TURN9:「雌伏 再び」 --青嵐は新しいパイロットスーツを作ってもらうために裸になっていた!
そこで心配になったロロがギアス使って駆けつけたせいで・・・・男達が部屋に入ってくる!
そこにいるのは、測定のために裸の青嵐だっ!
騒ぎになったので、親父さんみたいな草壁中佐に激怒されて、青嵐ごと説教タイムスタートっ!
裸を見られた被害者とか関係なしだった!
--
「また貴様か、小娘ええええええええええええええええっ!!」
「ボクは今回被害者なのに!?」
――――と、騒ぎを聞きつけた草壁の説教を受けたのが、30分前のこと。
今はきっちり着物を着こんでいるが、何となく頬を赤くして胸元を気にしている様子だった。
ちなみにルルーシュ=ゼロ、藤堂、朝比奈の3者は部屋の隅にいた。
何となく気まずそうな様子なのだが、そんな風にされると逆に青鸞も困ってしまう。
(´・ω・`)ロロがギアスを使った結果が、この裸を見られてしまう騒動な有様だよ!
TURN10:「巨象
の 庭で」--退廃した中華連邦のインド軍管区で、青鸞が中華連邦のお偉いさんを殴っていた。
幸い、「義」を重んじるインド人のおかげで逃げ出す手引きをしてもらい、道案内が出来る少年をゲットしている。
青嵐達がインドに来た目的は「反ブリタニア勢力の結集」。
九州戦役の時に中華連邦との関係が悪化したので、「反中華連邦」を掲げるインドに狙いを定めたのである。
交渉の結果は、インドの大人気スポーツ【クリケット】で決める事になった。
勝利できたら同盟できるが、ゼロの参戦が義務つけられているので無理ゲーだった。
主力の女性メンバーも参戦できない。
それと同時に中華連邦の連中ともゼロは交渉しており、二枚舌って奴だった。 -
(こ、これは……今回ばかりは、無理かもしれない)
スポーツだけに誤魔化しが効かない、青鸞は内心で汗をダラダラとかいていた。
ルルーシュがクリケットで活躍する、どんなに夢を見ようとしても自分の正直な部分が「無理だよ、それは」と哀しげな顔で告げてくるのだ。
試合まで一週間あるとは言え、まさに頭を抱えたくなる状況だった。
そしてふと、青鸞は顔を上げた。
(´・ω・`)青嵐もカレンも使えない。忍者メイドさんも使えない。これは少数精鋭が半分くらい使えない有様だよ。
TURN11:「日印
の キズナ」 00 日本側のメンバーは、ルルーシュ・藤堂・朝比奈・仙波・玉城・杉山・南・古川・大和・山本・青木になった。
女性陣が使えないので、男性の精鋭メンバーである。
ルルーシュがチーム最大最悪の弱点になるかと思われたが、ゼロの中身を忍者メイドの咲世子さんに変えたので身体能力が無敵すぎるゼロが存在していた!
更にギアスでインド側の選手に細工していたのでルールを守る気なんて欠片もない!
こうして日本が勝利し、インドと弱者同盟が結ばれる事になった。
00
「ねぇ、ルルーシュって……」
「うん、スポーツはてんでダメだよ。いやダメって言うか、無理って言うか、そもそも才能が無いって言うか、チームにいたらむしろ邪魔だから出ないで欲しいって言うか……」
「お前も凄いことを平然と言うな」
(´・ω・`)勝てば良かろうなのだぁっー!以前に、ルルーシュがチームに居たら、戦力的に-1になるから仕方ない。
TURN12:「インド
大 反乱」 --インドで大反乱が勃発した。
今まで中華連邦の腐敗が激しすぎて、待遇の面でも差別があったのでインド人達が激怒して暴動に発展している。
今まで搾取されすぎて、ペルシャ、パキスタン、モンゴル、カザフスタン、アフガニスタンの地域まで連動して動いていた。
黒の騎士団もそのために参戦する。
敵は中華連邦と、ブリタニア軍だ!
