銀河英雄伝説欄にゆっくり戻るよ!
銀河英雄伝説
オットー・フォン・ブラウンシュヴァイク【無能公爵/忠臣や有能な連中を使いこなせずに敗北】

カウンター日別表示



65  2015/1/17 ブラウンシュヴァイク「どうだ!金髪の小僧!私の踏み台キャラっぷりは凄いだろう!自殺する事すら拒否して部下に毒殺されたんだぞ!」 ミラー
29 アンスバッハが本気でラインハルト殺す気満々で準備したら→ブラウンシュバイク公の遺体ごとラインハルト全滅☆ ミラー (´・ω・`)自爆特攻なら、勝てる気がするんだ。

http://dic.nicovideo.jp/a/オットー・フォン・ブラウンシュヴァイク

評価

選民意識が服を着て歩いていると評されるがごとく傲慢かつ狭量な人物。無能な人物には容赦がない銀河英雄伝説でもその描写と結末は凄惨であり、読者人気も当然ながら良くない。加えて、彼が率いた門閥貴族連合は兵士への虐待・領民の虐殺・無能・反動と言った作中でも屈指の、ある意味地球教以上のブラック勢力であり、帝国内の公式文章では「賊軍」と称されているように当時からローエングラム王朝成立以後の歴史観に至るまで評価は芳しくないことがうかがえる。

ただし、機を見てフリードリヒ4世を擁立した点(もっとも、年齢的にオットーの前の当主が主導した可能性もあるが)や政敵の追い落とし、寄り合い所帯ながら不平貴族の糾合には成功しており貴族としてはそれなりの能力があったと思わせる事跡も存在する。これらを受けてか、家臣でありのちにラインハルトの部下となるシュトライト准将は「決して暗愚ではない」と評している。

時代的背景として、戦乱が始まるまでは決して当時の貴族たちの平均的思考・倫理観を脱する訳ではない点には留意する必要があるだろう。脅迫されて軍事部門の責任者とされたメルカッツは「精神面の病気であり時代の被害者」「100年前ならあれで通じた」と憐れみをもって接していた節もある。この辺は他の悪役たちとも共通する真理と言えよう。

また、救いとは言い難いものの、ヴェスターラントの虐殺を政略上の理由で止めなかったラインハルトを憎み弑逆を図った当地の出身者は「ブラウンシュヴァイク公は無残な敗北によりその罪を贖ったのに、ラインハルトは償うどころか虐殺を忘れた大衆に持てはやされている」と心情を吐露しており、キルヒアイス殺害も含め、少なからずその死がラインハルトの権勢に陰りを与えたことも事実である。

銀河英雄伝説欄にゆっくり戻るよ!
ブログパーツ