第一話 --主人公はデビルーク王のクローンで、転生者だった。
周りから勘違いされすぎて、次の王様になる事が確定し、ララの双子の兄扱いされている。-
第二話 -主人公が王の後継者として育てられ、それと同時にやっていた戦争は終結した。
デビルーク王は弱体化して幼児の姿になってる。
主人公は外交術や王としての教育を受けて、後継者らしい立派な男になっているが・・・・内心はヘタレ!
地球に訪れてチンピラに喧嘩を吹っ掛けられたから、慰謝料を払ってしまった臆病者!
でも、ミカンちゃんに勘違いされて、ミカンの家に泊まる権利を得た!-
実のところそこまで深い話ではない。
さあ行くぞ! と景気良く飛び出したは良いものの、環境に慣れていないせいか高熱を出したり、食中毒で吐いちゃったり。
さらには父上の子どもだからか、殺し屋に命を狙われたりもした。そして返り討ちにした。ちなみにオレは一切殺しておりません。
でも何故か返り討ちにした人が――死因は分からないが――死んでしまい、それがオレによる殺害になってしまった……。
なんですか? 新しい詐欺ですか?
泣いたね。枕がビショビショになるんじゃないかというぐらいに泣いたね。
この世の理不尽さに嘆いで、さらにウジウジしている自分を自己嫌悪して負のスパイラル。
(´・ω・`)主人公にはハーレム王になる権利があるから、勘違いされて惚れられても特に問題はないのさ。(権力と財力的に
第三話-主人公さんの圧倒的なカリスマっぷりから、小学生のミカンちゃんが簡単に堕ちた。
特に何もやってないが、ミカンちゃんが主人公の事でエロイ想像やってる。
しかも、主人公のせいで妹のララを誘拐しようとする宇宙人さんまで現れ、ララを拉致し、ララにとってもエッチィ事をして遊ぼうとしたら・・・・主人公が空から飛んできて誘拐犯ミクトを無自覚に制裁していた!
勘違い系主人公は行動するだけで知らずに敵を倒してしまう!
しかも!責任を取るために主人公は切腹した!
誘拐犯のせいで原作主人公さんが被害にあったので、地球の文化だと切腹!でハラキリー! --
不安の表情を浮かべる美柑だが、それは一気に別の物へと変わる。
シドが美柑の首筋に顔を埋め、口から舌を出す。
「ん……!」
アイスを舐めるように丁寧に、しかし情熱的な舌遣いでシドは舌を這いずり回す。
美柑はその行為に羞恥心と、別の何かの感情から顔を上気させ、息遣いが荒くなる。
その感情が何なのかは、幼い美柑には分からなかった。
「ん……っ……はっ!?」
シドが耳を甘噛みすると、美柑は体中に電気が走ったような感覚を感じた。
(´・ω・`)やったね!小学●を落としちゃったよ!
(´・ω・`)切腹は地球のブンカー
第四話--原作主人公さんは、原作と違ってララの婚約者にはならなかった。
なぜなら主人公がいるせいで、ララとの関係は友達スタートであり、原作主人公リトの立場は後継者候補じゃなくて、主人公の親衛隊候補になる。
どっちにしろ、色んな人達から命を狙われる立場だ。 -
「『あること』を証明する……それがその本質とやら?」
美柑のその答えに頷くデビルーク組みの三人。
「それには次期デビルーク王であるシド殿の親衛隊候補としての証の意味があるのです」
「……へ?」
「お兄ちゃんをサポートする人達のことだよっ! つまりお兄ちゃんに一番身近な存在ってことになるね」
(´・ω・`)原作主人公さんには銀河を背負うのが大変すぎるから、逆に丁度いいんじゃないかな。
第五話--記憶を中途半端に魔法で消したせいで、春菜は結城が主人公さんに告白したと勘違いしていた。
つまり、ホモカップル!が恋のライバル! --
いや、でも……あれぇ? そうなるとシド君は私の恋敵!?)
シドの魔法が良い感じに春菜を混乱させていた。
日本にはある言葉がある。
――混ぜるな危険。
それからも春菜は一人悶々としていた。
(´・ω・`)アッー!
第六話-春菜にリトは男と付き合っているホモな人だと思われていた。
その勘違いにリトが気付かずに・・・・・二人っきりの環境で会話しているから、どんどん誤解が深まっていく。
リトはララの事を話しているのに、春菜は主人公の事だと思い込んで聞いているのだ!
リトは完全にガチホモ認定!--
「西蓮寺! オレはあいつと付き合っていないぞ!」
「え? ……本当?」
「ああ!」
そしてリトは――とんでもない事を言った。
「オレ達は別に付き合っているワケじゃねーし……えっと……あれだ! 昔の幼馴染って奴だ!」
「幼馴染?」
(´・ω・`)男が婚約者で幼馴染でアッー!
第八話ー西蓮寺は、リトのことをガチホモだと思っていた。
だが、リトと色々と話している内に・・・女の子にも興味ある人なんだと納得し、誤解を必死に解こうとしている。ーー
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