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6国目 皆が夢見た幸せな理想の世界なのです 中編
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折角、苦労して歩いて来たからには天国という場所に行かないと勿体ないので、空飛ぶ島と地上を繋ぐ螺旋階段を、私と師匠は登り続けました。
時折、ドミノ倒しで数十匹単位でモンスターと人間が巻き込まれて地上に落下して、遺体がバラバラになる事故が相次いで大変なのです。
もっと、安全を心がけた設計にすべきだと、私はおもう訳です。螺旋階段には事故防止のための手すりの類が全くありません。
階段を一度でも踏み外せば地上まで落下一直線が当たり前でした。
つまり、健康と運の二つの要素がないと、天国にたどり着けないという事です。
あとはドラゴン、ハーピィなどの空を飛べるモンスターは、直接飛んで空飛ぶ島へと着陸していて羨ましいのです。
まぁ、よく考えたら、飛ぶための羽は地上を移動する時、邪魔になっていたでしょうし、これくらいの役得はあって当たり前なんですかね?

「やれやれ、天国とは殺伐した場所だね。ヴィクトリア。
死ぬか、天国に着くかの二つに一つしかないギャンブルのようなものだよ。
ヴィクトリアが望むなら、ここから空を飛んで空飛ぶ島へと行ってあげるけどどうする?」

「こういう散歩コースは珍しいですから、歩くべきだと思うのです。師匠」

「ヴィクトリアは頑張り屋だね」

師匠が私の頭を撫で撫でしてくれました。
本当、女の子の髪が好きな人なのです。
でも、それが嬉しい。
少しは私の事にも興味を持ってくれているって事ですよね?
何時か、師匠のお嫁さんになりたいなぁ。






地上と空飛ぶ島までの距離は一直線で約500mほど、それを螺旋階段を使ってグルグル登っている訳ですから、とんでもない距離になっています。
約50mごとに休憩所と、弁当を配っている天使さん達がいるから、モンスターや人間達は何とか登る作業ができているのが現状です。
しかも可愛い天使さん達による励ましの声が響いて、煩い環境でもあります。
階段を登るモンスターと人に向かって、空を飛んでいる天使さん達が

「頑張ればできる!頑張れ!
そこの人間諦めるなよ!諦めたらそこで人生終了だろ!?
あと少しで天国に行けるんだぞ!
螺旋階段から落ちたら死だぞ!死!諦めんな!
どうしてそこで諦めるんだよ!天国に行きたいんだろう!?
この螺旋階段から落ちる事は地獄行きだと思え!」

「そこのオークと触手さん!
天国に行けば、50人の処女と一緒に永遠の極楽生活が待っていますよ!
諦めるな!登れ!あと、私に手を出したら殺す!」

「なに絶望しているんだよ!
たった500mだろ!
2日くらい頑張って歩けば着く!」

「天国に行けば極楽が待ってます!
これは人生最後の試練なのです!
あなた達の最後の信仰心が試されます!
信仰とは諦めずに歩く事と見つけたりっー!」

いやはや、私と師匠は精霊さん達のおかげで疲労を常に回復して平気ですけど、周りは疲労困憊の人とモンスターだらけでまさに地獄という有様なのです。
天国にいけるのは、諦めぬ覚悟と、落下しない運、体力を持つ者、空を飛べる者のみ。
もうやだ、その天国。
みんなを受け入れられるように、天国が地上へと降りればいいのになぜこうなったのです。
明らかに触手モンスターとか、登るのが辛くて途中でどんどん地上へと落ちて、天国まで行けてません。
触手は構造的に手すりがない長い階段登るのに無理がありすぎるのです。
師匠も隣で呆れながら、触手モンスターの落下を見てました。

「やれやれ、この天国を作った風龍王様は大変意地悪なお方だよ。
明らかに全員を受け入れる気がないね」

「天国が空中に浮かんでいるせいで、人を収容するのが大変な事になっているのです。
地上に天国を降ろしたほうがいいのではないですかね?」

「いや、ヴィクトリア。
あの空飛ぶ島のサイズから考えて、次々とやってくるモンスターと人間を全員収容するのは不可能だ。
恐らく、これは人数を絞るためだったり、爆弾テロを警戒してこうなっているんだろうね」

