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銀河英雄伝説 二次創作【37】-【4】
銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者Ver2
【第一章:英雄エリヤ・フィリップス】 【その4 エル・ファシル戦 】
ブログ】 作:甘蜜柑

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               _,,、、ーiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii;;;,,,,__
              ,,iillllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllliiiiヽ
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           ,rilllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll,!! -''" ̄ミヽ、
           ,iflllllllllllllr^illllllllllll, - ''";; /_/_〃彡彡ミ
          illllllllllllllllliiーlll,-∠、-'´  ̄ :::::::ヽ.シ彡゙,オリ主さん!
          {lllllllllllllllllll!!"         ::::::::::i三彡i 綺麗なフォークです!
          illllllllllllll"           ::::::::::l;ミ彡l 一緒にエル・ファシルを奪還しましょう!
          'ー┬f            "ゞ:::lミミミl 
            iミi           _,,,.-―'iミf⌒i
            〉ハ __   儿、,-'ー'iiユヲ:::ゞヽヲノ オリ主(良いやつと友達になれた)
            i i  こニヨラ'ァ 「`ヽ ̄  :::l刀ン
            ゙、 l       l  |:::    :::rレ'´
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  ,,,,;;;;iiiilllllllllllllllllllllll|   =-ァ- ノV jj  〃lllllllヽllllllレ'´lllllllllllllllllllllllllllllll
ri´lllllllllllllllllllllllllllllllllllll|   ノー'´ ノ 〃  /lllllllllllヽllllllll lllllllllllllllllllllllllllllllll
lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll|    }r-'´    ノllllllllllllllヽllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll

(´・ω・`)逆行オリ主さんが、エル・ファシル義勇軍を率いて、占領された同盟領を帝国から奪還する作戦に従事し、その過程でフォーク中尉と仲良くなるストーリーな【第一章:英雄エリヤ・フィリップス】 【その4 エル・ファシル戦 】だよ。
現時点でのフォーク、とっても超好青年。
士官学校を主席卒業したリア充の風格出てますわ・・・


同盟軍(´・ω・`)エル・ファシルの英雄エリヤ・フィリップス義勇軍大佐頑張れ。
5000人率いて戦えよ。

主人公(´・ω・`)一気に少尉から大佐になってもうた。
しかも、広報活動ばっかり。

同盟軍(´・ω・`)訓練は他の部下達がやってくるから安心してな。
知名度高いから義勇兵の指揮官にしたんやで。

ブーブリル副旅団長(´・ω・`)むきゃっー!私よりも実績がないチビが指揮官とかふざけんな!
知名度が高いだけの新人の癖に!

主人公(´・ω・`)嫌われて辛い。
でも、今は白兵戦のための訓練しなきゃ・・・士官学校で銃の扱い方を教わったけど、実際に戦うノウハウは教わってないもんな。

フォーク中尉(´・ω・`)白兵戦の訓練に付き合いますよ!

主人公(´・ω・`未来のフォーク准将、良い男すぎる・・・


主人公(´・ω・`)よぉーし、大軍勢とともに惑星で地上戦をやるぞぉー!

同盟(´・ω・`)テレビで宣伝するために、たくさん戦って戦死しろよ!その方がテレビ受けええからな!

主人公(´・ω・`)辛い。

帝国軍(´・ω・`)大激戦だわ。
こっちの指揮官は銀河帝国軍エル・ファシル防衛司令官ミヒャエル・ジギスムント・フォン・カイザーリング宇宙軍中将閣下やで。
ほら、サイオキシン麻薬が流行している腐敗艦隊の所や。


主人公(´・ω・`)三年ぶりにエル・ファシル市まで来たけど、戦闘で都市壊れとる。
これ以上戦いたくないから、中将降伏しろー

帝国軍(´・ω・`)だが丁重に断る!
捕虜になるくらいなら自爆する!
どかーん!

主人公(少尉)(´・ω・`)カイザーリング中将自爆してもうた。

同盟(´・ω・`)やったー!
この戦いは俺達の勝利だ!
領地を取り戻したぞ!
主人公、出世する?
今ならエリート街道に乗れるぞ!
義勇軍を率いた英雄だからな!

主人公(中尉) (´・ω・`)能力が低いから、裏仕事やりたいから辞退します。

同盟(´・ω・`)欲がない奴だ・・・まぁ、今はそれよりも次の戦いに集中だ!

