でも、同盟組んでいる衛宮キリツグが遠坂時臣を背後から銃殺してくれたので勝利し、その現場を遠坂凛が見た事で、雁夜叔父さんは父親を殺した憎い敵という扱いになった!
---
「それは家畜の生だよ、雁夜」

  娘の求めた当たり前の幸福を、父は一言で切って捨てた。

 「ただ生きているだけの人間に価値などない。誰かに生かされているだけの人間に意味などない。
  安寧の中で肥えた豚のように生きて、一体何の意味と価値がある。与えられる幸福を貪る家畜を人間の生とは私は認めない」

(´・ω・`)遠坂師が格好良く、雁夜叔父さんの言動を否定した後に、情け容赦ない衛宮キリツグの無双ターンな有様だよ。

scene.14 聖杯の眼前にて、汝を待つ --バゼットは令呪を失って負傷していた。聖杯戦争に参加する資格を失い、ランサーを奪われて絶望している。
本でしか読む事ができないような英雄クーフーリンと再び会うために、サーヴァントを取り戻そうと無謀な事をしようとしていたので、モードレッドはそれを引き止めた。
幸い、バゼットの持つ宝具に価値があるので、現在も協力するメリットがあるのだ。

一方、父親を失った遠坂凛は、聖杯戦争の監督役である言峰キレイを新しいマスターとして迎え、
アインツベルン陣営は奪われた小聖杯のイリヤを探している。

マトウ陣営の桜と雁夜は小聖杯をゲットして、一番邪魔なゾォルゲンのお爺さんを、『他者封印・鮮血神殿(ブラッドフォート・アンドロメダ)』で溶かして、魂食らいをやっていた!
二人を不幸にしていた最大最悪の原因がここにきて消滅! 
--


scene.15 Last Count ---衛宮キリツグは、マトウ陣営に誘拐されたイリヤを捜索するために、ランサーとキャスターを捜索にだし、セイバーを陣営に残した。
だが、最悪な事にマトウ陣営の結界を解除する過程で、パゼット達と遭遇し、戦闘が勃発する事になる。
他の陣営もそれぞれに動いて、かつての円卓の騎士同士で殺し合いをやり、遭遇戦が頻発していた。

そんな中、無防備になった雁夜叔父さんをゾォルゲンが襲ってくる!
心臓にちゃんと蟲がいたので生き残っていたのだ!
 --
「円卓の騎士──ガウェインとランスロットの名において、承認を請う!」

  高らかに、ガウェインが謳い上げる。

 「我らが望むは決闘の舞台! 尋常なる勝負を此処に! 在りし日の王城よ、今こそ顕現せよ──!」
(´・ω・`)あっちにいっても、こっちにいっても、円卓の騎士だらけな聖杯戦争だ。

scene.16 姉妹の行方 ---桜が街丸ごと消滅させようとしていた。
全てを桜から奪った街に報復するために、全員死んでしまえっていう思考で八つ当たりをしようとしている。
凛はそれを阻止するために、桜と命をかけた鬼ゴッコをやる嵌めになった。

アーチャー【エミヤ】は、桜と凛を救うためにライダー【メデューサー】を迅速に倒そうと格好良く固有結界を展開する。
ライダーの石化の魔眼のせいで場から動けないが、
永久に遥か黄金の剣(エクスカリバー・イマージュ)でライダーを撃破し、サーヴァント同士での戦いに勝利した!

