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鋼殻のレギオス【10】-【4】
フォンフォン一直線C
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フォンフォン一直線 【四章】 | 理想郷 作者 武芸者 | 81- | ||
80話 夏の始まり (原作9巻分プロローグ)-ゴルネオはレオ相手に劣勢だった。 レオは間違いなく、学生最強クラスの実力者になっている。負けたらサヴァリスから地獄の修行さんをやられちゃうので、ゴルネオは負けられない! サヴァリスのせいでレオが目茶苦茶強くなっている有様だよ! フェリは妊娠四ヶ月なので病院に検診にいっていた。その結果、胎児は双子だとわかって、レイフォン達は大喜び! フェリの身体が小さいから、出産の際に帝王切開をやらないといけない可能性があり、もし医師が医療に失敗したら、医師の人生が社会的に終了するのは間違いなかった。 問題なのはサヴァリスがレイフォンの殺意を独占するために、将来的にフェリ相手に悪質な何かをやる事がきまっているも同然なのが問題だ! 高確率でフェリ殺害されちゃうよ! -- 「君はどうしたら、その殺意を僕に向けてくれるのかな?」 「さあ、知りません」 レイフォンはすっとぼけた。サヴァリスに殺意を向けるための方法。それを知ってはいるが、決して口にはしなかった。なぜなら、サヴァリスは迷わず実行するからだ。自身の望む戦場のためならば、たとえ己の命だろうと担保に入れる。それがサヴァリスだ。 「ふ〜ん……ま、そのうちだよ、そのうちね」 そして、レイフォンがすっとぼける必要はなかった。なぜならサヴァリスは、すでに知っていたからだ。レイフォンに本気を出させる方法を。レイフォンが本気で自分を殺しに来てくれる方法を、サヴァリスは知っていた。 レイフォンがグレンダンでやったことは、到底褒められる行為ではない。むしろ凶弾されるべきことだ。 「いけないことだったけど、僕は間違ってなんかいない。間違っていないからこそ、誰にも許されなくたっていい。許されたら、僕がツェルニへ来たことを後悔しているみたいじゃないか」 |
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