「だとしても、天国へ行けずに死んだ人とモンスターさん達が可哀想可哀想なのです」

私は螺旋階段の先を見つめました。
そこには空飛ぶ島の最下部を構成する巨大な丸い銀色の金属壁が見えます。
きっと、あそこからビームを放つ砲台とかロボット兵器が出てきそうな気がするのです。
前世のジブリ作品【ラピュタの城】の内容から考えて。
元ネタのガリバー旅行記の空飛ぶ島ラピュータなら、遥か上空から地上への投石、島全体で日光を遮って人工飢饉を発生させて人民を弾圧したり、最終手段の島全体を降下させて体当たりなどが主な戦闘手段でしたけど、この自称天国はどうやって戦闘するのか謎なのです。

「ヴィクトリア。
余所見はやめようね。
落ちても僕が助けてあげるけど、それを期待されても困るよ?」

「ごめんなさいなのです」

余所見してたせいで叱られましたけど師匠と手を握りながらの螺旋階段登りも中々に良いですよね。
問題があるとしたら……螺旋階段の下のほうからは、私のパンツが丸見えのはずですので、常にスカートの中を光学迷彩しないといけないから大変なのです。
光の精霊さん、パンチラ阻止のために酷使して申し訳ないのです。







……そんな悲惨な階段登りを休憩と睡眠を挟んで2日、
ようやく私達は天国という空飛ぶ島の周り廊下へとたどり着き、そこを歩いて島の内部に入りました。
内部は、とても大きなドーム状の空間になっていて、圧倒的な量の風の精霊さん達に満ちています。
この精霊達を見て師匠は嬉しそうでしたけど、何処か悲しい顔も時折していました。
私の前には、ここまで頑張って登ったモンスターと人間達数百匹がいます。
彼らはフラフラな足でどんどん前へと進み、次の瞬間。
金属製の細長いアームが次々と伸びてきて彼らを捕らえて、ガラス製の柩の中にぽいっと放り込み、柩ごとどこかへと拉致りました。
こ、これは明らかに罠!?
でも、この金属製のアームは、私たちを襲わないのです。
次々とこの空間に入ってきたモンスターと人間だけを襲って、ガラスの柩の中に放り込み、何処かへと持ち去っていくのです。
こんなにも異常な光景なのに師匠は何もしません。
普通なら風のバリアーを張って当たり前の展開なのに、何の行動もしないなんて師匠らしくないのです。

「師匠、バリアーとか張らないのですか?」

「……ヴィクトリア。
ここには風の精霊の元締めに等しい風龍王の欠片がいるんだよ?
僕がお願いしても皆無視さ。
なにせ風龍王は風の精霊達を作り出した創造主だからね。
友人の頼みよりも親の頼みを優先するという訳なんだ」

「なるほど、師匠が悲しそうな顔をしてたのはそういう理由があったのですね」

「そうだよ、例えるならば友人がたくさんこの場に居るけど、誰も僕と会話してくれないという気分を味わっていたのさ。
とても寂しくて悲しいね」

「その気持ち分かるのです。
真っ暗闇の空間に行くと光の精霊さんがいないから、寂しい気持ちになりますよね」

私と師匠が仲良く談笑していると、膨大な風の精霊を経由して、荘厳な声がこの空間に響き渡りました。
それはきつい口調の女性の声……風龍王だったのです。
姿を見せないけど、たぶん、この島の何処かにいるんだと思います。

【妾は風龍王なり。
異世界の申し子ヴィクトリア、風の精霊に愛されたエルフの男マクシム。
お主達には残念ながら天国に行く権利はない。
立ち去るがいい】

「あの、すいません。
立ち去るのはいいのですが、ここはどういう設備なのです?」

【ここは天国の一つなり。
ありとあらゆる極楽が約束された地。
ここでは人は絶望を二度とする必要がなく、歓喜に満ちた素晴らしい生活が死ぬまで出来る最高の理想郷だ】

うーん、どういう手段でその願いを叶えているのですかね?
先ほどの光景を思い出すと、私には嫌な予感しかしないのです。

【そして、この会話は隣のマクシムには聞こえておらぬ。
我は今、お主とその男、二人同時に別々に話しかけ、会話が漏れないように風の精霊を使って遮断している。
何故かわかるか?】