既に宦官達が国を売却済みなので、ブリタニアの精鋭が中華連邦にいてやばいぞ! --
インドは3億ヘクタール近い耕作可能地を持つが、その内の半分は本国人資本家の所有となっている。
もちろん共産主義的性格を持つ中華連邦では土地を私有できない、だからまず国が全て所有した後にリース契約を結ぶ形になる、法的に土地を再分配する平等なシステムのはずだった。
だがリース契約を認める本国の政府機関に、インド人がはたして何人いるのかを考えれば、インドで作られた作物の大半がどの人種の胃袋に収まるのかは想像に難くないだろう。
また雇用や投資に関しても、本国人は本国から――つまり中国人――労働者を連れてくるため、現地に雇用が生まれず、また先に述べたように生産された製品は現地の人々の手には渡らない。
中華連邦本国が周辺の連邦構成員から搾取する関係、それが今の中華連邦の内実だった。
不満が溜まらない方がおかしく、そして一度噴出したそれらは留まる所を知らずに膨張した。
ムンバイ、パトナ、チェンナイ……インド軍区の主要都市で瞬く間に暴動が広がっていく。
(´・ω・`)中華連邦っていう名称からして、現在の中国を発展しただけの酷い国家な気がぷんぷんするよね。
TURN13:「進む べき 前」 -
最前線は、ブリタニアの精鋭と黒の騎士団が戦闘を開始し、青鸞はかつての友を敵として闘わないといけない複雑な状況である。
黒の騎士団が敗北すれば、自由インド軍も自動的に負けて終了なだけに難易度が高くなり過ぎて、ゼロは困った!
本物のラウンズがいるせいで、ロロが時間停止やっても対応されて困っている。
圧倒的なまでの実力の格差で、ギアスすら攻略される!
幸い、現場にコーネリアがやってきてユフィを正気に戻すために、ルルーシュ達と手を結ぶという道を作ってくれた事と、中華連邦の首都まで賄賂を使って、黒の騎士団の精鋭を向かわせたので、中華連邦の国家の中枢を抑えているも同然だった。
このまま行けば、中華連邦はクーデターが成功したも同然となり、ブリタニア側が圧倒的不利になる。 ---
そうコックピットの中で叫び、コーネリアがランスロットに突進する。
ギアスも饗団も、所詮は物であり組織でしか無い、それを恨んでも意味は無い。
人だ。
それを扱う人の意思が変わらない限り、同じような悲劇は永遠に生み出され続ける。
故にギアスと饗団を悪用し、暗躍している皇帝シャルルとV.V.を討つ。
どの道コーネリアはこの両者がいる限り日の下を歩くことは出来ない、攻勢に転じて反撃し、抵抗の末に討ち果たさなければ、道は開けない。
だから彼女は一時的にルルーシュや青鸞と手を結んだ、己自身が感じている怒りや復讐心を押さえ込んで。
(´・ω・`)中華連邦の国家の中枢を抑えたようだし、ブリタニア軍はインド軍と中華連邦の軍勢に挟み撃ちされそうな感じかな。位置的に考えて。
TURN14:「冷たい
夜 に」 --インドの大反乱で、中華連邦は解体の危機に直面していた。
インドが独立し、ブリタニアの脅威そのままだったので、このままだと皆で仲良くブリタニアの植民地で奴隷生活になる。
そのため、ゼロは独立国家共同体(CIS)を提案したのである。
問題だったのは、青嵐がスパイ疑惑をかけられて、ロロがディートハルト達を殺害しちゃった事だ。
黒の騎士団に居場所がなくなり、逃げた先では・・・・少女が集団レイプされている犯行現場だったのである。
危うく青嵐もレイプされそうになり、その窮地を乗り越えた先が、将来的に潰す予定の饗団だった! -
「インドの独立は認めても良い、が、「いつ」独立するかまで合意した覚えは無い」
ルルーシュ=ゼロは仮面の中で苦笑を噛み殺した。
いけしゃあしゃあと良く言う、今すぐにでも独立して手を離れて欲しいだろうに。
しかしそれを臆面にも出さず、やむにやまれず、仕方なく、そんなに言うのであれば、独立させてやっても良い……そんな風に交渉を進める。
インドの独立と言う規定路線を、買い叩きに来た。
(´・ω・`)その気になれば、独立は100年後、1000年後という事もありえるっ・・・!くかかかかっ・・・!
