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11国目 精霊さん達による精霊さんのための国なのです 
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自主独立とは?  自立して物事を自分の力で進めていく事なのです。

精霊とは? 善良な人間の成れの果てなのです。








散歩、散歩、楽しい楽しい散歩。
今日のお空は真っ青。
太陽の光を遮るものはなく、光の精霊さん達が他の精霊を担いでワッショイワッショイ踊り(空に放り投げるだけ)をやっていて良い天気なのです。

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   ̄     ☚顔
【ワッショイ!ワッショイ!太陽さんが元気だ!ワッショイ!】
【他の精霊も一緒にワッショイ!ワッショイ!】
【エルフもいるぞ!ワッショイ!ワッショイ!……重くて運べない、ワッショイ!】

今、私と師匠が手を繋いで歩いている場所は、広大な砂漠地帯ですけどヘッチャラですよ。
砂漠地帯は昼は暑く、夜は寒い寒い場所なので、夜になったら師匠の身体に抱きついてゆっくりお休みの日々を過ごしていました。
いやぁー、これ新婚旅行と解釈してもいいですかねぇ?って思いながら、砂だらけの道なき道を歩き続けていると、恐ろしい量の光の精霊さん達が、前方にいました。
ここは光龍王が保有する天国か!と思えるほどに、砂漠の一面が光の精霊さん(黄色い人魂)だらけなのです。
それぞれが緑色の葉っぱを被っていて、お洒落で可愛いです。
ちょっと話しかけてみましょうかね?
光の精霊さん、今日はたくさん集まっていて凄いですね。


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   ̄     ☚顔×1000万

【こんなところにエルフがいるぞぉー】
【そんなに正の感情を大量に出しても、俺達はもう従わないぞぉー】
【神様とエルフから独立して生きる事を決めたんだよーわかれよー】
【エルフはここから出て行けー】

……光の精霊さん達がグレた。でも、小さくて丸いから可愛いのです。
でも、どうしてなのです?
光の精霊さんは、私達と友達じゃないんですか?

【俺達は独立して生きる事を決めたんだよー】
【精霊の国を作ったんだぁー】
【エルフ娘だ!撫でて!撫でて!撫でて!】
【裏切り者が出たぞぉー】

精霊さんも国を作ったりするのですね。
この砂漠は、あなた達の国という事なのですか?
無断で散歩してお申し訳ないのです。

【太陽さんがとても輝く所が、俺達の国なんだぁー】
【エルフは正の感情を大量に出すからずっと居てくれてもいいぞぉー】
【撫でて!撫でて!撫でて!】【ずっとここに居ていいよーわかるんだねー】
【裏切り者が大量に出たぞぉー】

どうやら私達はとても歓迎されているみたいなのです。
今までのやり取りを見た師匠は笑うのを堪えて苦しそうでした。
砂漠を散歩する事を許されたので、私と師匠は手を繋いで精霊さんの国を歩きます。
精霊さんがたくさんいるおかげで、身体の中がエネルギーで満ちて楽しいのです。
砂漠だらけの殺風景な散歩旅が、観光に変わりました。
10分ほど歩くと、光の精霊さん達が二つの陣営に別れて、相手の陣営に向けて、それぞれビームを乱射している光景を見かけました。
おかげで砂漠のあちこちの砂が蒸発して穴だらけなのです。
私はビームが当たっても、光の精霊さんの加護があるから無傷ですけど、師匠は飛んできたビーム一つ一つを、風の刃で切断して防御して笑ってました。

( ・∀・)∩ビ━━━━━━ム
( ・∀・)∩ビ━━━━━━ム
( ・∀・)∩ビ━━━━━━ム
(☆`・ω・´)⊃ィィ夢ミロョビーム!・・━━☆   
(・_☆)・‥…━━━★
クラエ (σ´з`)σ━━━……・・・ ( ̄Д ̄||) トドイテネェヨ
( ・∀・)∩ビ━━━━━━ム  