「分からないのです」

【お主の散歩チートを知る者は一人でも少ない方が良いからだ。
妾はお主がこの世界で産まれた時から、風の精霊を通してお主の事をよく知っている。
幼い頃からホームレス生活をし、散歩チートを使って13歳でエルフとなり、妾が用意した安全な国から抜け出し、近くの危険な国へと行った事もな】

え?
これってまさか……私、神様に監視されていたんですか?
通りで最初に産まれた国が、日本並に治安良くて豊かで普通な国だった訳なのです。

「あの、風龍王様も、ひょっとして私をこの世界に転生させた計画に関わっている……と受け取ればいいのですか?」

【関わっているどころか、お主が3歳の頃からホームレス少女生活できるように支援したり、死なないようにマクシムを風の精霊で誘導して、あの税金がない愚かな国へと連れてきたのは妾だ。
偶然、近くをエルフが通りがかると本気で思っているのか?3歳の少女が一人で散歩旅ができると思っていたのか?
イエニーがたまたま近くに居たおかげで、聖地で銃殺されずに済んだと思っているのか?
全て妾と、他の神々の欠片が仕組んだ事よ。
お主には早々に死んでもらっては困る。
世界の存続のために尽くせ。生きろ。死ぬな。
死ぬのは使命を果たした後にするが良い】

「うう……まるで私、世話がかかる子供のような扱いなのです。
でも、風龍王様達が助けてくれなかったら確実に死んでいたり、性奴隷になっていた気がするのでありがとうなのです」

【感謝などしなくても良い。
お主は世界中を巡って、魔族を討ち滅ぼし、マクシムの子供をたくさん孕め。
それがお主の使命だ】

はいっ?
な、なんか、さっさと師匠と結婚しろと同然の事を言われましたよ。
言われなくても、将来的に結婚したらそうなる予定ですから、余計なお世話なのです。
でも、ここで聞かないと後で気になって頭が痛くなりそうだったので、ついつい問いかけちゃいました。

「なぜ師匠の子供を産むのが私の義務なのですか?
……確かに将来的にそうなったら嬉しいなと思いますけど」

【マクシムは最上級の風の精霊魔法使いだ。
産まれてくる子供も、優秀な風の精霊魔法使いになる可能性が高い。
そうなれば、この世界が存続する確率は今よりも格段に上がるのだ。
だが、あやつは失恋のショックを長く引きずり、誰とも結婚する気がない。
故に、妾はお主とマクシムを引き合わせた。
だから、さっさと結婚して子供を作れ。
子孫を残す事は生命に課された義務である】

「失恋のショック?
師匠を振った女性がいるのですか?」

【マクシムは、実の祖母だと知らずにラッキーという女に恋して、500年ほど一緒に旅をした末に失恋した凄く残念な奴だ。
500年の片思いが見事に失敗に終わり、元々、恋愛に奥手だったのに、失恋してこじらせて全く女性と付き合う気がない駄目男なのだ。
見ていてイライラしたから、お主とマクシムを出会わせたという動機もある。
わかったら、押し倒しても良いからさっさとマクシムと結婚しろ。
妾がそれを許す。神公認だ】

「……そ、それは早計すぎるのです。
もっと仲良くなってから、そういう事はやるべきなのです」

【まぁいい。
お主が子供を産める身体になるまで、散歩チートを使ってもあと100年はかかるからな。
妾は気長に100年ほど待ってやろう】

ひょっとして、この私の師匠が大好きという感情って、神様によって操作されて作り出された感情なんでしょうかね?
でも、師匠は優良物件だし、優しいし、結婚OKOKなのです。
例え、この想いが操作された好意だとしても、師匠と一緒なら……きっと幸せになれます。
だって、24時間中一緒に寝て過ごして散歩して会話して、これほど安心できる男性なんて師匠が初めてだったんです。
こんな良い男と結婚できるチャンスを逃したら、人生損ってもんですよ。
隣の師匠をチラリと見ると、風龍王様と風の精霊を介して何らかの会話をしているようでした。
でも、音が完全に遮断されているから、会話内容は聞こえません。

【異世界の申し子ヴィクトリアよ。
他に聞きたい事はあるか?
マクシムとの会話が長くなりそうでな。
その間は答えられる事はなんでも答えてやろう。
妾は優しいからな】

