序章前 第01話 悪夢のはじまり―過去の自分に逆行したルルーシュは、すぐに行動を開始した。
ナナリー達を助けるべく、母親を殺害しようとするV.Vの銃弾を受けまくりながら、そのまま生存するためにコードを奪っている。 ―
序章前 第02話 皇帝裁判ー今回の事件をブリタニア皇帝が裁いた。
第18皇妃、シュザンナ・デ・ブリタニアから皇籍を剥奪、とりあえず世間を納得させるための生贄である。
彼女が犯人という事なら皆が納得するから、犯人にされ、自殺同然の刑に処される。
つまり、 冤 罪 !
そして、名前と元の家名からして、●ネタだった。
ナナリーは無能判定されて日本への人質としてプレゼントされていた。 ーー
「兄と比べて、なぁぁぁぁぁんたる不甲斐なさ!
目が死んでおる! ……死んでおる! 死んでおる! 死んでおる! 死んでおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉる!」
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?」
限界だった。いや、限界を越えた。
ナナリーは奇声をあげながら暴れ、手を、足をバタバタと藻掻かせての失禁。直下の赤絨毯に染みが広がると共に湯気が上り、アンモニア臭が周囲へ広がる。
そんなナナリーを忌々し気に舌打ち、シャルルは容赦なく放り投げる。
「ちっ……。ますますの度し難しさよ! 愚か者がぁぁ!」
「ナ、ナナリーっ!? ……父上、酷すぎるではありませんか!」
(´・ω・`)幼女にも厳しいわ。
序章前 第03話 8月10日ーナナリーは日本で剣術を教わっていた。
ナナリーには剣の才能があると判断されて、藤堂から厳しい鍛錬をやらされている。
更にナナリーはスザクの婚約者の立場であり、スザクの父親は日本とブリタニアの開戦が決定したから、スザクとナナリーの二人を西へと逃がそうとしていた。
さすがに準備する暇がないのか、逃げる手段などは子供達任せ。
スザクは父親と良い感じに今生の別れが出来ており、原作みたいに父親殺害にせずに済んだ! ーー
「泣くな。泣いたら、気取られるぞ。
ナナリー君だって、変に思う。……最後は家族全員で笑い、朝食を食べよう」
その意図が通じ、スザクは嗚咽を懸命に堪えて、息苦しいながらも温かい父親の胸の中で頷いた。
(´・ω・`)良い親父さんだ。
|