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もふもふ、きつねっこぉ ★9話の狐娘「これがあれば地球は救われるんじゃよ!」ラーメン挿絵 |
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ラーメン挿絵
http://suliruku.blogspot.jp/2017/03/9_26.html
(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚) 今回の挿絵は……ラーメン?
∧_∧
(´・ω・`)
. (っ¶⊂ 諸君っ!モチとラーメンの組み合わせが最強なのはなぜか!
(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚) そんなの知らないよ!?
(´・ω・`)実はわしも知らん。なぜならワシはうどん派+油揚げ派じゃ。
(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚) こらぁー!?ならどん兵衛の挿絵でも書いてろよ!?
★★★
ため息を吐いたニャンタン。たまにあるのだ、こういう事故が。仕方なく、彼は床に落ちている【不法入国者R】のカードを拾い、頭上に高く掲げて、呟いた。
「キーニャン!」
その言葉で、カード化が解除され、真っ赤なチャイナ服を着たリーファが出現した。こんな状況でも怪しい作り笑顔を浮かべていたが、頬っぺたに冷や汗をかいている。
すぐさま、部屋の中にある『物』を指し示して――
「この穴が恐ろしいアル!これが異世界のトイレなんて怖いヨ!」
リーファの大声で、ニャンタンはトイレを見る。
構造はすごく単純だ。ワープゲートな扉を横に倒して置いただけのシンプルすぎる外見。開いた扉には真っ黒な極小のダンジョン世界が存在していて、内部に入ったものは問答無用でカード化され、こっちの世界に弾き飛ばされる仕組みになっている。
どうしてリーファがカード化されたのか、ニャンタンには大体の予想ができた。
「トイレの構造が不思議すぎたから覗いて、うっかり落ちてしまったアルよ!光で照らしても底が見えないから怖かったアル!気づいたら意識を失って、次に目覚めたらカードになっていたアル!酷い拷問道具すぎるヨ!」
「普通のトイレだったら全身がウンコまみれになっていますよ!?」
「これ、どういう構造アルか?教えて欲しいアル!和風なケモミミワールドにあるのは可笑しいトイレあるヨ!」
「ほら、排泄物って汚いでしょう?下水道を作ればいいんでしょうが、ああいう皆の税金で作るタイプの設備は、維持にも金がかかりますし、川が汚染されちゃいますしね。
超小型で低コストなダンジョン世界を量産してトイレ代わりにしているんです。まぁ……個人で買えるのは富裕層くらいですが。一般民衆の生涯年収くらいの値段がしますしね。
なんでもカードにしちゃうトイレとか、ゴミ箱だと思ってください。色々と応用が効いて便利なんです」
ニャンタンが丁寧に説明をすると、リーファが黙りこんだ。
トイレの真っ暗な穴を睨みこみ、ブツブツと色んな事を呟いている。
「……すごいアル……歴史が変わる大発明アルよ……」
「あの、どうしました?リーファさん?」
「これ、本当になんでもカード化できるアルか?」
「このトイレの入口から入れるサイズの物体なら、なんだろうと問答無用でカードにされます。僕も試しに先生を反省させるために、背中を押して入れてみたら、先生がカード化しましたし……ある程度、力を持っている存在なら、自力でカード化を解除できますから、今度カードになったときは自力で頑張ってください」
「それは良い事を聞いたアル!これ売って欲しいネ!」
「……聞きますが何に使う予定なので?」
不安になったニャンタンは聞いた。そうするとリーファが右手で見事なVサインを表現して――
「このトイレに、産業廃棄物を捨てまくってカード化すれば大儲けできるアル!」
「その産業廃棄物とは……?強引に言語を翻訳しているせいで、意味がさっぱりわかりません……恐らく、ゴミの類なんでしょうけど……」
「産業廃棄物は……簡単にいえば、土地を汚染して、かの有名な腐海という奴に沈めてしまう汚染物質ね!アタシたちの世界で大問題になっているヨ!健康をやられて人民がバタバタと死んだり、人が住めない土地になったりと悲惨ネ!」
「リーファさんがいる世界、そんなに物騒だったんですか!?」
「だから売って欲しいヨ!10億円でどうアルか!?後払いなら一千億円でも出せるアルよ!」
「いや、そのトイレを向こうの世界に持っていくのは無理ですが、それでもいいので?」
「ど、どういう事アル!?」
「先生が作る人造異世界は、僕たちが住む宇宙の容量を削り取って、小さな異世界を作る信仰スキルなんです。ワープゲートを設置できるのは、この宇宙内に限られますので……向こうの宇宙に持っていくのは物理的・空間的に不可能ですね……」
「アイヤー!?アタシの夢が破産したアルー!これがあればチェルノブイリの原発問題も解決できて、大勢の人が幸せになれるのに酷いアルよー!世界の皆を救えるのに悲しいアルー!」
「原発……?チェルノブイリ……?」
「事故ったら広範囲に毒物を撒き散らす動力だと思ってくれたら良いアル!事故った原発の周りでは、毒物を周りに撒き散らさないように、ひたすら延々と建物を作って封じ込める工事をしているアルよ!
