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諸君、私は黒猫ちゃんが大好きだ。
腹から触手が生えていて、ウジが湧いていたりしているところがキュート。
きっと、幸運の神の使徒だから強いはず。
そう思った私は、ペットになってくれた当日から、ダンジョンに突撃しようとしたら

「にゃっー!武器もなしにダンジョンに潜るのは嫌にゃっー!」

武器が必要らしい。
カタツムリは装備品がほとんど装備できないから、こういう視点が抜けていて迷惑をかけてしまった。
お詫びにわしゃしゃ撫でてみようと思う。ぬちゃぬちゃ

「にゃぁっー!ご主人様の白い体液がつくにゃっー!」

スキンシップしても嫌がられる。何故だろう。
こんなにもキュートな殻を持つ生物なんて他にいないのに、価値観が可笑しい。

 

 

 


第5話 ダルフィは自由と平等の町(笑)

 

 

 


装備品を買いに、私は犯罪者の街ダルフィへと向かった。
ティラノ君が、私と黒猫ちゃんを乗せて、道もない草原を走る。
10Mの巨体は、遭遇する全てのモンスターをミンチにし、山賊団を人肉にしてくれて頼りになる。
とっても安全な旅程だった。

「おかしいにゃっー!こんなに殺しているのに可笑しいにゃっー!」

黒猫ちゃんが可笑しい事を言ってくる。
モンスターと、身分が低い人間には生きる価値がないのは当然なのに可笑しい。
私は山賊達の人肉をむしゃーむしゃー食べながら、そう思った。
さっきから、人肉を餌にあげても食べてくれなくて困る。
道端におちている山菜やアピの実くらいしか食べてくれない。
黒猫ちゃんの栄養バランスが偏りそうだ。

そう思いながら、道を進み、途中にあるダンジョンや塔を無視すると、ダルフィの町が見えてきた。
ボロ小屋が数多く並び、町全体が汚れている。
清掃員がいない素敵な街の証だ。
ボロボロ=清掃員がいない。これだけで私は安心できる。

「にゃっー!街の近くで骨がたくさんあるにゃっー!可笑しいにゃっー!」

黒猫ちゃんの価値観が異常すぎて、私は今後の事が少し心配になった。
ここは犯罪者を取り締まる者がいない町ダルフィ。
つまり、それだけ犯罪が横行し、殺してはいけない人間を殺傷する軽犯罪をやらかす輩なんて、そこら中にいるのだ。
でも、私はこの街が好きだ。
この街のブラックマーケットは、盗品だから財布に優しい。
核兵器すら販売され、お金さえあれば、何でも買うことができる。
・・・・・・億万長者になりたい。

 

 

 


私はティラノ君に騎乗したまま町に入った。
さすがに恐竜に乗った私達を襲う馬鹿はそうはいないだろう。
ティラノ君が近くにいる乞食達を食べてむしゃーむしゃーしてたりするが、特に問題はない。

「にゃっー!人間を食べているにゃっー!ご主人様は早くとめるニャッー!」

人肉ほど入手しやすい食材はないのに、何を言ってるのだろう。
でも、可愛いから許す。頭をなでなでした。ぬちゃぬちゃ

「た、体液がついたにゃっー!もういやにゃっー!」

私は黒猫ちゃんの頭を撫でながら道を進んだ。
私達に欲情した娼婦達がやってきたりするが、私はノーマルだ。
殻がキュートなカタツムリ以外は抱かない主義なのだ。
人間なんて美味しそうな食材にしか見えない。

「お、可笑しいにゃっ・・・!皆、道端でエッチなことをしているにゃっ・・・!」

道端で性行為をやっている人間達を黒猫ちゃんは見たようだ。
確かに、この町の常識は珍しい。
でも、こんな場所に人間が大量に生息しているのは、この繁殖行動の活発さのおかげだと私は思っている。
餌が増えてありがたい。
人肉をむしゃーむしゃーとオヤツ代わりに食べながら、目的の場所へとつく。
大勢の奴隷達が売り買いされ、盗品が並ぶブラックマーケットだ。

「にゃっー!可笑しいにゃっー!奴隷は犯罪にゃっー!」

本当に黒猫ちゃんには常識がなくて困る。
人間の奴隷なんて常識だ。エレアとか、イェルスとか人種の違いとかあるようだが、そこらへんは特に興味ない。
死ねば全員同じ人肉で食材だ。
私は黒猫ちゃんの叫びを聞きながら、大量のパンティーが並んでいる店の前に移動する。
こう見えても視力は10もあるのだ。
少し見るだけで、どのパンティーが素晴らしい攻撃力を秘めているかわかる。
このピンク色のフリルのついたパンティーは素晴らしい。
飛び道具として上等な攻撃力だ。しかも、錆びない・燃えない素材で作られている。
私はすぐに店主と交渉して、このパンティーを購入し、黒猫ちゃんに渡す。

「にゃっ?こ、これを履くのにゃっ?」

可笑しい。パンティーは履く物じゃない。
投げて相手を殺傷する投擲武器だ。
全く、本当に常識がないから困った困った。ぬちゃぬちゃ

「この世界の方が可笑しいにゃっー!日本に帰りたいにゃっー!女神様の裸写真を売ったのは謝るから返して欲しいにゃっー!」

 

 

 

 

 

あとがき


(´・ω・`)パルメが遺伝子合成複合機持っている設定だから、人型にできないorz

(´・ω・`)あと、ElonaPlusが凄い。AIとか凄い。前よりも便利になってた。
(´・ω・`)一週間に一回しかプレーしないという制限つけなかったら、人生終わるほどに凄い。短
いプレーで楽しむために、資金膨大、プラチナ膨大、ちいさなメダル膨大になるように設定して、週に一回のプレーを楽しむ制限プレーして楽しんでる。

 


 

 


 

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