<< 前の話 次の話 >>
幕間 〜〜拙者の天才的なナンパ方法を教えてあげるでござるっ！〜〜
触手さんは、100億人の嫁を作ってから1年後、ふとした思いつきで自身のナンパ方法を全国生中継で放映しようとしていた。
100兆人のモヒカン達がTVの前で、触手さんのナンパ方法がどんなものかワクワクして視聴しており、一部のモヒカンは浮気した可愛らしい天使娘とベットの中で一緒に見ている。
そして、放映される時刻となり、TV画面が・・・全長100kmの触手さんの身体の極一部だけが映り、そこら中に下着同然の格好をしている天使達が踊っていた。
触手さんの天才的な裁縫技術で作られた踊り娘の衣装である。
普通に下着にしか見えない所に、触手さんのセンスが反映されている。
「ヒャッハー！なんてエロい踊り娘なんだぁっー！」
「俺もあんなお嫁さんが欲しいぜぇっー！あの衣装が最高だぁっー！」
「普通にパンツにしか見えねぇっー！そこに痺れるっー！憧れるっー！興奮してきたぁっー！」
「俺の隣で眠っている女の子と同じ衣装だぁっー！あんなに大量の美少女が踊っているだけでワクワク・・・ｱﾃﾞﾌﾞっ！」
「浮気禁止っー！ベットの中で大人のデート中に他の女の子を見るのは禁止っー！」
視聴者であるモヒカン達が盛り上がった所で、触手さんが喋りだす。
触手のごく一部なので、顔は全く表示されていないが、口調で触手さんの現在の雰囲気がわかる仕様だ。
「今日は拙者の天才的なナンパテクを披露する講座でござるよっー！
モヒカン達も、拙者の真似をして、どんどん夜伽に可愛い女の子を差し出すでござるっ！
この方法で拙者は一度も失敗したことがないでござるよっ！
この放映を見ていないモヒカンは、人生を損しているでござるっ！
どれくらい損しているか例えるなら、天使ちゃんをお嫁さんにできる機会を放棄するぐらいに人生を無駄にしているでござるよっ！」
触手さんがｷﾘｯと格好いい事を言ったような感じで発言しちゃったので、周りの可愛らしい天使達が触手に頬擦りしてイチャイチャハーレムを視聴者に見せつけている。
「「「「「「「「きゃっー！ご主人様格好いいっー！」」」」」」」」」
「「「「「「「「この触手に病み付きになっちゃうくらいに素敵よっー！」」」」」」」
「「「「「「「今日も夜にたくさん滅茶苦茶にしてぇっー！」」」」」」」」
「苦しゅうない！苦しゅうないでござるっ！
拙者はモテモテのイケメンで困るでござるよっ！
拙者のようにモテモテになるには、拙者の真似をすれば簡単なのでござるっ！」
触手さんが美少女達に囲まれまくってデレデレしていた。
モヒカン達は早く講座を始めろよと心の中で思うほどに、うざったいバカップル達である。
触手さんが100億人近い天使達とラブラブして無駄な発言を繰り返す光景が1時間ほど繰り返され、触手さんが講座の事を思い出すまでが長かった。
「天使達が可愛らしくて妖艶なのがいけないでござるっ！
こんな美少女達に囲まれて生活している拙者は、本当にイケメンでござるっ！
これから拙者の究極のナンパテクを披露して、参考にするといいでござるよっ！」
ようやく講座が再開された。
触手さんの周りの空間が歪み、眠っている可愛らしい黒髪巨乳美少女が映し出される。
ほとんど下着姿だけで眠っているので、だらしない印象がある少女だった。
「まず、こうやってナンパ対象を偵察するでござるっ！
拙者なら1億人を同時に観察できるでござるが、今回はわかりやすく1人だけでござるっ！
ナンパをしたい女の子をこうやって観察して、ナンパするか決めるでござるよっ！
そして、この娘はランクBの美少女だからOKなのでござるっ！」
触手さんの触手が巨乳美少女の方へと伸びる。
そのまま少女をこちら側の世界へと連れ込み、巨大な触手の中に格納して、衣服だけを別の触手から白濁な液体とともにビュッビュッと吐きだした。
何故かパンティーの類だけは吐き出されていない。
どうやら触手さんのコレクションに加わったようである。
「ナンパをした後は、こうやって嫁にするための教育を受けさせるでござるっ！
今の拙者なら30分くらいでお嫁さんとして教育できるから最強なのでござるっ！」
今まで絶句しながらテレビを見ていたモヒカン達は口を揃えて、それぞれ違う言葉で叫んだ。
「「「「「「「「「「「「「「「「「俺達に絶対に真似できねぇっー！ヒャッハー！」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「「「「「「「「は、犯罪だぁっー！拉致監禁と洗脳だぜぇっー！！」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「「「「「「「「ヒャッハハハハハっ！俺達はこっそり寝取った方が楽だぜぇっー！
こんな感じになぁっー！寝取られは最高だぁっー！」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
モヒカン達のツッコミは、触手さんまで届いていないので、テレビの中の触手さんはいつも通りに進行を進めている。
「でも、拙者は不老不死のお嫁さんがたくさんいるから、寿命で死ぬお嫁さんとは一晩の関係しか築かないでござるっ！贅沢でごめんでござるっ！
お嫁さんになる気持ちのいい全身調教・・・いや、教育を受けている最中に不老の祝福と、寿命1000倍アップの祝福をプレゼントして、最後まで終わったらお家に返してあげるのが紳士という奴なのでござるよっ！
ナンパした美少女にすらサービスしまくるイケメンなのでござるっ！
これで、今回の講座は終わりでござるっ！
次回の講座は、全世界にいる美少女を一度に全員ナンパする方法を伝授してあげるでござるよっ！
もう、モテモテでごめんでござるっ！」
全世界の全美少女の貞操の危機が訪れようとしていた。
<< 前の話 次の話 >>