TURN15:「少年
と 少女」 -「ギアス饗団」の饗主(トップ)から、コードの事を説明された。
CCのコードは旅するコードであり、ブリタニアと青嵐の方は血筋によって受け継がれてきたコードだったのである。
青嵐のコードは数百年前に断絶し、饗団との関係を絶ってきたので本人達が知らないだけだった。
VVは、青嵐を饗団に勧誘し、既に居場所がない青嵐に居場所をプレゼントしようとしてくる。
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「V.V.!」
「あはは、何をそんなに慌ててるんだい?
情報で聞いた時はまさかと思ったけど、キミは本当にあの出来損ないに入れ込んでるんだね」
「ロロは、出来損ないなんかじゃ……」
「出来損ないだよ、アレは。自分のギアスで時間を止めると、自分の心臓まで止めてしまうんだから。あんな意味の無いギアスもそうは無いよね」
(´・ω・`)他人を苛めるのが大好きそうなショタ子だ。 でも悪としての魅力がある事は間違いない。
TURN16:「ギアス
饗団」 --青嵐は辛すぎる砂漠の環境で大変だった。
何処を目的に歩けばいいのか分からず、水分不足で苦しすぎる。
コードがあるので死なないが、一週間、恐ろしい環境で苦痛と飢餓を感じながらの凍死をやりまくっている。
これはブラック企業の研修で、社員を洗脳するのと同じ手口。
ひたすら苛めて苛めまくり、最後に助けてあげることで饗団に入る事を契約させたのである!
饗団の中は、ギアスの人体実験をやりすぎて、あちこちで悲惨なことになっている人間の巣窟すぎて、青嵐は絶句した!
そして、そこで青嵐のコードが現代に蘇った理由まで判明してしまう!
VVが当時のクルルギ首相をそそのかし、妻を人体実験の道具として提供させ、青嵐にコードが発現しただけ!
最初から最後までブリタニア側の策略だった! --
「恥ずかしがることは無いよ、枢木青鸞。人間、本当に苦しかったら藁にも縋るものだからね」
「……嘘だ」
「嘘?
言ったろう、僕は嘘が嫌いなんだ。それにだったら、どうしてキミは僕達の治療を受けられたの? 身体の調子、随分と良いでしょう?
コード保持者に対する医療技術を持っているのは、僕達だけだからね」
「嘘だ」
「キミが僕の手を取ったんだよ、命乞いしながらね」
「嘘だ!!」
(´・ω・`)砂漠での青嵐苛めが、まるでブラック企業の研修みたいな光景だ。
TURN17:「通過
儀礼」 --エリア11代理総督ユーフェミア・リ・ブリタニアは、ブリタニア皇帝陛下の命令を拒否した。
中華連邦に攻め込むという命令は、世界を平和にしたいという思想に反するからだ。
世界最大の武力をもつブリタニアが真っ先に武力を放棄して、話し合いで世界を統一したい!
という状況なので、ブリタニアは内部分裂しそうな雰囲気になって行動不能。
黒の騎士団の方は、その間に饗団本部に攻め込んでいて、原作のような殲滅戦をせずにVVをギタンギタンのボコボコにしている。
コードがあるから死なないんじゃない。コードがあるせいでどれだけ殺されても死ねないんだぁっー!
その騒ぎのどさくさに紛れ、ナナリーをジェレミアが誘拐していたので、ルルーシュの完全勝利!
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数秒、2人の視線が絡まった。
父と娘、皇帝と皇女、主君と代理総督、力を信じる者と和を願う者。
あらゆる面で逆で、しかし一点において共通する2人。
そして、その共通するものの根幹には。
『お前も父に挑むか、ユーフェミアよ……!』
「いいえ、お父様。私は誰にも挑みません、ただ平和を求めるだけです」
(´・ω・`)このユーフェミアは本当に化物だ。完全平和主義をやろうとしているよ。
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