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銀河英雄伝説 アンネローゼ【ラインハルトの姉/銀河英雄伝説は彼女が皇帝陛下に売られた事から始まった】 |
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96 | 2015/2/12 | 【銀河英雄伝説】フリードリヒ皇帝、良い人材に恵まれている件 | ミラー |
104 | 2015/2/23 | アンネローゼが皇帝の寵姫になったことがすべての始まり、つまり、奪う相手が全く違う人物だったら面白いことになりそう | ミラー |
http://dic.nicovideo.jp/a/フリードリヒ4世
国政には興味はないので、凡庸な人間だというのが定評。
しかし国の事情に対して全く見識がないかというと、そうは言い切れない所もある。
リヒテンラーデ公が、ラインハルトがその野望の高さからいずれ簒奪を企むであろうと皇帝に注意を促した時には、500年も続いたゴールデンバウム朝が滅びるのは不思議ではないとの見解を示し、以後もラインハルトを排除・処罰しようとはしなかった。
ゴールデンバウム朝が長きに渡る支配において腐敗と構造不良を起こしている点については、ラインハルトなど「反ゴールデンバウム朝」側の人間はそれをよく認識し、また権力を奪取した後の改革でそれを一掃しようとしていた。
これと共通した認識を、体制の側でトップに立つフリードリヒ4世も持っていたのは間違いないと言える。
ただし彼はこのような認識を持ちながらも、社会変革を実施して腐敗を改めようとはしなかった。
国政をリヒテンラーデ公らに任せたまま自身は遊んで暮らしたので、いくら正しい認識を持っていたとしてもそれが活かされていないという点で、凡庸という評価は概ね正しい。
また仮に彼が改革を遂行しようとしたとしても、そのためには門閥貴族の特権や社会的影響力を一掃することは避けられず、門閥貴族の権門たるブラウンシュバイク公やリッテンハイム候の反発は必死であるが、
彼らを排除する政治力及び政治的構想力はフリードリヒ4世は持ち合わせていなかっただろう。
これらの点を考慮すると、社会の根幹にある問題を見抜く目はそれなりに持っていたものの、本人にはそれを是正する意欲も積極性も構想力も持ち合わせておらず、ただ成すがままに生きるしか知らない人間であると言える。
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