「えと、先ほど、ここは天国って言いましたけど、具体的にどのような方法で人間やモンスターを幸せにしているのです?
あの柩に入れられた人達は何処に行ったのですか?」

【簡単だ。
あの柩は人に夢を見せる機械。
人間達はここで夢の世界で死ぬまで過ごし、ありとあらゆる欲望を夢で満たして幸福になるのだ。
それゆえに、ここには不幸など一切存在しておらぬ】

「……なんというディストピア」

この神様、親切ですけどやり方が凄すぎるのです。
現実じゃなくて夢の世界で満足しろとか、何処の悪役ですか。
そうなるとモンスターの方はどのような方法で幸せにしているんですかね?

「あの、モンスターも同じ柩に入れられてましたけど、彼らも夢の世界で幸せになっているのですか?」

【お主が言うモンスターも我は人として見ている。
妾から見れば、触手もオークもスライムも全て人だ。
妾の栄養源となる希望、歓喜、憧れ、愛などの正の感情を大量に生産してくれる。
非常に美味しいぞ。外の世界で絶望を知った人間達の正の感情は格別だ】

「……あ、あの、機嫌を損ねるかもしれませんが、神様の主食ってもしかして、人間の正の感情なのですか?」

「正しく言うなら、生物の正の感情なら何でもいい。
魔族が負の感情を食するように、我ら神々が食べるのは正の感情。
そして、人間は高エネルギーの正と負の感情を生産してくれる素晴らしいと同時に困った生物だ。
それゆえに妾はこうして手間暇をかけて天国を作り上げて、何時か本物の原初の神と同じ力を得るべく、食事に励んでおる」

うーん、魔族も神様も正反対な生き物ですけど、性質的には似たような生き物だったのです。
でも、夢の世界で幸福にするのって、やっていて虚しくないんですかね?
現実で幸せになった方が良い気がします。
夢なんて所詮作り物なのです。
私の場合なら妄想の師匠じゃなくて、現実にいる師匠と結ばれたいと思うのです。

「……話は変わりますが、夢の世界で幸せになるのが本当の幸福なのですか?
虚構の世界で幾ら幸せになっても、現実じゃ何もやってないのと同じなのです。
その人が生きた痕跡が、この世界に残らないのでは?」

【妾にはお主の言いたい事がよく分からぬ。
人間は妾達が居ないと勝手に不幸になって絶望して死ぬ可哀想な生き物だ。
妾達がこの世界の統治が出来なくなってから1000年。
人間達は疑心暗鬼になって戦争して殺し合い、無理やり女を犯し、騙し……これでは説明として大雑把すぎるな。
最近起きた事で具体的な例をあげると、赤ん坊の育児を放棄して死なせたり、真夏の車の中に赤ん坊を放置してギャンブルに行って衰弱死させたり、父親が破産したから一家全員で自殺したり、共産主義というオカルト宗教を広めて世界の総人口を2%ほど減らしたり、経済格差が広がったせいで大勢の人間が貧乏になり金持ちの奴隷になったりと悲惨な事だらけだ。
それに人間達は心の底では誰であろうと絶望しておる。
彼らを救えるのは、夢の世界しかありえぬのだ】

「なぜ夢の世界なのです?
充実した日常を過ごせる国を作れば、皆が人生を謳歌できるのでは?」

【いいや、それは不可能だ。
お主、分かっていて質問しているであろう?
元人間だったお主にはよく分かるはずだ。
人間は絶対、現実では幸せになれない。
なぜなら、生きるために必要な社会そのものが不幸の原因だからだ】

「何を言ってるのです?
社会と関わらないと人間はどんどん不幸になるのですよ?」

【だがそこには完璧な幸福は存在しない。
社会と関わって暮らすという事は、己の欲望を押さえつけて社会の利益のために犠牲になる事を意味する。
例を上げると、良い女を抱きたいと思う男が居ても、若い娘に手を出すのは法律で禁止されていて己の顔にも自信がないから、長年連れ添ったババアしか抱ける相手がいない。
もっと給料が欲しいと思う男が居ても、会社が余剰なお金を溜め込むから、社員は安月給で働き、毎日イライラして生活する。
美少女でハーレムをしたいと思う男が居ても、そんなお金も人徳もない。
皆が憧れるヒーローになりたいと願っても、本人にはそんな力がない。
奇跡的に成功した人生を送れても、老いれば人生のほとんどに新鮮味を感じられず我が儘になってイライラする。
そうなれば、正の感情以上に負の感情が発生し、魔族がそれを食べて強くなってしまうのだ。
どのような国家を作っても、これは避けられない。
全ての人間を幸福するには、誰も犠牲にならずに欲望を叶える事ができる夢の世界しかないのだ。
これで納得しないのなら、全ての欲望が叶った夢の世界を幾つか見せてやる】