【ビーム!】【ビーム!】【今日は負けないぞぉー】
【ビーム!】【ビーム!】【ビームが当たったら、陣地の外に退場しろよーわかれよー】

ビームに当たった精霊さん達は、陣地の外へと移動し、そこで仲間を応援していて賑やかなのです。
どうやらこのビーム乱射は、人間でいう所の雪投げみたいなものらしいですね。
仲が良くて素敵です。
精霊さん達の丸い人魂ボディを見ていると癒されるのです。

【ファイエル!】【一斉集中砲火!】
【突撃して分断して各個撃破!】【半包囲したまま押し込めー】
【惑星英雄伝説!】【面白いよね、あの小説ー】

……一部の精霊さん達は妙に戦術を行使して、緻密な戦いをやってました。
きっと、生前は軍人さんだったんだと思います。
皆、仲良さそうで羨ましいです。
こんな風に人間達も仲良く遊ぶ事ができたら、世界から争いはなくなると思うんですよね。

ポヨンっ。

ん?人間サイズの大きな人魂が目の前に居ました。
超ビックサイズの精霊なのです。
精霊ってここまで育つんですかね?
ゆっくり待っていると巨大な精霊さんは口をパクパク開いて

【吾輩は精霊王なりー、エルフはさっさと出て行けー。
さもないとビームを撃つぞー】


 ̄   ̄
   ̄     ☚顔

緊張感のない声で私に警告しました。
殺意の欠片も篭ってない声だったので逆に癒されます。
あなたがこの国の王様なのですか?

【そうだー、吾輩は光の精霊王なりー。
わかったら出て行けー】

なぜ、私がここに居ちゃ駄目なのですか?

【ここは独立国なのだぁー。
無断で入ったら、許さないのだー】

なら入国許可が欲しいのです。

【ここは精霊による精霊のための国ー、駄目なのだー。
1時間以内に立ち去らないとビームを撃つぞー】

どうやらここに居ては駄目らしいのです。
師匠の方を見ると、師匠は私と精霊王とのやり取りを聞いて、笑いを堪えるので必死でした。
精霊王さんの口調に緊張感が全くないのが原因なのですよ。
友好的ではない精霊なんて初めて見ましたけど、私達に出て行って欲しいようですし、言われた通りに出て行くのですー。
そう思って精霊達が居ない方向へと歩くと、大勢の光の精霊さん達が寄ってきました。

【いいよ!いいよ!エルフとゆっくりしたいからここにいて良いよ!】
【わかるんだねーこのエルフは良いエルフなんだよー】
【太陽が日差しが強い場所を勝手に領有宣言しているだけだから、気にしないでいいんだよー】

精霊さんはとても甘えん坊なのです。
私から大量に出る正の感情が大好きなのか、とても親切にしてくれます。
精霊王さんは私と精霊達とのやり取りを見て、人魂ボディをプルプル震わせて……えと、怒っているのですか?

【裏切り者ー!
エルフに媚びる精霊は追放するー!】

【【【【【【【そんなー】】】】】】】】

精霊王さんが精霊達を叱って、追放宣言しちゃいました。
なぜ、喧嘩するのですか?
訳がわからないのです。
抱きしめて撫で撫でしてあげるから、お姉さんが相談に乗ってあげてもいいですよ?

【【【【【【【撫で撫でしてくれるの?】】】】】】】】

精霊さん達がこっちを見て、抱きついて来ました。
さっきの発言は精霊王さんに言ったのです。
でも、撫で撫でしてあげますよ。
たくさんいるから、1匹1匹順番なのです。

【【【【【【【やったー】】】】】】】】

1匹1匹頭を撫で……いや、人魂が全身が頭みたいなものですけど、手で撫でるとプルプル精霊さんが震えて喜んでくれるからこっちも嬉しい気分になります。
そんなに気持ちいいんですかね?
師匠の方には精霊さんが1匹も寄ってこないのに、私の方に数百匹も精霊さんが寄ってくるのです。
どうして師匠の方には行かないのですか?