主人公(中尉) (´・ω・`)なんか、同盟軍が第五回イゼルローン要塞攻略戦やろうとしてて無謀すぎる・・・
入口で専守防衛すればいいじゃん。
原作でヤンがやった攻略方法をペラペラ〜

フォーク大尉(´・ω・`)いや、それだと兵站の面で帝国有利すぎて、同盟不利すぎるから無理。
イゼルローン要塞を攻略しない限り、同盟軍は兵站の面で大敗北しながら戦いを強いられてしまうんだ。
ぶっちゃけ原作のヤンがやった作戦とか、過去に何度もやったし・・・

主人公(中尉) (´・ω・`) (ユリアンの伝記だけじゃチートできん。
ヤンがやった詳細なチートが書かれてない・・・)



 

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銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者Ver2
【第一章:英雄エリヤ・フィリップス】 【その4 エル・ファシル戦 
Z 10-12話 2015年 4月 29日

 

第10話:英雄の舞台裏 宇宙暦791年10月2日〜10月下旬 フォンコート宇宙軍基地ー主人公さんは5000人の兵士を率いるために義勇軍大佐になった。
少尉から一気に大佐扱い。
フォーク中尉が良い人だし、副官からは嫌われすぎて辛いけど、白兵戦の訓練を初めて着実に陸戦で使えるスキルを身に付けつつある。
 ー
「ほんと、フォーク中尉は凄いな。学校では運動部のキャプテンや生徒会長なんかやってたんじゃないのか?」
「やってました」

 それが当然のことであるように、フォーク旅団長補佐は答えた。詳しく話を聞くと、小学校でも中学校でもベースボール部のキャプテンと生徒会長を務め、六歳で入った市少年団では入団二年目からずっと班長をしていたという。成績はずっと学年トップ、ベースボールでは全国大会準々決勝まで行った強豪チームのレギュラー遊撃手だったそうだ。劣等感すら抱けないぐらい凄い。

「そんな人がいるんだな。漫画みたいだ」
「士官学校では珍しくないですよ。勉強だけの頭でっかちじゃ、授業について行けないですから」

 言い方を間違えれば嫌味になる謙遜も、彼の端正な顔と柔らかい表情をもってすれば、単なる事実の説明に聞こえるのだから、美男子というのは得だ。前の世界で頭でっかちの典型と批判されたフォーク旅団長補佐が、「頭でっかちでは駄目だ」と言ってるのも面白い。

 幹部候補生養成所で受けた士官教育は、知力・体力・リーダーシップのすべてに優れた人材の育成を目指すものだった。幹部候補生養成所と士官学校の教育には多少の違いがあるが、基本的には同じだ。士官学校の学力試験は国内最難関で知られ、体力審査や人物試験もかなり厳格なため、フォークのようなスーパーマンが集まるのも、自然な成り行きかも知れない。
(´・ω・`)フォーク准将、尉官、佐官としてやっていける能力はあったぽいけど、将官やっていくための能力+経験が足りてなかったんかのぅ・・・


第11話:聖戦エル・ファシル 宇宙暦791年11月20日〜792年3月2日 揚陸艦ワスカラン一八号〜惑星エル・ファシルー銀河帝国側の指揮官は、ミヒャエル・ジギスムント・フォン・カイザーリング宇宙軍中将閣下だった。
この人、原作でサイオキシン麻薬が大流行する艦隊を指揮していて、それで大損害を被った人だったが、エル・ファシルに押し寄せた膨大な同盟軍兵士の攻勢に敗北し、部下と一緒に自爆してここで死亡していた

「皇帝陛下 神聖にして侵すべからざる我らが主君
 皇帝陛下 万人が敬愛を捧げる我らが主君
 鋼の如き意思の力 宇宙に満ち満ちる威光
 万世に誉れ高き御方」

 朗々たる声、荘厳な旋律、晴れ晴れとした表情。そのすべてが美しかった。憎むべきゴールデンバウムの末裔を称える歌だというのに、涙がこみ上げてくる。

「讃えよ 偉大なる皇帝陛下の御名を
 偉大なる千年帝国の主
 祖先より受け継ぐ貴き血
 帝国よ 永遠なれ
 我等が誇り 銀河帝国」

 歌詞はどうでも良かった。心を一つにして歌う彼らの姿が胸を打つ。こんな歌で泣くのはまずいと思い、必死に涙をこらえた。

「ジーク・カイザー! ジーク・ライヒ!」

 全員が万歳を叫んだ瞬間、スクリーンの中が閃光でいっぱいになった。同時に大きな爆音が辺り一帯に轟き、政庁庁舎は炎に包まれた。自爆を遂げたのである。

 もはや涙をこらえることはできなかった。爆炎の中に消えていった闘将と、マル・アデッタで散ったアレクサンドル・ビュコックの姿が重なった。殉じた信念は正反対だが、信念に殉じる姿勢においては同じ世界の住人である。俺のような小物には、決して辿りつけない世界だ
(´・ω・`)サイオキシン麻薬の事件で、艦隊壊滅させる前のカイザーリンク中将だ。
なんて懐かしい外伝キャラクター