だが、遠坂凛が全力で桜を殺害しようとしたので、それを止めるためにアーチャー【エミヤ】は消滅してしまう。
この遠坂凛は、生前のエミヤが知り合った遠坂凛とは全く違う道を進んでいるので、それを止めるためにアーチャー【エミヤ】は死亡したのだ。
桜も凛も命はあるが、サーヴァントを失ったので聖杯戦争からの脱落が確定する。
 
 -
「貴女が憎いのは私達『遠坂』でしょう。無関係な人達を巻き込むのは止めなさい。仮にも魔術師を名乗るのなら、その程度の節度は弁えて欲しいわね」

 「無関係……? いいえ、無関係なんかじゃありません。この街の住人がみんな消えてしまえば、当然この街の管理を預かる誰かさんは責任を追及されますよね。
  そんな事になれば管理者の責を解かれ家名は没落。道行きは不透明で未来は暗闇の中。長く続いた遠坂の歴史も、貴女の代で終わるかもしれませんね」

(´・ω・`)復讐のために全部犠牲にしようとしている桜がとっても破滅一直線のヤーンデレだった。衛宮士郎が誕生してないせいで、恋しい男もいない有様だよ。

scene.17 誰が為に --ランサーとモルドレッドが戦っていた。
かつては同じ陣営で戦っていた者同士だったが今は敵である。
お互いに全力で相手を殺すために宝具を使用し・・・・パゼットのカウンター型の礼装【斬り抉る戦神の剣(フラガラック)”】がランサーの心臓を抉り取った!
ランサーとパゼットはお互いに最後の別れの言葉をし、ランサーは聖杯戦争から脱落する事になる。
二人とも仲が良かっただけに、心地の良い別れ方をする。

その一方で衛宮キリツグの方は、対サーヴァント用の弾丸で、味方のキャスターを撃ち殺して殺害していた。
キャスターが尋常じゃないほどに有能だったので、聖杯を手に入れるためにも早めに殺害したのである。
一組しか聖杯をゲットできない以上、サーヴァントを2体も保有する訳にはいかないのだ。  
 --
「そうだ。僕は初めからキャスターを使い潰すつもりでイリヤに召喚させた。で、それが何だ。
  聖杯を手に入れられるのは唯一組。ならば一時手を取り合った相手とはいえ、いずれ倒さなければならない敵には違いはない」

 「イリヤスフィールは言っていました。私達皆に、聖杯の奇跡を分け与える事も出来るだろう、と。貴方もそれに同意していた筈ではないのですか」

 「聖杯が触れ込み通りのものであればの話だ。未だかつて明確な勝者なきこの戦争、聖杯を実際に使用した者が一人としていない現状で、そんな不確定要素を鵜呑みする方が愚かというもの。
  聖杯に託す祈りがあるのなら……何を犠牲としても叶えなければならない願いがあるのなら、確実を期すのは当然だろう」

(´・ω・`)やっぱり非道だ。

scene.18 想いの果て --臓硯が雁夜の体内に潜んでいた。
雁夜叔父さんが、桜に禅城葵の面影を見ていた事で精神的にネチネチと苛められ、幼い頃の桜に欲情していた事実を指摘されて発狂しそうだった。

ゾォルゲンの目的は、次の第五次聖杯戦争に向けられている。既にマキリ陣営は壊滅状態なので優勝するのが難しい。
そのため雁夜叔父さんを食らってゆっくりしようとしたが・・・雁夜叔父さんが自爆したから大変だった!
自分の心臓にナイフを突き刺し、ゾォルゲンの本体の虫ごと自殺したのであるっ!
ゾォルゲンの苦難に満ちた長い人生は、息子同然の雁夜と一緒に終焉を迎えた。 
 --
『ああ……』

  それをもう、思い返すことは出来ない。

  長い年月を生きた代償に、想いは擦り切れ、願いは忘却の彼方。分かるのは、いつの間にか手段と目的が入れ替わってしまったということ。
  最初から永遠が目的だったわけじゃない。永遠を求めたのは、何かを成し遂げたかったからだ。

  その『何か』は、この擦り切れた魂では、もう思い出すことも叶わないが。

  それが──この矮小な命を賭けるに値する、永遠にも勝る尊い輝きだったことは、覚えている。

 『儂は……わたし、は────』
(´・ω・`)正義の味方になりたいという思いすら、摩耗した結果がこの有様だよ。



 

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