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銀河英雄伝説【5】-【2】 
銀愚伝A 【後篇】

        ,.'"´ニ二三ミミミヾヾjjV `, `, ヽ
       / r=ニニ三ミミミヾ `ヾヽVノノノノイイ`ヽ
      / ,,ィィ彡 三7"´ ̄``''''ー-ァァ<ソソイソ;;;;;;|
     ,レ'´ィイ"´ __,′       リソ  ``ヾイ;;;;! 主人公のおかげで私は世界的な偉人になれたよ。
     /ィィ彡 ニ二ヲ   _ __    '′     Njj! ブレーンがいる政治家が勝つ(キリッ
     〈 ィイ彡彡イ' "´ ___ ¨`         |M!
    1//⌒ヾラ/   '" ̄``ヽ、        jソ,!
    ,リj! い、 N    ー牙ュ-、.:;;ゞ  ,,、z==zjソ
    ilN ヾY'リ i    `二ニ~´   斤= 、`ノ
     ヾ>、 !   ;           1;;.ー'' 1
     /.::〃Y.   ;       _ ,.,′,!:;;`、 ,!
   _,/.::.ノノ`1   !      `ー= イ;:;:;:;;::/
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    ,;f" ''ニ"
(´・ω・`)自由惑星同盟が謀略で宇宙の覇権を握る勝ち組国家になり、ヤンが安心して売れない歴史家になる事が出来た【後篇】だよ。
(´・ω・`)つまり、ヤンの人生がヘブン状態!
軍人やっていた頃の年金があるから、趣味に没頭出来るんだ。

元帥になった後はさしたる実績も上げないまま任期を全うし、引退してからは何度も委員長職として招聘を受けながらものろくらと断り、売れぬ歴史書を書き続けた奇人を評価するのは何とも難しい。

しかし、一方で彼をこの一連の事件の首謀者だと考える向きは実に多い。

軍人を退いた後には売れない歴史作家として鳴らした物好きヤンが、後世においては後輩の歴史作家から歴史ミステリーの主題として何度も顔を出す事になるのは、いやはやエスプリが利いている。

なぜ、彼が其処までに歴史ミステリー作家たちから気に入られているのか。

それはヤンが晩年に発表した「戦略論」という本の存在があるからである。

ヤンはただルーアンのやったことをまとめただけなのだが、これが歴史の壮大なネタバレ本としてベストセラーになってしまったのだ。

売れない歴史作家ヤン、渾身のヒット作である。

(´・ω・`)でも、主人公のやった事を暴露した暴露本しかヒット作品がない悲劇っぷり。
これはもう・・・・ヤンがトリューニヒトを裏から操っていた奴だと、読者から勘違いされまくれ、後世で超過大評価されちゃうわ。

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銀愚伝  【後篇】 【完結】  作者:空乃無志  Z  3-4話  2012/02/17

3話 --フェザーンは完全に終了してしまった。今までの陰謀がばれて自由惑星同盟内の資産がほとんど接収され、頼りになるはずの銀河帝国は内乱に突入したので資金が燻ってしまい、経済という最大の力を失ったフェザーンは・・・ルビンスキーさんを気絶させて無人艦隊に放り込んで同盟軍2個艦隊の力で宇宙の塵にしてもらい、これを商機として商売を新たに開始したのだった。
ルビンスキー涙目!フェザーン繁栄のための生贄にされちゃった!

一方、ラインハルトもほとんど人生が終了していた。貴族同盟は神聖銀河共和国を名乗り、自由惑星同盟と正式に国交を開いて盛大に支援を受け、ラインハルトはゴールデンバウム王朝を守る守護者として扱われ、自由惑星同盟にも認められたので、本来ならラインハルト自身が終了させるつもりだった王朝をラインハルトが背負わないといけない状況に追い込まれたのだ。
神聖銀河共和国に戦争で勝利しても、自由惑星同盟の大軍で全てがリセットされてしまうので、戦略的に完全に絶望である
--
(´・ω・`)おお、原作のヤンみたいな立ち位置に立たされているラインハルトが楽しい。絶対に勝利できないと思えるほどに戦略的に敗北しちゃっている所が凄まじくてゆっくりできる。この絶望的な状況で戦争やらないといけないと思うとワクワクテカテカだね!ヤンがラインハルトの現在の状況を皮肉ったセリフが最高すぎるよ!

4話 --メルカッツが指揮をする21万隻の共和国とラインハルトが率いる14万隻の帝国による一大決戦が行われた。共和国軍は元々は無能貴族の集まりであるため、質が低い烏合の衆なのだがメルカッツはこれを全部使い捨てにするという思い切った作戦を取り、手元に鍛え上げた7万隻の軍勢だけ残ればいいという戦略を取ってしまったのである。

それにより、共和国はリッテンハイム侯爵を始め、貴族のことごとくが戦場で死亡し、少数派のメルカッツ達が多数派となって君臨しちゃったのだった。


一方、ラインハルトの帝国はキルヒアイスの増援のおかげで共和国と痛み分けで戦争を終了し、無事に帰国したのだが・・・帝国は終了していたっ・・・!
自由惑星同盟がフェザーン商人使って帝国の貨幣で、帝国の物資を悉く買い集めて、自由惑星同盟へと運んでしまったのであるっ・・・!帝国の紙幣はケツを拭くためのトイレットペーパー程度の価値しかないのだっ・・・!
オーベルシュタイン達は1億人を遥かに超える暴徒達に対処する日常がやってくる!帝国は何もかもボロボロになってしまっていたっ・・・!--


(´・ω・`)徹底的にフルボッコにされすぎているラインハルトが凄く楽しい。

戦略的に圧倒的に敗北していて何やっても同盟に踊らされる事しかできず、人的資源は洒落にならないほどに同盟に奪われ原作で移動要塞作っていたシャフトさんが同盟で大活躍し、お金がないから暴徒が大量に勝手に生えてきて、戦争で勝利しても軍備を維持できないからメルカッツに小競り合いで敗北しまくる日々。

そんな状況でも、自由惑星同盟に頼らないといけないという事実を理解し、自由惑星同盟に支援要請を送るラインハルトが凄く楽しかった。

そして、ここまでやった主人公がトリューニヒトと満足して、静かな余生を過ごすというのがたまんないね!とてもゆっくりできて楽しい小説だったよ!

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