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10話 


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村長「この猫娘、魔法使えるし利用価値があるな。
でもペットがいる以上、村人と政略結婚させられないし、どうやって自陣営に組み込みましょうかね?
そうだ!お風呂があることを教えよう!日本人なら風呂好きなはず!」

カグヤ「腹黒い!?
なにこの腹黒さ?!」






●騒動が終わったあと、よる。露天風呂にエミールと一緒に入りに行く。10歳までは女風呂に入ってOK

村長「ご活躍でしたね」

「村の周りに壁くらい作れよ!?」

村長「何回か努力したんですけどね・・・・採掘スキルで、壁をぶっ壊す冒険者が続出して困りましたよ。
鉄条網?ええ作りましたけど・・・ゴーレム系統のモンスターがきたら無意味でしたし。」

「ジョン・スミスという男は地雷を埋めているんだろ?
なら、地雷原と鉄条網の二つを組み合わせて設置すればいいじゃないか」

村長「・・・それはいいかもしれませんね。
地雷に使う魔石は用意するから、魔法を込めるのをカグヤさんも手伝ってくださるのなら良いでしょう。」

カグヤ「無理。
なら水路作ったらどうだ?
鉄条もうと水路の組み合わせは強いぞ?」

村長「何分、人手がかかりましてね。
建築は得意ですが、労力の問題がちょっと・・・・今は生活に余裕ないですし」

カグヤ「・・・ところで聞きたいのだが、村長殿はなぜ、この村の長になったんだ?
こんなひどい場所以外にも住む場所はあるだろう?」

村長「最初は税金安くて良い場所だったんですよ?
初代フミーダイ公爵も良い人で、この人の土地なら安心して暮らせる・・・・と思ったのはいいのですが
さすがに四百年も経過すると、その子孫は腐るに腐って、今では初代から続くご先祖の努力を全て踏みにじって道楽生活をする有様です。
いやはや困りましたよ」

カグヤ(歴史でいう、どんな制度も疲弊するのが法則が発動しているな・・・・
このままじゃいけない・・・・何とかしないと、村長。
アナタは死ぬぞ?)



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