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アドルフ・ラインハルト【悲劇の男/良い仲間達に巡り会えた/電気うなぎ】

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4 2014/12/4 テラフォーマーズ
アドルフの嫁「どうして夫の職場から給料を貰えないのっ!?これじゃ生活できないでしょっ!?」 浮気したお前のせいだろバーカ【10話】
ミラー

http://dic.nicovideo.jp/a/アドルフ・ラインハルト
概要
出身国:ドイツ
年齢:27歳
身長/体重:180cm/88kg
誕生日:12月25日
血液型:O
特技:料理全般
マーズ・ランキング:2位

 

第2部「アネックス1号編」(単行本2巻以降)から登場するキャラクター。
アネックス1号に6名いる幹部乗組員(オフィサー)の一人であり、アネックス計画第5班(ドイツ・南米班)のリーダー。既婚者であり、愛妻家。マーズ・ランキングは2位で、5巻までで判明している中では最も上位のランカーである。
金髪のイケメンだが、普段は襟を高く立てたコートで口元を隠しており、表情をあまり伺うことは出来ない。

 

感情をあまり表に出さず、部下たちに対しても「名前を覚える気などない」ときつい口調で当たる。だが、それは「危険な任務の中で、部下たちに情を移すと辛くなってしまう」という想いゆえの言動であり、実際には部下の名前やプロフィールは全員分を余すところなく把握しているなど、幹部の中でも屈指のツンデレにしてスーパーいい人。そんな彼の本心を班員たちもちゃんとわかっており、第5班は他の班に比べても非常にアットホームな雰囲気で、強い絆を持っていたことが伺える。

 

来歴

 

彼の人生は悲劇の連続である。

 

両親をバグズ手術の実験により失った後、自身もドイツ軍の実験台となり、8歳にしてモザイク・オーガン手術を受ける。当時M.O手術は開発の初期段階であり、実験の中で何度も重度の火傷を負う。彼の体には今でもこの頃の実験による火傷の跡や傷が痛々しく残っており、襟で顔を覆っているのもこの傷を隠すためである。

 

延々と実験動物扱いを繰り返され、人生に絶望していた彼を救ったのは、高校時代に出会った後に妻となる女性だった。醜い傷が残る顔を「イケメン」と言ってくれ、愛情を持って接してくれる彼女によって、アドルフは初めて人間らしい感情を取り戻す。

「惚れた弱み」などという 生易しいものではない
あいつはオレを 人間にしてくれた

 

ところが最愛の妻は、他の男と不倫をしていた。
 産まれてきた子供にモザイク・オーガンどころか自分のDNAすら遺伝していなかったことでその裏切りに気付いたアドルフだが、やっと手に入れた人間らしい居場所を失うことを恐れ、彼女を追求できず懊悩する。

 

自暴自棄のままアネックス計画に参加した彼は、苛立ちをぶつけるように次々とゴキブリどもを倒していくが、やがて力尽き、一時は絶望の中で死を覚悟する。だが、非戦闘員でありながら必死で自分を助けようとする部下たちの姿を見て奮起。安全装置を解除し、圧倒的な力でゴキブリを殲滅。一時は敵幹部ゴキブリにも致命傷を与えた。

 

………悔しい……
悔しいよなぁ… お前ら……
待ってろ…ッ 今助ける…!!

 

道(そこ)を…… 退け!!

 

しかし、ゴキブリどもは彼の全力の攻撃を受けてもなお生き残ってしまう。最後まで必死で部下を護り続けたアドルフだが、敵の投石によって頭を吹き飛ばされ、ついに絶命。だがその瞬間、彼自身も知らない間に埋め込まれていた体内の爆破装置が作動。最期はゴキブリどもを自爆により道連れにしつつ、部下とともに散った。

 

私たち――
 血よりも固い絆で結ばれた家族です(エヴァ・フロスト)

 

徹底的に裏切られ、利用され続けた彼の人生だが、最後の最後でようやく本当の「人間らしい居場所」を見つけられたのかもしれない。ドイツのオフィサーに、犬死にだけは決してなかった。


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