第12話:賑やかな春、静かな夏、じゃがいもの秋 宇宙暦792年4月〜11月 ハイネセンポリス〜宇宙母艦フィン・マックールーー同盟軍が勝利して領土を奪還し、主人公は出世して同盟軍中尉になった。
主人公はエリート街道を走れる立場だったが、自ら拒否して裏方に徹し、最強の敵ドーソン准将に細かいレポートを提出して日々を過ごしている。

そして、ユリアンの伝記に書かれたことを、フォーク注意に質問しまくったら・・・なんと、ヤンがやった作戦は既に同盟軍が何度もやった作戦の1つだった。
ユリアンの伝記には、肝心のことが全く書かれてないことが判明する。
それはつまり同盟軍の機密資料。
同盟消失して消えてしまった資料がないから、ユリアンの伝記はかなりいい加減な内容だった。
 ー
 
難攻不落の要塞を力攻めするなど、愚行としか思えない。回廊の出口を確保して、専守防衛すれば、それで十分ではないのか?

「エリヤ、それは違うぞ」

 最近ファーストネームで呼び合う仲になった二歳下のアンドリュー・フォーク宇宙軍大尉は、やんわりと否定する。俺はパンケーキを切る手を止めた。

「何が違う?」
「一個地上軍、正規艦隊から分派された二個分艦隊が四か月交代で国境に駐屯している。一方、帝国は要塞に一万五〇〇〇隻の艦隊を常駐させて、しきりに進入させてくる。数の上でも、兵站の上でも敵が有利だ。七八六年から去年までの五年間で、同盟軍は二回しか会戦で負けなかった。しかし、会戦が終わってこちらの宇宙艦隊主力が帰った後に、要塞駐留艦隊が回廊から出てきて、国境駐屯部隊をじりじりと削っていった。その結果、エルゴンまで押し込まれてしまったんだ。要塞という出撃拠点がある限り、エル・ファシルの悲劇は何度でも起きる」
「辺境に正規艦隊を常駐させればいい」
「基地はどうする? 一個艦隊を恒久的に駐留させられるような基地を作って維持するのに、いくら予算がかかると思う? 二〇個戦艦戦隊、二〇個巡航艦戦隊、二〇個母艦戦隊及び空戦団、二〇個駆逐艦戦隊、八個陸戦師団、作戦支援部隊、後方支援部隊の基地が必要だ」
「既存の基地を使うわけにはいかないのか?」
「あの方面で一番大きいのはシャンプール宇宙軍基地だ。それでも二個分艦隊が精一杯。しかも国境から遠すぎる」
「複数の基地に分散して駐留するなんてどうだ?」
「星系警備隊の基地には、別の部隊を受け入れるような余裕はないぞ」

 アンドリューは丁寧に反論を加えていく。声の調子がいつもより柔らかいせいか、完璧に論破されたにも関わらず、心地良さすら覚える。きつい印象を与えないように配慮してくれているのだろう。

「じゃあ、やはりイゼルローン要塞を攻略するしかないのか」
「そういうことになるな」
「でも、正攻法はまずいんじゃないか? 策略で落とす方法だってあるはずだ。陸戦隊を要塞内に送り込んで奇襲するとか」
「送り込む方法は?」
「同盟軍に追われてるふりをして、帝国軍に助けを請うなんてどうだ? 帝国軍人に偽装した陸戦隊を帝国軍から鹵獲した艦に乗せて、実際に同盟軍に追撃させる。追撃部隊は駐留艦隊を要塞から誘き出す囮も兼ねるんだ。そして、陸戦隊は逃げこむふりをして要塞に入り込み、要塞司令官を人質に取って、駐留艦隊がいない要塞を乗っ取る。侵入する陸戦隊は、薔薇の騎士連隊(ローゼンリッター)がいいんじゃないかな。特殊訓練を受けた亡命者だから、帝国軍人らしい演技もお手のものだ」

 前の世界でヤン・ウェンリーが実行したイゼルローン要塞無血占領作戦を、そっくりそのまま述べた。人類史上でも五本の指に入る用兵家が立てた作戦だ。百に一つも間違いは無い。

「過去にそういった作戦は数えきれないほど立てられて、何度かは実施されて、ことごとく失敗した。エリヤの言う通りに薔薇の騎士連隊を起用した時は、連隊長が要塞に入った瞬間に裏切った。一五年前のドルフライン連隊長の逆亡命だよ。真相は公開されなかったけどな」
(´・ω・`)つまり、原作は難しい事を省きまくって、簡略化しまくった作品という事なのだ。

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