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進撃の巨人 クリスタ・レンズ【美少女/孤児院で孤児の世話をしている】 |
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15 | 2015 10/5 |
●クリスタ●サシャ 【進撃の巨人】 「スイカを咥えたサシャちゃん可愛い」 1話ネタ |
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クリスタ・レンズ / ヒストリア・レイス (Krista Lenz)
声 -
三上枝織
金髪で小柄な体格の美少女。15歳。身長145cm。体重42kg。誕生日は1月15日。第104期訓練兵団を10番で卒業。トロスト区奪還戦では41班に所属。ウォール・シーナ出身。
穏和で謙虚ながらも意思や行動力はしっかりしており、戦闘前に緊張して嘔吐する仲間(アニメ版ではダズ)を介抱したり、腹を減らして倒れたサシャに食べ物を分け与えるなど、誰に対しても優しく接する面倒見のいい人物。第57回壁外調査では、紫の煙弾を確認した後真っ先にその元に駆け付けた。何事にも献身的に尽くす姿勢は仲間からの信頼も高く、その人柄と可憐な容姿から、「神様」「女神」「結婚したい」などと評され、彼女を示す特徴の一つとして「かわいい」と付け加えられるほど。ただしユミルとエレンはそうした物腰に不自然な印象を持ち続けていた。トロスト区奪還戦後には、巨人と戦うことを恐れつつも調査兵団に入団。
訓練兵団入団初日、腹を減らして倒れたサシャに食べ物を分け与えようとしたところを、ユミルに目撃される。その時にユミルに目をつけられて以来、行動をよく共にするようになる。
実は「クリスタ・レンズ」は偽名であり、本名は「ヒストリア・レイス」。壁内社会を裏から統べるレイス家の中でも妾腹の隠し子として生まれたことで、極めて複雑な家庭環境と政治的に難のあるポジションに置かれており、母親からも祖父母からも土地の人々からも疎まれて育った。特に母親とは一度も会話をしたことがなかったが、あるとき愛情を求めて母親に抱きついたところ、母親はヒストリアを突き飛ばしたあと「こいつを殺す勇気が私にあれば」と憎悪の念を向けて去っていき、次の日には家から蒸発した。この事件を機にヒストリアは自分が「いらない子」であることを自覚し、これが後述の自己否定意識と承認欲求につながる。回想には「動物だけが友達だった」とあり、1日のほとんどを牧場仕事に費やしていた。これが馬に好かれる理由になっていると考えられる。
数年後、ウォールマリア陥落の際に初めて実父であるロッド・レイスと出会う。久しぶりに見る母の姿もあり、「三人で一緒に暮らそう」という父についていったところ、黒服の男達に取り囲まれる(後に中央憲兵であったと判明)。母親は取り乱し、自分はヒストリアと無関係であると主張して命乞いをするが、ヒゲの男(のちにケニー・アッカーマンと判明)にヒストリアの目の前で首を切り裂かれる。彼女の最期の言葉はヒストリアへの怨嗟に満ちており、ヒストリアの精神に大きな陰を落とした。男はヒストリアに向き直り母親同様に切り裂こうとするが、すんでのところでロッド・レイスの「名を変えて遠く離れた地で慎ましく生きるのなら生かしてはどうか」という提案のもとクリスタ・レンズに改名させられ、シーナの外へと放逐されて、2年間の開拓地生活を経て訓練兵団に入った。
そうした境遇から、己の存在に対して否定的になってしまい、その内側に自己破壊衝動と承認欲求を抱えていた。しかし、似た境遇にあったユミルにはそうした境地をすべて見抜かれており、訓練兵時代の雪山の訓練で同班のダズが倒れた際には、彼を助けようとしたという名目を作って自死しようと考えていたところを、意図に勘付いたユミルに止められる。後にダズはユミルによって救出され、この時「(ユミルが)正体を明かしたら、元の名前を名乗って生きる」という約束をする。
ウトガルド城跡での戦闘後には、自らの正体を明かし仲間のために命を懸けて戦ったユミルの奮闘に応え、初めて本名を明かした。以後、それまでの否定的な自分を乗り越え、連れ去られたユミルを追うため自らの意思でエレン奪還の任務に参加する。
目的地の巨大樹の森で巨人化したユミルと再会するが、ライナー達と結託した彼女にそのまま拉致される。後にコニーの指摘によりそれが自分を助けるための行動だと理解すると、その友情に報いて「これからは自分たちのために生きる」ことを決意。ユミルやコニーとともに果敢に巨人達と交戦する。しかし、ユミルに突然の別れを告げられる。
自分にとって唯一の理解者であるユミルが離れ去った失意とわだかまりは、以前の自分が封じ続けていた「私心」を強く湧き立たせると同時に「クリスタ」としての優しい人柄を維持する意味を崩壊させ、「生きるために与えられた役」としての自己欺瞞だったと認識するに至る。しかしユミルの真意を測りかねる不安から、彼女を取り戻すことにも確たる救いを見出せず、内面を再構築できぬ自分の空虚さに苦悩を深めていく。
生還後はリヴァイ班に編入され、身柄確保を狙う中央憲兵たちの追跡から逃れる日々を送る。このとき、夢の中で幼い頃自分を唯一愛してくれた異母姉のフリーダの存在を思い出す(記憶はフリーダ自身の手で封じられていた)が、起床と同時に忘れてしまう。このときエレンとの会話で今の自分を卑下するが、エレンからは逆に前より好印象であると言われて混乱する。そうこうしているうちに、リヴァイからレイス家の真実とフリッツ王朝打倒後の王位継承者であることを告げられ驚愕。一度は断るも逆らえずに承諾したが、半ば自失した心境のままロッドへの接触を得る囮としてエレンと共に送り込まれる。
再会した父ロッドに怒りの目を向けるも、涙ながらの謝罪と抱擁を受けて絆されてしまう。その後は父の言葉を信じて、混乱するエレンに呼びかけ落ち着かせようとするも、ロッドによる能力発動の儀式を経てフリーダのことを思い出し、さらに愛する姉がエレンの父親によって食い殺されていたことを知って激昂する。そのあとロッドから巨人化してエレンを食べるよう迫られ、さらに自分の存在に絶望したエレンの「俺を食え」と懇願する姿に幼少期の自分を重ね、涙ながらに承諾するが、すんでのところでフリーダとユミルの記憶を思い出して思いとどまり、エレンと共に生き延びる道を選ぶ。
レイス家領地から脱出後、超大型をさらに超える大型巨人と化した父ロッドを、エレン巨人との共闘の末自らの手で仕留め、その一部始終を見ていた民衆の前で自分が真の王であることを宣言した。そして戴冠式を経て正式な女王となったあと、リーブス会長の言葉通りリヴァイの肩を殴った。
女王即位後は貧窮者救済と孤児救済のための施設を作ることを提案し、リヴァイの後押しを受けてそれを成功させた。現在は孤児院で子供の世話をしており、ジャンからは「孤児院の院長の方が板についてきてる」と言われた。壁内最高位の身分にもかかわらず、慎ましく健気な様子に、民衆からは「牛飼いの女神様」と親しみを込めて呼ばれている。
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