「わかったのです。
未だに頭で納得できないから、その夢の世界って奴を見せて欲しいのです」

この神様、結構、苦しんでいるのですね。
正の感情を食べて生きているせいで……人間がどれほどに苦しんでいるのか逆に理解して、こんな極端すぎる方法をとっている気がしたのです。
数秒ほど待っていると、私の視界そのものが切り替わり、瞬時に別の場所へと移動していました。
そこは地平線の彼方まで無数の空飛ぶ島々が埋め尽くす幻想的な大空。
島の一つ一つに町があり美しいのです。
一つの島は巨大な湖があって、そこで釣りをしているオッサンの周りに可愛い女性達がたくさん居て、きゃーきゃー騒いでいます。
一つの島は丸ごと学園になっていて、大勢の可愛い女性が学生服を着て通って、1人の男を皆で愛して幸せそうです。
一つの島は巫女服を来た可愛い女性達が、神社でのんびりゆっくりしながら、一人の男のために尽くしてました。
一つの島は大勢の裸の美少女が、えと、描写するとまずい事をたくさんの触手にやられてアヘ顔です。
一つの島はジャングルの中で、オークが大勢の美少女に囲まれて幸せそうな顔をしてました。
一つの島は1人の男が不思議な力で無双して、軍勢を撃破してます。
あと、何故か、私、裸で空に浮いてました。
ひええええええええ!!!!なぜ服を着てないのですかっ!?
師匠にしか見せる予定がない全裸大公開とか酷いのです!
光の精霊さんの細かなケアなお陰で、綺麗でツヤツヤなお肌が見えちゃいますよ!

【慌てるな、異世界の申し子ヴィクトリア。
ここは夢の世界。
お主の姿は人間達には見えておらず、彼らは己のいる島しか視認できない】

「……ふぇ?
そうだったのですか。
でも、女性の比率が多すぎじゃないですか?」

【人間1人につき島1つを妾は与えている。
この夢の世界にいる人間は、ほとんどが男だ。女性は機械が操作している架空の人物に過ぎない】

「つまり、女性用に別の専用の世界を用意しているのですか?」

【いや、妾の元に辿り着く前に、大半が妊娠したり体力がなくて諦めたりするから、天国へとやってこないから、天国にいる人間の女性が少ないだけだ】

天国は本当にひどい場所なのです。
男尊女卑すぎますよ。
せめて、空飛ぶ島を地上へと降ろすべきなのです。





後編に続く。




テーマ@【神様は人間を特別扱いするのがテンプレなんだよ!】
http://suliruku.blogspot.tw/2014/11/blog-post_9.html


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●絶望したモンスターや人間たちがどこかに向かっている。ざあざあ
彼らがどれだけ戦乱にまみれた世界に絶望しているのかひたすら言いまくる

●風流王の欠片が統治する国へと到着。
そこでは次々とモンスターも人間の区別もなく、透明な容器に入れられて、幸せな眠りにつく。

●そこでイエニーさんと弟さんに再開

●風流王と謁見する。

●風流王「我は幸福を食べる生き物なり!
世界の存続と、人間たちの幸せを願ったらこれしかないのだ。
人間は社会がなければ生きる事ができず、その社会ゆえに我慢して苦しむ。
だが、夢の世界ならば、勝手な夢を見て過ごす事ができるのだ!」

「この者は、異世界でハーレムをやり、壮大な冒険をしている夢を見ておる」
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●痛み分けで勝利。でも100年間溜め込んだ希望エネルギー消費しちゃったから、風流王大変

●この戦いで弱った闇の魔王ザ・ディルもといリューガは、あのドラクエ5見て思いついたプロットを組み合わせて、あとで倒す。



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