どんな建造物も老朽化するから、定期的に千億円単位の金銭を封じ込めのために使っているアル!近づくと作業員が毒物にやられて酷い事になるから、工事の難易度も大変すぎて辛いネ!」
「少しは自分たちが住む世界を大事にしろぉー!?どんな大魔境だぁー!?」
ニャンタンは頭が痛くなった。日本がある地球という星は、どうやら酷い場所らしい。
技術がすごく発展しているせいなのか、汚染もそれに比例して酷いようだ。
このまま享楽国も技術を発展させていけば、そのような道をたどる事になるのかもしれない……と思ったら、リーファが更なる爆弾発言を投入してきた。
「ちなみに大陸系商人の祖国は、首都のすぐ近くまで砂漠化が進行しててやばいネ!自然は大事にしないと駄目ヨ!ちょっと遠慮なく土地を開発をしたら、この有様アル!」
「とりあえず尻をだせぇー!自然を大事にしない奴は尻を叩かないと分からないんだぁっー!
神なのに、そんな状況を放置しちゃダメでしょー!生存環境を壊してどうするー!?」
「嫌アルー!アタシは金のためならば魂を売るアルよー!」
慌ててリーファはトイレ部屋から抜け出した。その後ろを猫耳をピョコピョコ動かしながらニャンタンが追いかける。
しかし、リーファはすぐにクルリッと180度反転して、トイレ部屋へと戻った。ニャンタンを子供のように軽くつかんで、通路へとポイッと放り出し、扉をバタンッと閉める。
「トイレがまだだったアルー!お腹が痛いアルー!」
「クソッ!トイレに籠城した!?」
「ウンコだけにクソッ?駄洒落アルか?」
「尻を叩かせてください」
「いや、急に冷静な口調に戻らせても困るアル。お腹が痛いからトイレが先アル。
あと、トイレの前に立っていられると……アタシ、恥ずかしくてウンコできないアルよ?」
ウンコ、ウンコ、連発しまくる女のどこに羞恥心があるんだ。ニャンタンはそう思った。
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4 件のコメント :
(´・ω・`)眠いときは働かぬー!くじけぬー!
返信削除(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)つまりどういう事だ!?
(´・ω・`)明日本気出して修正する
(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)こらぁー!?
(´・ω・`)ゆっくり修正完了
削除(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)うんことか、肥料ネタはだめぇー!?
(´・ω・`)内政チートとは、畑にウンコをばらまく事である。
(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)だから汚いネタはダメぇー!?
(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜) 先生ー 福島原発は作業員があまり死んでませんよね 吉田社長が喉頭がんで2年後しんだくらいえすよね
返信削除(´・ω・`) 炉心が燃料棒と一緒に粉々に吹き飛んだのがチェルノ 何とか炉心の蓋が残っている状態が福島・・・・・。チェルノは運転中に無理な実験して爆発、福島は原子炉停止、冷却中で冷却が追い付かず、漏れた水素に引火だから圧力が違ったのだろうのう。
(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜) 一応、原子炉をスクラム(停止)させ冷却することにいみがあったのですねー 漏れ出た放射能の濃さがちがったということですね
(´・ω・`) 燃料棒とかは1000シーベルトとかだから破片になってチリになって広まったら 首都圏も壊滅だったのじゃ 使用済み核燃料は10万シーベルトとかだぞい 建屋ごと吹き飛んでたら作業どころじゃないぞい 現場レベルでは最悪の状況でよくやったと思うぞい
(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜) いっそのこと、あの場所でまた原発作ればワンチャンスないですかねー
(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜)先生ぇー!最悪の事態を回避できて良かったですねー!
(´・ω・`) うむ、そうじゃな
(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜) ところで先生ー
(´・ω・`) なんじゃ?
(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜) カード化できるトイレを持って行っても、どうやって、燃料を処分するつもりだったので?作業員が近づいたら死にますよ?
機械もぶっ壊れますよね?
(´・ω・`) ……決死隊を募ればワンチャンス?
(ノ゜ω゜)(ノ゜ω゜) こらぁー!?