魔法少女リリカルなのはにでてくるフェイト・テスタロッサ(30才)がルイズに召喚されます。時空管理局の裏の仕事のしすぎでやさぐれていたフェイトがその泥臭い経験をもとにハルゲニアを裏から支配し、フェイトが持ち込んだ銃と戦術でハルゲニアでの戦争が血と硝煙で泥臭くなるお話さん。地獄のような戦争での人間描写がうまいです。
●クロノが滅茶苦茶汚職した末に自殺。
●フェイトがヴァリエール家の養女になって頑張る話。
こんな泥臭い作品なのにすばらしいハッピーエンドという以外すぎる作品さんだよ。
第五話 --フェイトはルイズに召喚されて信用を勝ち取り、蒸留所を作って、トリスティンに新しい産業を作ろうとしていた。その過程でガリアの密偵とか殺しまくって、タバサの主と交渉したりと、裏の闘争をやりまくっている・--
第七話後編 --アルビオンでの内乱は、フェイトが塹壕を教えたせいで長期化した。ウェールズ達が最後の最後まで塹壕作りまくって、300人で1個師団を相手にしたりと激戦を繰り広げ、結果的に戦争に負けたがウェールズ王子が生き残っているのだ。--
第九話前編
--フェイトは異世界の地で、命令に従うだけの蟲ではなく人間になる事が出来た。ヴァリエール公爵という好きなお父様も出来て、トリスティンのために頑張り、戦争に勝利するための兵器や運用方法すら考えたのである。
現在のフェイトの目的は、ロマリアの邪魔をして、ガリアと手を組む事で、始祖の宗教的権威に組み込まれずに生きる事なのだ。
もしも、ロマリアに利用されたらエルフとの戦いでの最前線に出されちゃうので、それを阻止するためにガリアと手を組んでいる。 --
「私は、お姫様になりたかったのです。騎士に助けられ、その腕で抱かれる姫様に。でも、お姫様どころか、騎士にすらなれなかった。なったのは、ただの兵士でした。塹壕と藪の中を泥まみれになって這いずる蟲の様な兵士にしか」
最終話 --アルビオンの地は焦土と化し、トリスティンが名を、ガリアが実を取る事で終戦した。次の時代のために動力内臓の船が作りだされ、どの国も内政に国力を注ぎ込んでいる。
フェイトは魔法を一切使わずに、ここまでの事をやり遂げたのである。-
「新しい始祖になるつもりが無かったから、かも」
「なるほどねえ。そりゃそんな面倒誰も引き受けたくは無いわ」
「そういうこと」-
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