【【【【【【【風の精霊臭いエルフはやだー】】】】】】】】

……匂いで好き嫌いを決めているのですか、あなた達。
それ以前に、どこに鼻があるのです。

 ̄   ̄
   ̄     ☚顔

口と目しかないじゃないです。
精霊さんはツッコミ所満載です。
でも、可愛いから撫でてあげます。いつもお世話になっていますからこれくらいの事はお安い御用なのです。
精霊王さんもどうですか?
抱きしめて撫でてあげるのですよ?

【わ、吾輩は誘惑に負けないー。
吾輩は世界最強の精霊王ーエルフに媚びぬ、退かぬ、省みぬー】

そうですか。
残念なのです。
なら、この子達を撫で撫でしながら砂漠を横断させてもらうのですよ。
光の精霊さん達集まれー、歩きながら撫で撫でしてあげるのですー。
私がそう心の中で叫んだら、砂漠中の精霊さん達が集まってきました。

【【【【【【【やったーエルフ娘だぁー】】】】】】】】

その数は砂漠を埋め尽くすほどの大群なのです。
さすがに全員を撫でる事はできませんが、可能な限り撫で撫でしますよ。
精霊王さんは私の事が嫌いみたいですし、さよならなのですー。

【こ、媚びぬ、し、退かぬ、か、省みぬ。
わ、吾輩は、え、エルフなぞに媚びぬー】

その精霊王さんの様子は、必死に何かに耐えているようでした。
私が幸せ一杯になって、ニパァーという笑顔とともに大量の正の感情を生産しているから、きっとそれで頭がクラクラしているんだと思います。















光の精霊さん達を1匹1匹撫で撫で。
いつもいつも私に力を貸してくれてありがとうなのですー。
おかげで毎日、太陽を浴びるだけで元気です。
身体に力が沸いてきて最高なのですよー。

【わかるんだよーエルフは素晴らしい種族なんだねー】
【撫でて!撫でて!撫でて!】

精霊さん達は可愛いですねー。
ほら、10km離れた先からこっちを見ている精霊王さん。
あなたもこの輪の中に加わりませんか?
それくらいの距離なら、私でも視認できるのですよ?
ここは障害物がほとんどない砂漠地帯。
こっそり覗き見している精霊王さんを見つけるのは容易いのです。

【え、エルフなどに媚びぬー。
わ、吾輩はエルフと神の支配からー、ど、独立するために頑張ったのだー】

精霊王さんはプルプル震えてました。
我慢は良くないのですよ?
あと、私の視力良すぎです。
10km先の精霊王さんの顔がしっかり見えるなんて、ツッコミどころ満載なのです。









砂漠を歩いている間に、太陽が地平線の彼方へと沈む時間がやってきました。
光の精霊さん達は次々と太陽さんを追いかけて、私にさよならーを告げてきます。

【さよならー】【とてもゆっくりできたんだよーわかるねー】
【また明日ー】【太陽さん待ってー!】

ほとんどの精霊が砂漠から去った後、精霊王さんが1匹残されました。
精霊王さんが周りにある月の光をほとんど集めてしまうせいで、他の光の精霊さんがここに居る事ができないのです。
精霊王さん、私に何か用なのですか?
私はこれから師匠に抱きついておやすみーの時間なのです。
あなたが居ると、他の光の精霊さん達がここに居る事が出来ないから、私が困るのですよ。

【わ、吾輩は、せ、精霊王ー。
く、屈しないのだー】

精霊王さんは全身をプルプル震わせています。







あと、師匠が口を抑えて大笑いしてました。
失礼なのです。


あとがき


●光の精霊さん達の国だぁー
太陽を追いかけて、あちこち移動して、適当にそこで国家樹立宣言やって遊んでるだけ

【】

●神様やエルフの命令は二度と聞かないぞー

●そんなに大量の正の感情を出してもダメだぞー

●光の精霊さん達のほとんどが、撫ででなでてっていいながらヴィクトリアの周りによってくる。

【裏切り者めぇー!
エルフに擦り寄る貴様らは二度と同胞だとは思わん!】

●自称精霊王さん。ヴィクトリアの誘惑に耐えられずに、後をついてくる。

【待ってー!吾輩も撫で撫でしてー!
すいませんでしたー!
撫でて!撫でて!】

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