(お、恐ろしいのですっ……!
あれだけ、大量の物資を創造しているのにっ……死んでないなんてありえないのですっ……!)
この世界の魔法やスキルは、運を消費して使う代物。
だから、短期間に一気に使いまくると、不運な事が起きまくる。
「プリンじゃ駄目か……じゃ、このドレスはどうだろう?」
(ど、どうやって作っているのですかっ……!
明らかに、遥か古代に失われた科学文明の代物なのですっ……!
転生者?でも、観察系おねえさんの転生特典は、使い勝手良くないはずなのですよ……)
今まで何人も転生者見てきた。
魔力無限大⇒ 町ごと弾け飛んで消えたと、噂で聞いた。
ナデぽ⇒ 撫でるだけで惚れさせるスキル。そのせいで女性達がヤンデレ化して、刺し殺した。
大いなる力は、大いなる禍を呼び起こす。
しかも、動力はやはり、魔法と同じく運なのだ。
「俺は君を傷つけたりしない、だから、こっちにおいで〜」
(お、恐ろしいのですっ……!
あれ?でも、こんなに美しい妖精なんてありえるのですか?
まるで、プラチナから聞いた、暗黒王子みたいな美貌なのです。
この世の者とは思えない……)
「も、もしかして、暗黒皇子だったりするのですか?!」
「あ、うん」
「ひぃぃぃ!生贄に捧げないで欲しいのです!
私は豚人間のせいで、全ての穴が非処女なのです!
だから、生贄にはふさわしくないのですー!」
「いや、俺は君に酷い事するつもりはな――」
「ひ、酷い事をしない」
「こ、殺されちゃうのですっ……!
あぅ」
今まで、散々、豚人間に陵辱され尽くして、疲労した身体は、強制的におやすみタイムに入った。
「きっと、豚人間のせいで、疲れてヘトヘトだったんだろうな……」
『豚で逆ハーレムしていたヒドインだって!?』
『巨乳なのは、きっと毎日揉まれまくったに違いないお!』
『中古エルフに価値はあるのだろか?」